御 嶽 山
王滝頂上・剣ヶ峰・摩利支天山・飛騨頂上・継子岳
2842m・ 3067m・ 2959m・ 2811m・ 2859m

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山岳信仰の信者を全国から集める霊峰、木曽の御嶽山 2011年10月(長野県・岐阜県)

3連休を利用して木曽の御嶽山、5峰5池巡りに挑戦してみた
秋晴れの下、雄大な景色を眺めながらゆっくりゆっくり登る

田の原登山口発→王滝頂上→剣ヶ峰→二ノ池→摩利支天乗越→摩利支天山頂上→
摩利支天乗越→五ノ池→継子岳→飛騨頂上→五ノ池小屋宿泊→三ノ池巡り→女人堂
→御嶽ロープウェイ飯森駅→鹿ノ瀬駅→木曽福島駅→福島宿散策→温泉→木曽福島駅

田の原登山口を出発。草木の上にはうっすらと白く霜が降りていて、気温はかなり低い。
八合目付近から振り返ると正面に中央アルプスを一望できる
 
富士見石
 
9合目石室    今朝出発した田の原登山口が下に見える
木曽の御嶽山といえばメジャーな山で老若男女簡単に登れる山だと甘く見ていたが
田の原からはほぼ直登で、気圧のせいかかなり苦しい、休み休みゆっくりと登っていく
ここからの富士山は台形に見える
 
左)大滝頂上に到着(2842m) 右)大滝頂上から剣ヶ峰を望む、山腹に白い噴煙があがっている
登山者で賑わう大滝頂上、景色を楽しみながら宿で作ってもらったおにぎり弁当をいただく
 
左)八丁だるみから見る剣ヶ峰   右)御嶽頂上奥社本宮
剣ヶ峰頂上(3067m) 連休の中日とあって頂上は混雑していた
下に見えるのは二ノ池。団体客も多く山頂標識を撮るのも順番待ち
美しいエメラルドグリーンの二ノ池は日本最高所の高山湖(2905m)
部分的に凍っていて所々に石ころが浮かんでいる
一ノ池を巡る予定だったがルートを間違って二ノ池にきてしまった
二ノ池からサイノ河原を経て摩利支天乗越へ。ブルーベリーも真っ赤に紅葉している。
 
摩利支天乗越から摩利支天山へ岩尾根の下を屁攣るように行く
ここまで来ると登山者は殆どいない。山頂から戻ってくる1組とすれ違っただけ。
摩利支天山頂上(2959m)向うに見えるのは剣ヶ峰
 
左)誰もいない山頂にあるもう一つの山頂標識 右)摩利支天乗越に戻る
摩利支天乗越に戻る途中、山頂に向かう女性一人とすれ違う
涸れることのないコバルトブルーの高山湖、三ノ池(御神水)
 
左)五ノ池が見えてきた   右)今夜の宿となる五ノ池小屋
五ノ池を見下ろし浮石だらけの登山道を注意しながら下って行くと五ノ池小屋に到着
 
左)継子岳に向かう途中の浮石だらけの登山道  右)継子岳頂上(2859m)向こうに見えるのは乗鞍岳
五ノ池小屋に荷物を置いて小屋で知り合った福岡のIさんと継子岳に登った
継子岳頂上から見る北アルプス
山頂から縦走路を振り返る。左下に見えるのは四ノ池。
五ノ池小屋に戻る途中から見た四ノ池、湿地帯になっていて
幾筋か水の流れが落ちていく先が「まぼろしの大滝」となる
 
左)五ノ池小屋の裏にある飛騨頂上(2811m)  右)翌日夜明け前、御来光を待つ登山者たち
翌日は晴れてはいるものの強風が吹きとても寒い、震えながらご来光を待つ
 
左)残念ながら下の方に雲があり、きれいな御来光は望めない  右)右方向には富士山が見える
水量の少ない五ノ池、これでもいつもより水量が多いとのこと
早朝に小屋を出立するが、この後ガスが立ち込めてきた
強風とガスで見通しが悪くなってきた。小屋で知り合った福岡のIさんと二人で
三ノ池巡りをする。強風で吹き飛ばされないように注意する。三ノ池避難小屋から
八合目女人堂迄は、落石注意の崩壊箇所や渡渉地点でスリルを味わいながら下山する。
 
左)上からずーっと下まで大規模に崩落している  右)下山途中振り返って見る  
乗鞍岳とその向うに北アルプス、槍も見える
コースが違うと見える景色も違う。Iさんからいただいたホットコーヒーでほっとする。
八合目の女人堂を経て七合目の御嶽ロープウェイ飯森駅まで下山する
今回の登山では燃えるような紅葉を期待していたが、8合目より上は数日まえの降雪で
紅葉する前に枯れてしまったとのこと、七合目付近では少しだけ紅葉を楽しむ事ができた
八合目女人堂前から御嶽山を望む、左の剣ヶ峰から右端の継子岳までを
縦走したことになるナナカマドは赤い実を残して葉は枯れてしまっていた
 
左)本日一番の紅葉   右)御嶽ロープウェイ飯森駅から見る「まぼろしの大滝」
 
左)ゴンドラの中から御嶽山を振り返る   右)アカソバと御嶽山
 
鐘の鳴る丘
 
鹿ノ瀬駅周辺の風景
バスで木曽福島駅に戻り中山道69宿のひとつ木曽福島宿を散策する
木曽川の河畔に佇む木曽町福島は江戸時代から木曽谷の政治・経済の中心として栄えた
天下の四大関所に数えられた中山道福島関所跡がある
散策の途中、日帰り入浴できる旅館で温泉に浸る、最近日帰り入浴できるように
なったらしく他に客はなく貸切状態。帰りの列車の待ち時間を活かしての中山道
福島宿散策もグッドでした。福岡のIさんお付き合いいただき有難うございました。
  

◆時系列 山行記録   🌼花の山   🍁紅葉の山   岩山