遠い雲に

遠い雲に夢を馳せていた
変わらない思いが胸を焦がす
朝日を背に受けて今僕は旅立つ

わかっているよ君の哀しみ
すべては僕のせいさ
今日だけは地平線に夕陽が落ちるまで
ずっと一緒にいよう
ありきたりな今までの日常(ひび)の中で
忘れかけてた大切なこと
思い出して涙がにじむ
君のまなざし背中に受けて
暖かな風がとてもやさしい

遠い雲に夢を馳せていた
変わらない思いが胸を焦がす
朝日を背に受けて今僕は旅立つ
期待と不安が記された地図を広げて

遙かなる空孤独な夜
草原に横たわり
見上げる空に星が瞬く
とても穏やかな時間(とき)
君の幻影(まぼろし)を見てた
いつか交わした約束を忘れないで
離れていてもいつもそばに
君のぬくもり伝わるように
瞳を閉じれば広がる世界

遠い街にいつかたどり着く
いつまでも思いは枯れることなく
今日も歩き出す僕はひとりじゃない

遠い雲に夢を馳せていた
変わらない思いが胸を焦がす
朝日を背に受けて今、僕は旅立つ

期待と不安が記された地図を広げて...

レシュカリア古代戦記~約束の街・Blue in the blue sky~・主題詞。
この小説は私のライフスタイルとでも言うべきものであります。常に私自身、アルファ・カムル・シュリスという三人と共に歩み、自分が創造した彼らに、自身が励まされている感があるのです。西域シルクロードという場所に人生の終着点を見つめている私にとって、遠い雲に映る影は、西域そのものであると信じています。