阿蘇 中岳・高岳
なかだけ(1507m)たかだけ(1592m)
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中岳の稜線上から中岳火口を見る 2018年11月 熊本県
世界最大級のカルデラの中に存在する中央火口群とその外輪山も含めて阿蘇山と呼んでいる。3年半程前から中岳の火山活動が活発になり入山規制が引かれていた。2年前には爆発的噴火が発生し近寄る事もできなかった。今年の2月末にやっと登山解禁となり、今回4・5年振りに中岳・高岳に登る事ができた。 登山口で係りの方から「火山ガスが発生しているので火口には立入らない事」と「登山の際にも火山ガスには充分注意するように」と声かけがあった

登山口(7:30)→南岳(9:00~05)→中岳(9:30~35)→高岳(10:00~20)→
高岳東峰(10:50~55)→高岳(11:20~12:00)→中岳(12:20)→南岳(12:45)
→砂千里(13:15)→中岳火口見物(13:40~55)→登山口(14:30)

活動距離:11.9km 標高差:454m 累計標高差上り/下り:611m/621m

 
ロープウェイ阿蘇山西駅の
無料駐車場に車を停めて出発
砂千里に続く遊歩道には
2年前の噴火で飛んできたと
思われる噴石が転がっていた

火山ガスがこちらの方に流れてきていたので最初はタオルで鼻と口を覆って歩いていたが、だんだん喉が痛くなってきたのでマスクを着用。後ろから来ていた子供連れの登山者は登山を諦めて引き返して行った
 
この火山弾は昔からこの砂千里に転がっていて風化が進んでいる 砂千里の中は火山ガスが溜り易いので風通しの良い小高い縁を歩く
 
この辺りにくると火山ガスも気にならなくなりマスクを外す
 
 
左端に祖母山、
中央に清栄山が見える
南外輪山の内側が南郷谷
 
稜線に出て右に、先ずは南岳に登ってみる
南岳山頂から火口を見おろす 右が活動を続ける第一火口、左が第二火口
同じく南岳山頂から左に根子岳と中央に祖母傾山系の山々を望む
 
南岳山頂標識だろうか?
木片だけが残っていた
中岳へ向かう稜線
北外輪山の向こうに九重連山がくっきりと見える
 
阿蘇山の主峰中岳山頂 上の黒い部分は2年前の
噴火の時の噴出物だろうか
 
数年前に運行停止した
ロープウェイ東駅
阿蘇山の最高峰高岳山頂
此処でコーヒータイム
 
世界最大級のカルデラが見て取れる
ぐるーっと北外輪山に囲まれた内側がカルデラでその中に人が住んでいるのは珍しい
 
高岳東峰に向かう 正面に巨大溶岩ドーム天狗の舞台が見えて来た
 
天狗の舞台の上からの展望
 
ロッククライミングで有名な鷲ヶ峰 高岳東峰
東側に祖母傾山系の山々の展望
眼下に先々週登った根子岳
 
天狗の舞台を巻くように下りて高岳本峰に戻る
高岳本峰に戻って記念撮影 雲の動きが面白い
此処でゆっくりランチタイムとする
 
楽しいランチタイムの後再び中岳へ
 
中岳山頂 中岳から南岳に伸びる稜線
中岳の稜線上に常に見える中岳火口群
数年振りに訪れた中岳と高岳はとても新鮮な感じがした
 
南岳の手前から砂千里に向けて下りて行く
 
ミルフィーユのように重なり合った地層がダイナミックに広がる
 
 
荒涼とした砂漠のような砂千里を歩く
 
午前中出来なかった火口見物が、午後から出来るようになったらしいので砂千里から遊歩道を歩いて火口に向かった。2年前の爆発的噴火で退避壕もロープウェイ火口西駅もダメージが大きくロープウェイは廃止される
 
エメラルドグリーンの火口湖の湯だまり
火口見物を終え遊歩道を歩いて阿蘇山西駅に下山する

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ミヤマキリシマの高岳・中岳  倶利伽羅谷から日ノ尾峠縦走


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