大雪渓~白馬岳
しろうまだけ(2,932m)
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北アルプス後立山連峰 白馬岳 2012年8月 富山県・長野県

昨日は唐松岳をピストンした。今日は日本有数の大雪渓に挑戦する
毎年のように落石による死傷者が出ているようなので気を引き締めて出発した

猿倉荘(5:40)→白馬尻小屋(7:35)→大雪渓(7:50~9:20)→
葱平(10:10)→白馬山荘(12:50)

標高1,230mの猿倉の登山口にある案内板。長野県警の方だろうか?猿倉荘の前で二人の方が
登山届けの受付をされていた。届けを提出して細かい注意事項を聞いてから出発する
  
しばらく樹林帯を行くと10分程で林道にでる
林道途中から白馬岳が見えてきた。
 
再び登山道に入る。小さな沢を横切るため木の橋を渡る。
 
 
白馬尻小屋に到着、雪渓を登るためにストックを取り出したり身支度を整える
小屋から10分程のところから雪渓が始まる。小雨も降ってきたので雨具とアイゼンを装着して出発。
雪渓を登り終えるまでは、立ち止まるのは危険なので写真撮影は控えることにした
 
雪渓が終わりアイゼンをはずして精神的には楽になったが、まだまだ足場の悪い箇所が沢山ある
 
左)岩室跡   右)葱平(ねぶかっぴら)
 
左)大小の雪渓がいくつもある  右)ウルップソウが一株残っている(殆どの花はもう終わっていた)
 
左)雨に濡れて色鮮やかなミヤマオダマキ  右)シコタンソウ
 
左)ハクサンフウロ    右)水場あり、一口飲んでみると冷たくて生き返ったような気分。
標高が2000mを越えると一歩一歩が非常に重たく息苦しい
 
お花畑がひろがる
 
標高2,533m付近一番苦しいところ  村営の山小屋を通り過ぎ稜線に出ると唐松岳分岐の標識がある
 
白馬岳につづく登山道脇にはミヤマシオガマや高山植物の女王コマクサ等が沢山咲いている
 
やっと白馬山荘に到着 山荘は長野県と富山県の県境に位置するらしい
 
白馬山荘には昭和大学医学部の診療所がある
この夜は暴風雨になり雨風の音で中々眠れない
 
あくる日暴風雨は収まったものの雨が降り続いていた。殆どの人が雨が降る中小屋を後にしたが、
迷った挙句もう一泊小屋に留まることにした。午前中は小屋で読書をしたり、コーヒーを飲んだり
して過ごす。午後から外を覗くと晴れ間が見えたので急いでザックを担ぎ外へ飛び出した
 
小屋を出て白馬岳に向かう途中、山頂を望む   青空がのぞいた白馬岳山頂
1日停滞した甲斐があった、山頂でゆっくり1時間余りを過ごした後山荘周辺を散策する
コバノツメクサ、ミヤマオダマキ、キオン、イワキキョウ、シナノキンバイ、タカネナデシコ
シロウマアサツキ、イワオウギ、テガタチドリ、イワベンケイ、ミネウスユキソウ
トリカブト、ミヤマクワガタ、ミヤマトウキ、クロトウヒレン
ソバナ、イケマ、ツルニンジン(ジイソブ)、タマガワホトトギス、ミヤマカラマツ、
オオレイジンソウ、ミソガワソウ、エゾシオガマ、オオバミゾホウズキ
  

◆時系列 山行記録   🌼花の山   🍁紅葉の山   岩山