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物語自体を実際に評価をしてみると、S評価がないメモオフシリーズの中では比較的地味なものであろう。ただ、特筆するべきは、やはり主人公・加賀正午のひとり数役か。いわゆるボケ的なこの主人公は、やはり前作・メモリーズオフ2ndの伊波健と比較すれば、さながら森喜朗と小泉純一郎並なのだろう。それはともかくとしてメモオフに関してはいつも思うのだが、主人公よりも、脇役・稲穂信に感情移入してしまうほど、シンの強さが目立つ。脇を固める要職にあるのだが、かといってうるさくストーリーに関わるわけでもない、花を添える存在が相変わらずこのシリーズの評価を稼いでいるのであろうか。
少なくても、加賀正午とカナタ・音緒らだけでは決して高いとは言えないストーリーの流れである。やはり元々流れの決められたキャラクタに彩られているから、シンのような存在が重要になってくるのは当然のことかも知れないね。
▲想い出にかわる君ビジュアルファンブック(MAGICAL CUTE) … メモオフファン必携の設定資料集。はっきり言って二次創作者用の本でありこれがなければ食い込んだ小説など書けぬが、まあなくても別に困りはしない。値段的にもね。
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これを言えばまたその筋から猛批判を浴びそうだが、言えずはいられぬ、語らずにはいられぬ。ご容赦願おう。 |