国東トレッキング
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天念寺耶馬 左端に無明橋が見える 2019年1月 大分県
大分の国東半島には〇〇耶馬と名の付く名勝地が沢山ある。耶馬とは凝灰岩や溶岩などの浸食によってできる奇岩の連続する景色の事。今日は2017年に国の名勝に指定された天念寺耶馬と無動寺耶馬などを楽しみながら歩く

並石ダム(8:40)→三嶋神社(8:55)→金剛山長安寺(10:05)→
天念寺(11:05~50)→龍門岩屋(12:10)→無明橋(12:05)→
無動寺(12:55)→遍照金剛院(13:05)→応暦寺(14:10)

並石ダム(なめしダム)水車のあるこっとん村から鬼城耶馬を望む
ダム湖の水面が鏡の様に鬼城耶馬を映す
山腹に大きく空いた穴に鬼が住むと伝えられることから鬼城耶馬(きしろやば)と呼ばれるようになった
ダム堰堤から屋山を左前方に見て進む 三嶋神社方面へ山道に入る
山道にも所々奇岩が現れる 三嶋神社(かつては虚空蔵岩屋とも呼ばれていた)
本殿裏手に有る岩屋 参道なのか石が多い
次は長安寺に向かう 右手に見えるのは尻付山とハジカミ山
金剛山長安寺(天台宗)に到着 本尊は千手観音菩薩
この長い階段の先には何があるのか 屋山城跡
前方に尻付山 天念寺へ 林道から山道に入る
再び林道に出ると変わった石像がある。左下の小さな石像は牛に乗った仏様? 天念寺耶馬が見えて来た。
よく見ると無明橋を渡ろうとする人影があった 天念寺に向けて歩く
国宝堂跡石窟の石仏
岩屋の中に建つ身濯神社(みそそぎじんじゃ) 天念寺講堂と身濯神社が並んで建つ
長岩屋川の流れの中にある川中不動
川中不動から見た天念寺講堂と身濯神社 長岩屋山天念寺本堂 西国東で唯一「修正鬼会」(しゅじょうおにえ)が行われる
石像アーチ橋「無明橋」(むみょうばし)は天念寺耶馬のシンボル
約10年に1度行われる六郷満山の僧侶達が国東の峯々をめぐる「峯入り」の中でも天念寺耶馬は最大の難所として知られる
鬼会の会歴史資料館の前を過ぎて 天念寺耶馬越へ
鎖を持ってトラバースする
天念寺の末寺として峯入りの札所にもなっている龍門岩屋 天念寺耶馬越
石像アーチ橋の無明橋 中山仙境の無明橋より幅が広く恐怖感はない。古くは「無命橋」と表記されることもあり、邪な心を持つ者、仏への信心がない者が渡ろうとすると落ちてしまうと伝えられている
無明橋から南に屋山、北に無動寺耶馬を望む
鎖の掛かった岩場を下りて天念寺耶馬越に戻る
無動寺耶馬 無動寺の後に聳える岩山 信仰の場であった岩屋や鎖場・無明橋などの難所があり六郷満山の厳しい修行の場
黒土不動尊無動寺 山号は威王山 椿堂「遍照院」へ
遍照金剛院から椿堂耶馬の一角を少しだけ登ってみる
屋山や天念寺耶馬方面の展望
椿堂「遍照院」には寄らず 椿堂耶馬を後にして應暦寺へ
黒土地区には小さな岩屋や五輪塔などが点在する
民家の庭先には木の実で作った小さなオブジェもあって心を和ませてくれる
やがて應暦寺に到着
頭に燈籠を載せたユニークな狛犬がお出迎え 願かけ地蔵(大師像)
大岩屋山應暦寺(天台宗)  手前から祖形五輪塔、隠切支丹五輪塔、その後ろに応暦寺宝篋印塔
国東には神仏習合、仏教と神道のみならず隠れキリシタンの歴史も垣間見える

◆時系列 山行記録   🌼花の山   🍁紅葉の山   岩山