白鳥山・時雨岳
しらとりやま(1639m)・しぐれだけ(1546m)
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縦走路から江代山・市房山方面の展望 2020年8月 熊本県・宮崎県

酷暑の夏 真っ只中、熊本と宮崎の県境にある白鳥山と時雨岳を周回した。白鳥山は何回も登っているけれど時雨岳は10数年前に登ったきりで、しかもツアー登山で前の人に付いて行くだけなので道は全く覚えていない。今回は唐谷登山口からの初めてのコースで不安がよぎる

唐谷登山口(7:45)→峰越分岐(8:25)→ドリーネ(8:35)→
御池(8:45)→風穴(9:05)→白鳥山山頂(9:20~35)→
銚子笠分岐(9:55)→作業道出合(10:30)→時雨岳山頂(11:30~55)
→作業道(12:15)→作業道迷走(12:15~13:15)→登山道復帰(13:15)
→時雨岳登山口(13:40)→林道歩き→唐谷登山口(14:05)

活動時間:6時間20分 距離:9㎞ 高低差上り/下り:609m/607m

白鳥山への登山口は幾つかあるが、ウエノウチ谷登山口・峰越登山口・唐谷登山口の三カ所とも「御池登山口」と表記してあるので紛らわしい
登山口を振り返って見る 枯れた沢に沿って登って行く
ひたすら登る
峰越からの登山道と合わさる 平家残党 左中将平清經住居跡
この辺りは平家の落人が隠れ住んだと言われる
木が茂って分かり難いドリーネ 御池 一の池
水はない
苔むした森で森林浴を楽しむ
ブナの緑が美しい 白鳥山山頂は近い
風穴
小金峰・大金峰・雁俣山・京丈山方面の展望 白鳥山山頂(二等三角点)
もう一つの山頂標識 時雨岳に向かう
出発が早かったせいか?白鳥山は人気の山なのに私達以外に誰もいない ドーナツを食べて小休止し時雨岳へ
稜線から霧島の山々が見える
水上越分岐 イケマの蔓に足をとられる
石灰岩の点在する見晴らしの良い所から市房山を見る
銚子笠分岐 市房山をズームアップ
緑が綺麗 踏み跡がはっきりしないので、一定間隔に道標があって助かる
ヤマジオウ 石灰岩が多い
ガマズミの実? 作業道を横切って行く
地図に無い作業道に出た そのまま真っすぐ突っ切る
この作業道は時雨岳に向かって右の方へは全面通行止めになっている
下山時に訳あって、左の方から此処に戻って来る事になる
再び登山道に入る 夏草が茂って踏み跡が分からない
銚子笠を振り返って見る
馬口岳、江代山方面 樹の割れ目に入る山友
この辺りは5月にヤマシャクヤクが群生するところ
花の時季以外に時雨岳を訪れる人は殆どいない様子
ブナにギボウシが着生している 鹿除けネットを
開けて入る山友
ちょっと怪し気
時雨岳山頂周辺は鹿の食害から貴重な植物を守る為、鹿除けネットが張り巡らされている。入り口が分からずウロウロした後やっと見つけて入る。山頂直前にもう一ヶ所ネットを開けて入る入口があった
時雨岳山頂 山頂標識の傍にある
「→トザングチヘ」の簡単な標識
簡単な標識が一つあるだけで下山口が分からず、ネットに沿って出口を探す
向こうに赤テープの付いたネットがあった。先ずは山頂直前の出入口から出て、ネットに沿って行き北側にある赤テープの付いた出入口から外に出ることができた
15分程で山頂から作業道に下りて来た 作業道を無駄に往復する
地図には作業道はなく、そのまま真っすぐ下るようになっているけど下り口が見当たらない。どうしようと思っている所に鹿を駆除をする軽トラがやってきて道を教えてくれた(年配の男性と若い男性)。しかしそれが大きな間違いだった。GPSを見ると全く反対の方へ進んでいてこのまま行くと白鳥山への縦走路に戻ってしまう。でも下り口がなければ下山できないし、迷っている内に縦走路まで来てしまった。白鳥山に登り返した方がいいのか?それとももう一度下り口を探した方がいいのか?地図の通り下山したいと言う山友の意見を聞いて、下り口を探す事にした。山頂から下って来た所に戻り探していくと大きく崩れたコンクリート片があり、脚の長い山友が其処から下りて赤テープを見つけてくれた。炎天下の作業道を往復したため熱中症の様になり脚が攣り始めた私はその横の土砂が崩れたところから斜めに下りて行き、ようやく登山道に復帰することが出来た。山友に感謝!!
杉林の急な斜面を下って行くと傾斜が緩み枯れ沢に沿って行く 胸位迄あるツチアケビ
時雨岳登山口に無事到着、此処から唐谷登山口迄林道を歩く アサギマダラ
時雨岳登山口から唐谷登山口まで歩いていると、先程の軽トラのおじさん達が向こうからやってきて無事だったか?と声を掛けてくれた。あの後、間違った情報を教えたことに気づき心配して作業道と林道を何度も行ったり来たりして探していたらしい。却って申し訳ないことをした。登山をしない人は、例え地元の人であっても〇〇登山口とか△△登山口と言っても分からないと思う。今回の場合、変だと気づいた時点で早く戻る決断をすべきだった。地図にない作業道があることも作業道から登山道への入り口が崩れていたことも想定外だったけれど、それも良い経験だった
林道脇のキレンゲショウマの群生地

結局今日は登山者には一人も会わなかった
時雨岳からの下山は初めての人には非常に分かり難いと感じた
紫の部分が地図に載っていない作業道 白鳥山・時雨岳の縦走路と交差する辺りから先は全面通行止めになっている 作業道を反対側に下って行くと時雨岳登山口のある林道に下りてくるのではないかと思う(地図にないので何分かかるか分からない)
今回は初めてのコースを歩くという事で、念の為モバイルバッテリーを持参していて良かった。途中で充電してスマホのGPSを最後まで活用できた。早めの登山開始も良かった。未だ早い時間だったので冷静な判断が出来たと思う

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