低気圧の通過で大荒れの日本列島、昨夜は窓を叩く風の音で良く眠れなかった。 今日は天気は回復傾向とはいえ、タブレットで見る山の天気では標高1500m付近 で風速20mを超えている。朝から霧雨模様、どうなることかと思っていると 登山口 の高千穂河原に着いた途端に青空が見えてきた。奇跡が起きたと皆 笑顔で高千穂峰をめざし登山口を出発する。
出発して10分も経たないうちに空は曇り始めガスってきた。風も徐々に強くなってきた。 風を遮るものは何もない、3歩登っては2歩下がるようなガレ場を強風に煽られないように 必死で登る。火口壁まで登ってきたところでLDがこのまま馬の背を通過するのは危険と 判断し撤退することになった。下山途中誰かの帽子が一瞬のうちに何処かへ飛んで行った 2時間足らずの山歩きだったけれど山の天気の変わりやすさや、怖さを思い知らされた。 良い体験をしたと思う。(荒れた山の様子を写真に撮る余裕はありませんでした)
高千穂峰を途中撤退し、同じ霧島山系の烏帽子岳に登るため車で移動した