白馬岳・小蓮華山・白馬乗鞍岳
しろうまだけ(2,932m)・これんげさん(2,766m)・はくばのりくらだけ(2,469m)
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白馬山荘から立山連峰を展望する 2012年8月 富山県・長野県

白馬山荘2泊目の夕方、前日の暴風雨が信じられないような夕景を見ることができた

白馬山荘(6:30)→白馬岳山頂(6:50)→三国境(7:35)→小蓮華山(8:50)
→船越ノ頭(10:15)→白馬大池小屋(11:20~45)→乗鞍岳(12:40)→
天狗原(13:55)→栂池ビジターセンター(15:10)

雲海に浮ぶ立山連峰、その中でも一際存在感を示すのは剣岳
 
左)杓子岳   右)旭岳
 
左)村営の山小屋が下方に見える  右)山荘前で感動に浸る人々
 
あくる朝の御来光、あいにく霧が立ちこめ何も見えない、ほんの数秒間のシャッターチャンス
霧で視界が悪いが昨日の雨よりはましだと思い山荘を出発。再び白馬岳山頂を踏んで下山を開始する
  
左)イブキジャコウソウ 中)岩場に咲くチシマギキョウ 右)三国境(新潟県・富山県・長野県の県境にある)
 
左)三国境の標識、白馬大池方面をめざす    右)カライトソウの群落、この下には雪渓がある
今年の春この辺りで福岡の登山者5・6人が悪天候の為、遭難して亡くなったらしい
 
ライチョウの親鳥が1羽と幼鳥が5・6羽、イブキトラノオに似た白い花をついばんでいた
親鳥は終始周囲を警戒している、人間の気配には無頓着で空から襲ってくる猛禽類を警戒して
いる様子。霧で視界が悪い今日のような天気の時にライチョウは姿を見せるという
 
小蓮華山(これんげさん)山頂 2,766m 鉄剣がささっている
 
小蓮華山頂は崩壊の危険があるためこれより先には進めない
 
チングルマのお花畑   チングルマの中にタカネヤハズハハコとコイワカガミ
 
左)ハクサンイチゲのお花畑   右)チングルマの綿毛
 
気持ちの良い稜線歩きが続く
 
船越ノ頭から来た道を振り返る
 
ウメバチソウ   このすました鳥は何だろう、イワスズメ?      
 
雷鳥坂を下り白馬大池へ ここにも雪渓がありチングルマが群生している
 
大池の周辺に咲くハクサンコザクラ   キジムシロとハクサンコザクラ、雨に濡れている
 
大池山荘でコーヒーとパンの軽い昼食をとり栂池をめざす  安山岩のゴロゴロした登山道を登っていると
小さな生き物がピョンピョンと岩の間を飛び跳ねているのが見えた。どうやらオコジョのようだ。
白馬大池を見下ろす場所で一息入れる
 
白馬乗鞍岳の標高は2,469m、大きなケルンのある白馬乗鞍岳三角点のある此処は2,436m
岐阜の乗鞍岳と区別する為に頭に白馬をつけている
 
思いがけず雪渓を横断することになった。アイゼンを装着するのは面倒なのでストックを出して慎重に渡る
 
雪渓を渡り終えたら今度は大きな岩がゴロゴロした枯れ沢のようなところを延々と下ることになった
 
写真を撮る余裕もなく大岩を下り終えると栂池に到着
 
木道が整備されていてワタスゲなどが咲いている
 
ヒオウギアヤメ       天狗原
木道が終わった辺りからはやはり岩がゴロゴロしていて滑り易い、慎重に下る
 
左)オニシオガマ  右)ビジターセンターに到着してほっとする。
用意された洗い場で泥だらけになった靴を洗う
ここから徒歩で10分程下りロープウェーとゴンドラリフトを乗り継いで栂池高原へ下山。
タカネツメクサ、ミヤマアケボノソウ、ミヤマホツツジ、トウヤクリンドウ、
ミヤマアズマギク、ミヤマアキノキリンソウ、ハクサンイチゲ、 
ミヤマダイコンソウ、ホソバヒメシャジン、不明、イワショウブ、イワイチョウ、
ツルリンドウ、ゲンノショウコ、ギボシ、ボタンヅル
姫川に架かる大出の吊橋、ガスがかかっていなければ白馬三山が綺麗にみえるはず
最終日は親切なホテルのオーナーに大出の吊橋、石仏公苑や塩の道千国街道の資料館などを
案内してもらいJR白馬駅まで送っていただいた。姫川では子供達がラフティングを楽しんでいた。
列車の待ち時間を利用して白馬駅近くの「詩の小径」散策、
小川のほとりにはミソハギやゲンノショウコ等咲いている、のどかで良い所だ
  

◆時系列 山行記録   🌼花の山   🍁紅葉の山   岩山