谷 川 岳
たにがわだけ
トマの耳(1,963m)オキの耳(1,977m)

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双耳峰の谷川岳 左がトマの耳、右がオキの耳、一ノ倉岳、茂倉岳  2013年8月 群馬県

今年も盆休みを利用して遠征に出かけた。花が沢山ありそうな谷川岳にやってきたが
標高が2,000mに満たない谷川岳の花は7月に殆どが終わっていた。3,000m級の山で
あればまだ雪渓が残っていて周りに沢山の高山植物が咲いている筈なのだが・・・。
まず1日目は天神平から山頂を目指し、2日目は谷川岳山麓をトレッキングすることにした
今年は全国的に酷暑の夏、谷川岳も例にもれず今回は終始暑さとの闘いとなった

天神平(7:25)→天神峠分岐(7:35)→熊穴沢避難小屋(8:17)→肩ノ小屋(10:05~20)
→トマの耳(10:30)→オキの耳(11:00)→肩ノ小屋(11:30~55)→熊穴沢避難小屋(13:10)
→天神峠分岐(13:35)→天神峠(14:00~14:15)→リフト→天神平(14:30)

 
左)ロープウェイで天神平まで上がってきた 右)天神平からの展望、左から笠ヶ岳・朝日岳・白毛門
 
遥か向うに見える谷川岳を目指す、夏休みということもあり若者や子供連れの登山者が多い
ヨツバヒヨドリの花が一面に咲いている 
 
左)蛇紋岩の岩は滑りやすいので注意して歩く  右)樹々の切れ間から谷川岳が姿を見せる
 
左)シモツケソウ  右)エゾアジサイ
 
登山道が切れ落ちたようになっていて鎖が設置してある
 
熊穴沢避難小屋前を通過
登山開始時から暑かったが、天神尾根を進むにつれ日陰がなくなりさらに暑くなる
 
足場の悪い岩場が続く
 
展望はバツグンに良いが、兎に角暑い。
先日のような熱射病にならない様、給水と休憩をこまめにとる
 
左)タカネアオヤギソウ(ユリ科)
 
天狗のトマリ場を見上げるとヒメシャジンが群生する
多くの登山者がココで休憩している
 
左)天神ザンゲ岩  右)天神ザンゲ岩から天神尾根を振り返る
一面の緑の笹原が見事、こんなに綺麗な笹原を見るのは初めて
肩ノ小屋で小休止し、トマの耳に向かう途中からオジカの頭、万太郎山方面を展望する
左の赤い屋根が肩ノ小屋、手前の笹原の中に咲くのはキオン
 
左)ミヤマシャジンかヒメシャジン 右)コキンレイカ(ハクサンオミナエシ)
 
左)トマの耳[薬師岳」(1,963m)に到着  右)トマの耳を後にオキの耳「谷川富士」を目指す途中から見下ろす
オキの耳に向かう途中からトマの耳を振り返る、狭いピークに沢山の登山者が見える
手前にはシモツケソウやフウロソウなどの花々が咲く
 
左)ミヤマトウキ?   右)オキの耳はもう直ぐ
 
左)ミネウスユキソウ   右)湿原ではないがイワショウブに似た花があった
 
左)ハクサンフウロ  右)コバノコゴメグサ(ヒメコゴメグサ)
この辺りが一番花の多い所で、写真を撮るのに忙しい
 
左)谷川岳山頂、オキの耳(谷川富士)に到着 右)オキの耳からの展望、下に流れるのは湯桧曾川
トマの耳に戻って眺めるオキの耳(谷川岳山頂)その向うが一ノ倉岳
 
午後からの落雷が怖いので山頂では休憩せず、肩ノ小屋で昼食をとる
昼食の後、また足場の悪い岩の露出する登山道を細心の注意を払って下るが
暑さで脱水症状が現れた、急な下りに来る度に足が攣り一歩も進めない
何人もの登山者に追い越されてしまった。薬を飲んだが、治まってはまた攣るを
繰り返しながら少しづつ自力で下る
 
熊穴沢避難小屋を暫く行くと分岐がある。真っ直ぐ行くと天神平へ下るが、右へ天神峠を
目指す。もう一度薬を飲んでやっと痙攣は治まったので天神峠へ最後のひと登り
 
左)天神峠へつづく尾根に出て谷川岳を振り返って見る  右)左から笠ヶ岳・朝日岳・白毛門
今日も登山者が滑落したらしく救助のヘリが出動していた
 
天神峠から谷川岳を見る  ニッコウキスゲが一輪だけ残っていた(見頃は7月)
 
天神峠からの展望 雲行きが怪しくなってきたので
急いでリフトとロープウェイを使って下山する
日本一のもぐら駅として有名な土合駅を裏側から見る
下りの電車だけが地下のホームに発着する。地上にでる為には暗い486段の階段を
登る必要がある。昔は単線だったが今は複線で登りの電車のホームは地上にある
 
左)下りの電車のホームは地下にある 右)お疲れさまでした(階段数462段)
改札出口までここから143m 2箇所の階段で24段 とある
 
湯桧曾川に架かる連絡通路を通ってさらに国道291号の上に架かる通路を通り無人の改札口へ
 
外からみた湯桧曾川に架かる連絡通路  土合駅バス停からみる土合駅(表)
 
水が綺麗な湯桧曾川、このあと利根川に合流する
 
左)土合踏切 右)土合駅は無人駅なのでボタンを押すと出てくる乗車駅証明書を
持って乗車し、下車する駅で証明書を提示して運賃を精算する
地上のホームに入ってきた登り(水上行き)の電車で帰路につく
  

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