焼岳
やけだけ(2,455m)

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大正池に写る焼岳  長野県松本市 2007年9月

当初予定していなかった焼岳に登ることにした。明神の宿から
焼岳登山口まで1時間半位歩く事になる。途中、埼玉から来たと
いうご夫婦に会って話している内に、ご夫婦も一緒に焼岳に登る
ことになった。焼岳は初めてという3人の珍道中が始まる。

明神発(6:00)→登山口(7:30)→長い梯子場(9:15)→焼岳小屋(9:40)→
焼岳展望台(10:10)→焼岳山頂(11:50~12:20)→中尾温泉分岐(12:39)→
焼岳展望台(12:46)→焼岳小屋(12:55~13:10)→長い梯子場(13:30)→
登山口(14:51)→バスターミナル→明神着(16:40)

 
朝6時に明神の宿を出る。朝靄の立ち込める梓川を右に見て登山口まで歩く
途中で埼玉から来たご夫婦と意気投合し、一緒に登山することになる
何時もは誰かに連れて行ってもらう登山だが今日は自分で登山道を確認しながら
進む。分かりにくい所では明るく頼もしい奥さんと相談しながら進む。
 
左)登山道の途中から大正池を見下ろす  右)大規模な崩落の跡、
この土砂が大正池に流れ込み堆積して大正池が年々小さくなっていく
 
上に行くにしたがって岩場が多くなり旦那さんの方が少し遅れ気味となる
 
幾つかある梯子場を通りすぎると森林限界を超えてぱっと視界が開ける
 
焼岳小屋に着き休憩する。此処に来るまで一人の登山客にも会う事は
なかったが、小屋では西穂高方面から登ってきたという数人とすれ違う。
上高地からのコースは不人気なのか?
 
展望所とあるがガスに覆われて何も見えない。
足元にはコケ類の鮮やかな緑が広がる。この先、急な岩や石の道になると
旦那さんの方がさらに遅れ気味になり濃いガスで時折姿が見えなくなる。
奥さんが大声で名前を呼んで位置を確認する。姿が見えてくるとほっとする。
 
落石注意の看板のある石ころ道を登りつめ、火山ガスの噴出する
キケン箇所を左に見て山頂へ向かう。山頂に到着、山頂は別の
コースから登ってきた登山客で賑わっていたが濃いガスの為360度
何も見えない。宿で用意してもらったおにぎりを食べて早々に下山する。
元来た道を下山する。登山口から林道を歩き田代橋を渡ってバスターミナル
でご夫婦と別れる。もし一人で登っていたら途中、不安になって引き返して
いただろう。良いご夫婦にお逢い出来て本当に良かったと思う。
焼岳で出会った花々
ゴゼンタチバナの実、ウメバチソウ、タケシマランの実、
ハクサンオミナエシ(コキンレイカ)、オヤマリンドウ、ヤマハハコ、トモエソウ
  

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