大台ケ原
おおだいがはら(1,695m)
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大蛇嵓の先端から大台一の絶景 大峰山脈の迫力ある大パノラマを眺める
 2015年5月 三重県・奈良県

日本有数の多雨地帯、三重県と奈良県の県境に位置する大台ケ原。昭和34年の伊勢湾台風による大量の風倒木搬出を契機に苔の衰退→ミヤコザサの繁茂→笹類を食べる鹿の繁殖→鹿による草木の食害等々色んな要因で森林の衰退が加速したと言われている。大台ケ原は大きくは東大台と西大台とに分かれる。西大台は自然保護の為入山規制があり、許可を得ないと立ち入ることは出来ない、今日は自由に立ち入ることが出来る東大台の人気のハイキングコースをゆっくりと自然観察気分で歩く。

ビジターセンター → 日出ヶ岳 → 正木ヶ原 →
牛石ヶ原 → 大蛇嵓 → シオカラ谷 → ビジターセンター

 
大台ケ原ビジターセンター脇の登山口を出発、ツキノワグマの生息域とある トウヒ等の森が続く
 
左)ブナの老木   右)シナノキだったか?教えて頂いたのにもう忘れてしまった
 
右)熊野川の源流、登山道を水の流れが横切る
 
左)樹木の向うに数頭の鹿の群れを発見  右)熊野灘を見下ろす展望テラス
 
左)日出ヶ岳へ後10分ほど   右)山頂展望台が見えてきた
大台ケ原の最高峰 日出ヶ岳から北側の展望と手前に山頂標識と三角点
 
山頂展望台から東側の展望 残念ながら富士山は見えなかった
展望台にある東側の案内板
同じく山頂展望台から西側の展望 大峰山脈 山々の連なりが見える
西側の案内板
 
山頂を後に尾鷲湾を左に見ながら正木峠へと向かう
 
左)シロヤシオ(ゴヨウツツジ)を沢山見かけたが蕾は付いていない今年は裏年らしい 右)日出ヶ岳を振り返る
 
正木峠に到着 大台ケ原のシンボル的風景となってしまった白骨林
森林衰退を食い止める為、様々な植生回復の取り組みがなされている
 
森林が回復するのには百年以上かかりそう 鹿による食害を食い止めることが先決のようだ 
 
正木ヶ原
 
左)神武天皇の銅像   右)魔物を封じ込めたという伝説の牛石 
 
左)ミヤコザサの広大な平原、牛石ヶ原。  右)大蛇嵓分岐 
 
左)大蛇嵓(だいじゃぐら)へ向かう    右)蒸籠嵓が見える
 
左)ツクシシャクナゲ 九州の名を冠っているが九州に咲くシャクナゲより可也小さい
右)アケボノツツジの花も九州の花より少し小さく感じる
 
左)もうすぐ大蛇嵓    右)大蛇嵓の先端から振り返って見る、日曜とあって沢山の人が順番待ち
三方がスッパリ切れ落ちた大蛇嵓の先端に向かう皆さんの腰は完全に引けています
 
絶景を堪能し大蛇嵓分岐まで戻る
 
途中、アケボノツツジが綺麗に咲いていた
 
大蛇嵓分岐に戻りシオカラ谷を目指して出発 シロヤシオ(ゴヨウツツジ)が咲いていた
 
左)シャクナゲの群落地を通るが、今年は裏年で花数が極端に少ない 右)ヒメシャラ
 
左)ネジキ  右)シオカラ谷に到着 
 
左)揺れるシオカラ吊り橋を渡る   右)つり橋の上から見下ろす
 
左)ヤマツツジが綺麗   右)大台ケ原は大昔に海底が隆起して出来たという
 
左)ツリガネツツジ    右)駐車所へ向かう最後の登りの石段
 
左)シロヤシオ(ゴヨウツツジ)  右)ワチガイソウ(ナデシコ科)
 
コミヤマカタバミ
 
左)オオイタヤメイゲツ   右)イワセントウソウ(セリ科)
 
左)ツクバネソウ(ユリ科)  右)ヒメミヤマスミレ これも小さい
 
足場の悪い所に咲いていたヒメイワカガミ(イワウメ科) 花は九州のイワカガミの半分位の大きさ
殆どの花が九州のものと比べると小さい、九州の花はおおらかに育っている。栄養状態が良いようだ。
大台ケ原を後に帰りのバスの窓から大峰山脈の展望 
 
左)大阪南港へ向かうバスの窓からの夕景  右)帰りのフェリーの甲板から明石海峡大橋
  

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