INN nostalgia Game Essay
想い出にかわる君~Memories Off~

全体 B キャラクタ A
ストーリー B ゲームシステム B
音楽 A 操作性 A
パッケージ A 2Dグラフィック A
オープニング B 声優 C
ゲームバランス B 感動度 C
Hの必要性 A 共感度 C
購入特典 B 価格 A
季節感 C マニュアル A
萌え度 C プレイ期間 A
マンネリ度 B 明るさ B
訴求力 C 年齢推奨 A
OPテーマ曲 B EDテーマ曲 B
稲穂信で高まる全体評価

物語自体を実際に評価をしてみると、S評価がないメモオフシリーズの中では比較的地味なものであろう。ただ、特筆するべきは、やはり主人公・加賀正午のひとり数役か。いわゆるボケ的なこの主人公は、やはり前作・メモリーズオフ2ndの伊波健と比較すれば、さながら森喜朗と小泉純一郎並なのだろう。それはともかくとしてメモオフに関してはいつも思うのだが、主人公よりも、脇役・稲穂信に感情移入してしまうほど、シンの強さが目立つ。脇を固める要職にあるのだが、かといってうるさくストーリーに関わるわけでもない、花を添える存在が相変わらずこのシリーズの評価を稼いでいるのであろうか。
少なくても、加賀正午とカナタ・音緒らだけでは決して高いとは言えないストーリーの流れである。やはり元々流れの決められたキャラクタに彩られているから、シンのような存在が重要になってくるのは当然のことかも知れないね。

無理がある、Hの重要性
▲想い出にかわる君ビジュアルファンブック(MAGICAL CUTE) … メモオフファン必携の設定資料集。はっきり言って二次創作者用の本でありこれがなければ食い込んだ小説など書けぬが、まあなくても別に困りはしない。値段的にもね。

これを言えばまたその筋から猛批判を浴びそうだが、言えずはいられぬ、語らずにはいられぬ。ご容赦願おう。
さてさてそれはともかくメモオフフリークの私から言わせれば、「おいおいふざんけんじゃねーぞ!」とばかりに欲求不満で収められる恋人としての営みの無さ!
いやはや、とかく2ndでも散々にこき下ろしたのだが、あれではイナケンとほたるがぶっちゅぶっちゅやりまくり、今日は帰りたくなーい!とほたるがほざきながら夜は遅くまで語り合ってそのまま寝てしまっただ?? 私が現実にそんな話聞いたら、取りあえずそいつを由比ヶ浜から捨てます(笑)
と、まあそれはともかくとして、想君も然りなのです。依存と独立編(百瀬環~児玉響ルート)では、あそこまで発展しているのに、メインである音緒・カナタ編では、それは正午君、健全な青少年を装っていやがる。
少なくても黒須カナタとの関係は度重なる肉体関係にあろうぞな。そして尚かつ荷嶋音緒ともあるだろうがよ。別に直接的な描写はなくても良いと思うけど、心情描写くらいウソつくんじゃねーよ! とショーゴ君に対してひとり怒ってましたわ(笑)
それにしても、体の良いフタマタ物語。しかもモデル美少女だってね。ビジュアルファンブックの表紙なんぞ見ているだけでむかつきましたよ。ええ、他ならぬ加賀正午君に。

September 15, 2003