INN nostalgia GAME COLUMN
メモリーズオフ~それから~
©KID |
CV/菊池 志穂
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世界一の使役の達人、恋の波瀾を見守る。脳裏に過ぎる片想い
会話に過ぎる妹の恋人の影。加賀正午から鷺沢一蹴へ伝える秘伝
メモリーズオフ2ndでの舞台以来の3度目の出演となる白河静流氏は、稲穂信に次ぐレギュラー化に期待? と言いたいところなのだが果たしてどうだろう。しかし、考えてみればシリーズにおいて、私たちプレイヤーに直に見える形で様々な恋愛情景を見てきた人生の達者は静流をおいて他にはいないと言っても過言ではない。まあ、伊波健というアクの強い男と関わり、加賀正午の脆弱さを垣間見てくれば、否応にも人生悟りもするだろう。
まあ、静流から見て一蹴といのりの関係をどう見ていたのか定かではないが、彼らの姿に喚起されて未だに脳裏に残るあの男。いやはや、静流も随分と人生楽しく過ごされているのだなと少しばかり考えたりしたものである。
それはともかくとして、彼女の心の大きさは脱帽的だ。勤務態度が散漫と言っても過言ではない野乃原と、それに準ずる一蹴に鉄槌を下すようなことをしないからだ。現実社会ではあり得ない。ましてこの不況の最中だ、そんな態度をしてみたからには手痛いしっぺ返しを食らってしまうこと必定。まあ、得てしてこうしたゲームの世界では理想の世界が広がっているわけで、逆に言えば現実世界がここまで甘くはないと言うことを伝えてくれているのだ。
まあ、鷺沢一蹴が飯を食べて行けるのは彼女のお陰だとしても、わしとて羨む美少女達とのロマンスにうつつを抜かすことが出来るのも静流の心が広いお陰なのだ。社会人たる者、良き上司に出会えるか出会えないかで道は決まってしまうこともある。職業選びは慎重に行かなければな。