天拝山
てんぱいざん(258m)
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天拝山から宝満山方面の展望  2010年12月 福岡県筑紫野

福岡県で一番登山人口が多い山。登山というより散歩という感じで
毎日日課として登る地元の方が多い。往きは人の多い遊歩道を歩き、
帰りは山道らしい静かな「天神さまの径」を下る。

筑紫野バス停発(10:15)→武蔵寺(10:20)→荒穂神社(10:40)→
天拝山山頂(11:00~20)→天拝湖分岐(11:25)→天神さまの径(11:30)
→白瀧宮(11:55)→御自作神社(12:00)→武蔵寺(12:15)→
つつじ園周辺散策→二日市温泉→筑紫野バス停着

高速バスを筑紫野で下りると直ぐ武蔵寺への案内板がある
武蔵寺の門前から左へ行くと天拝山の案内板があり右へ登っていく
案内板の背後に天拝山歴史自然公園と立派なトイレがある
登山者で賑わう遊歩道をしばらく行くと荒穂神社があり、社殿裏に磐座があった、
さらに進むと山道らしい踏み跡があったので試しに歩いてみたが、すぐに遊歩道に出てしまった。
長い階段を登って行くと天拝山山頂に飛び出す。天拝山社の上に展望台があり展望がよい
展望台からは九州自動車道の向うに広がる筑紫野市街と宝満山などの山々を展望できる
かつて若杉山から砥石山、三郡山、宝満山を縦走した事を思い出し感慨にふける。福岡県では
宝満山の登山人口が一番だと思っていたが、地元の方によると、この天拝山が一番多いとの事
地元の方に天拝湖への道を教えていただき行ってみたが、途中で引き返した
「天神さまの径」の標識に従い静かな山道を歩く
深くえぐられたような山道がつづく
しゃくなげ谷付近。木の橋を渡ると遊歩道へでる
木の橋を渡らずに「天神さまの径」に戻りしばらくで白瀧宮に到達
赤い鳥居のつづく階段を降りていくと「御自作天満宮」がある。「御自作天満宮」という名は、
神体が、道真が刻んだという自身の等身大の木像座像「御自作天神」であることに由来する。
立派な狛犬の他に、柱の上にも「狛犬」らしきものがあり面白い。
「御自作天満宮」を見上げる。「神霊水」や道真が京の都を去る時に詠んだという
「東風(こち)吹かば 匂ひをこせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ」を刻んだ石柱もある
 
「紫藤の瀧」の入口にある「天満宮」の鳥居
道真が、天拝山に登って無実を訴えるために、身を清めたとされる「紫藤の瀧」と
道真が禊ぎをする時に、脱いだ衣をかけたと言われる高さ2メートルほどの「衣掛石」
がある。「紫藤の瀧」の傍らにある三重の石塔は筑紫野市の有形文化財に指定されている。
 
紫藤の瀧から武蔵寺に向かう途中にある芭蕉の句碑
九州最古の古刹、天台宗椿花山 武蔵寺(ちんかざんぶぞうじ)
武蔵寺の境内の様子
境内には幾つもの楠の巨木がある。
  

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