多良岳
たらだけ(983m)
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多良岳山頂(983m)  2007年1月

佐賀県と長崎県の県境上にあるドーム状溶岩岳。古くは修現
の山らしく山頂には多良大権現の上宮石祀が祀られている

今日は全国的に荒れ模様の天気、何でこんな日に山に登るん
だろうと思いつつ雨具を着けて登山を開始した。しかし雨は
やがて待望の雪に変わり、変化に富んだ今回のコースはとて
も楽しかった。山は登ってみないと分からないものだ。 

登山口発(10:45)→前岳(11:57)→多良岳山頂(12:50~13:00)
→金泉寺山小屋昼食(13:36~14:30)→アズマヤ登山口着(14:55)

  
左)雨具を着用してあまり人の入らない目立たない登山口から山に入る。
杉林をしばらく行くと踏み分けのはっきりしない自然林になる
右)自然林の急登を登りきると大きな岩からなる尾根にでる。

この頃には雨はみぞれに変わり、やがて雪混じりの強風が吹き付けてきた。頬が痛い。

  
多良尾根を15分ほど行くと三角点のある前岳山頂に到着
左)手前に三角点  右)前岳の標識

止まることなく通過する

  
左)足元に注意してガスに覆われたやせ尾根を行く
右)晴れていれば素晴らしい展望を得られるにちがいない

左右は崖で危険だけどスリリングで何故か楽しい

  
大きな岩石からなるこのコースは変化があってとても面白いと思う
  
左)山頂に到着。多良岳の展望と案内板にあるがガスが立ち込めて展望はまったく得られない。
右)雪が薄っすらと積もっている。

多良大権現上宮の石祀に参拝して早々に下山する

  
左)国見岳分岐
右)降りてきた山頂への石段を振り返る。

この辺りに役の行者の坐像があった

  
多良岳山頂から金泉寺までの間には信仰の山らしく沢山の石仏が見られる

左)金泉寺小屋   右)薪ストーブ

金泉寺の脇にある山小屋、今日はここで薪ストーブを囲み楽しい昼食。
食後に管理人さんが暖かいぜんざいをご馳走してくれた。
暖かく甘いぜんざいが疲れを癒してくれる、本当に有り難いと思った。

  
金泉寺から25分程でアズマヤのある登山口に下山。
その後、車で五ヶ原岳山頂に寄り道して霧氷鑑賞。
雨、霙、あられ、雪、雹と空にあるあらゆるものが降ってきた
荒れ模様の天気だったけれど何故か楽しい満足の一日だった。

キツネノカミソリが咲く多良岳 2007年8月

  

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