宮之浦岳
みやのうらだけ(1,936m)
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九州最高峰宮之浦岳、左後方には九州で2番目に高い永田岳 2013年11月 鹿児島県

宮之浦岳は屋久島のほぼ中央にあり、平地からその山頂を見ることは
できない。今回は標高1,360mの淀川登山口から1,936mの宮之浦岳まで
標高差576mを日帰りでピストンする。アップダウンがあるので累計標高差は
もっと多くなるが、それよりも距離が16kmもあるロングコース、休憩を
入れて11時間はかかるらしい。今まで8時間以上歩いた事はない、携帯
トイレも使った事はない・・・等々、不安を抱えながらもココまで来た
からには行くしかない!と腹をくくって出発した。雨の対策は万全で
臨んだが幸い天候に恵まれ、洋上のアルプスを写真を撮りながら
ゆっくり歩いて12時間、満足のいく山旅となった。

淀川登山口(6:30)→淀川小屋(7:25)→小花之江河(9:00)→
花之江河(9:15)→黒味岳分岐(9:40)→投石平(10:10)→
くりお岳(12:00)→宮之浦岳山頂(12:20~13:05)→くりお岳(13:20)
→投石平(14:40)→淀川小屋(17:25)→淀川登山口(18:30)

 
左)まだ薄暗い淀川登山口を出発  右)登山口から1時間程で淀川小屋に到着
水場がある 本日のコースで唯一のトイレが1つと携帯トイレブースも1つある
 
淀川の清流、僅かに紅葉も見られる
高盤山の山頂にあるトーフ岩 (花崗岩の白い岩肌と形がまるで豆腐のよう)
 
途中、登山道をはずれ展望台へ、露岩の上からの展望を楽しむ
 
小花之江河に到着
 
小花之江河からさらに15分程歩いて花之江河に到着、
ここは日本最高所にある高層湿原。ヤクシカのオスと
メスのペアがコケ?らしきものを無心に食べている
 
左)前方に黒味岳が見えてきた  右)黒味岳分岐
左)投石平から黒味岳を見る この黒味岳と宮之浦岳、永田岳を屋久島三山という
 
左)同じく投石平からの展望、山並みの向うは東シナ海  右)遠くに永田岳も見える
 
左)目の前には投石岳がせまって見える  
右)ロープのかかった岩場が所々にあるがそれほど難しくはない
屋久島の山は花崗岩でできていて面白い形をした岩が露出する
 
左)ヤクシマシャクナゲは既に沢山の花芽を付けていて来年の春は期待出来そうな感じ
右)前方にやっと宮之浦岳が見えてきた
翁岳の裾の鞍部に奇妙な岩が立っている、人のようにも見える
 
左)地元ガイドのNさんがこの岩の昔の写真を見せてくれた。昔と比べると
かなり崩れている。 右)この岩の右に翁岳  この辺りはヤクザサに覆われている
 
くりお岳
 
くりお岳には祠がある
山頂近くから今来た登山道を振り返り見る
左から、屋久島で4番目に高い翁岳(1,860m)3番目の栗尾岳(1,867m)
5番目の安房岳(1,847m)7番目の投石岳(1,830m)その右側、
写真に入りきれなかった6番目の黒味岳(1,831m)が見渡せる
 
左)山頂までの最後の登り、この辺りが一番辛かった 
右)やっと九州最高峰の宮之浦岳山頂に到着
山頂の北側に荒々しい姿をした永田岳が聳える
 
左)昼食をとって下山を開始する。翁岳の向こうにかすかに見えるのは石塚山と太忠岳
右)投石平まで降りてきて、大きな岩の上から展望を楽しむ
 
左)ロープのかかった岩場、後ろ向きに降りる  右)再び花之江河に到着
 
左)往きに見たヤクシカとは別のヤクシカがコケらしきものを食べていた
右)木の根が縦横にはしる 足を取られないように注意する      
この後、淀川小屋に着く頃には辺りは薄暗くなってきたのでヘッドランプ
と懐中電灯を点けて歩く。登山口に着いた時は既に真っ暗になっていた。
  

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