霧立越縦走
向坂山(1684m)白岩山(1620m)水吞の頭(1647m)扇山(1661m)
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扇山山頂  2018年10月 宮崎県
霧立越は、熊本県の馬見原から宮崎県の椎葉まで馬の背で物資を運んだ
「駄賃付け」の道で、向坂山から扇山にかけての尾根伝いを辿る古道。
道路が整備されていなかった昔は物資の運搬に欠かせなかった「駄賃付け」
馬見原から米や酒・醤油を運び、帰りに山の幸を運ぶ「駄賃」は運送料のこと

ゴボウ畑(9:05)→杉越(9:25)→向坂山(9:50~55)→杉越(10:15)→
水吞の頭(11:15)→昼食(11:50~12:20)→大岩展望台(12:50)→
馬つなぎ(13:00)→二本ブナ(13:20)→扇山山子屋(14:45)→
扇山山頂(15:10~20)→扇山山小屋(15:40)→松木登山口(16:30)

距離:14.6km 標高差360m 累計標高差上り/下り:702m/805m 7時間25分

カシバル峠からの展望
左に祇園山、中央に揺岳
ゴボウ畑を出発して暫くして紅葉が見られるようになった
紅葉を眺めながら杉越まで歩く
杉越から向坂山をピストンする
山頂では一際鮮やかな紅葉を見ることができた
登山届箱のある杉越に戻ってきた
登山届箱には「駄賃付け」の馬を狸が化かして荷物を全部取り上げてしまおうと岩陰に隠れている絵と、西南の役で敗れ霧立越を通って人吉に逃げた西郷隆盛の絵などが描かれている
カメ割りを過ぎて雰囲気の良い登山道を行く
苔の上に紅葉した落ち葉が降り積もる
黄色から赤へグラデーションが綺麗 ユキザサの実
白岩山山頂到着 山頂にイワギクが辛うじて残っていた
崖の下にもイワギクが咲いていたので精一杯のズームで撮ってみた 山頂からの展望
ふわふわの苔
水吞の頭分岐からの展望
此処から水吞の頭をピストンする
水吞の頭山頂 縦走路に戻って展望の良い日溜まりで昼食をとる
青空にマユミのピンクの実が映える 昼食の後アップダウンを繰り返し進む
大岩展望台を通過 馬つなぎに到着 その昔、駄賃付けの人達は此処に馬を繋いで休憩をした
二本ブナ ブナシメジに似たキノコ
ママコナ 平家ブナ 扇山山小屋まで1500mとある
リニューアルした山小屋が見えて来た 扇山山小屋到着
山小屋に荷物を置いて扇山山頂を目指す
岩の上から素晴らしい紅葉が見られた
山頂まであと少し 眼の覚めるような紅葉
この辺りはシャクナゲが多い
扇山山頂到着
山頂からの展望 左から天主山、三方山、遠見山、稲積山、白岩山、小川岳など九州脊梁山地の山々が見える
山小屋に戻ってきた
山小屋近くの水場 後は登山口まで下りるだけ
松木登山口に到着 広い駐車場からの展望
「駄賃付け」が往来した古の道に思いを馳せながらの楽しい山歩きだった

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