True Love Story Summer Days,and yet... - INN nostalgia Game Essay -

Hitomi Arimori on beauty's upperclassman

INN nostalgia image song 翼を風に乗せて~fly away~ from DEEN
クラス 3-A 誕生日 3月12日 星座 魚座
血液型 趣味 バイオリン FAVORITE あんみつ/りんご飴

▽転校編

80年代後半から90年代にかけての正統派のヒロイン像と言えば正しくその通り。実に懐かしい雰囲気すら鼻頭を掠める、黒髪の年上の女性。有森瞳美先輩は今自分から見れば実に身近というか、なんともなく非現実的なよそおいがある女性ではある。と、言うのもコレを言っては恋愛ゲームの道義に反するかも知れないのだが、今どきの女子高生において、有森さんのような品行方正でまさに年不相応な方などおられるのだろうかと(笑) いや、個人的な見解やら云々が多いのですがね、少なくても、恋愛ゲーム必須キャラクタの内では、久々の王道路線を行く御仁であったと見るのだが、いかがだっただろうかね。
と、同時に全体を通して、文字通りまったりとした展開を要している。何となくだが、自分の身近にかの女がいたとするならば、自分だったらきっと、そうねぇ、その通りにのんびりと清談でも交わし合うのでしょうかしら(笑)
とにかくも転校編における有森瞳美様(by誠太郎)は、TLSSの全体の流れにおいて、極めてゆっくりとした感覚に囚われる。言うなれば、個性が強い他キャラに較べれば安定しているというか、清純色が強く映るために物語的にも際立つ展開とは言い難いのだろう。
ラストは、やはり森崎勇太の努力勝ち。今どきこんな娘などいねーよとばかりに、美人の女性は2年間、彼を待っていたのだ。スゴイよね~。

▽メール編

百道誠太郎が「有森瞳美様」と銘打つように、文字通り非の打ち所のないキャラクタなのだが、それが逆に嫌味に映ることもあるかも知れぬ、ええ、人によってはですがね(笑)
でも、私はかの女は好きですよ、純粋に。美しいし、ぶっちゃけ、登場人物の中では一番年齢に近いし(?) そしてそんな有森様の第2シナリオである、メール編は思わずぐうの音を言ってしまう展開なのだ。ベタベタというわけではないのだが、鷹嶺自身、実に身に覚えのあるような言葉の羅列が往々にしてあるから進めていて実に小恥ずかしいのです(笑)
しかし、森崎勇太がKAZ君、有森様がmimiさんとは予想がつきやすいものではあるのだが、こういったいかにもハンドルな名称は鷹嶺 昊自身、付けたことないねぇ(笑) てゆうか、言うなればハンドルこそが極めて本名に近い意味を持つからして、更に、日本人ならば姓名を持てという持論があるからだ。
結果、メールで始まる恋か、それは当然ながら今ご時世を象徴している流れであり、私自身としてはしてやられた展開ではあるのだが、メール編はベタベタの様相が強いですね。正直言えば、ハイハイ御馳走様と一蹴したいくらいであります(笑)
ま、本当の話を言えば、ケイタイ嫌いの鷹嶺 昊、有森様はピッチなんですがどれも同じ(笑) あまり共感は出来なかった部分を除いて、こんな恋愛もあればうらやましいなぁと思ったことは事実でしょうね。あ、何となくおざなりだ・・・。

August 20, 2003