風の祈り
陽が暮れて暗闇に輝く月を
見つめてる君の横顔
僕は明日旅立つとき
別離(わかれ)の言葉探してる
風の祈り
とても静かな夜の窓へ射し込む光に
思わず目を伏せている
泣きはしない
風の祈りは去りゆく街を
通り抜けてゆくよ
君はいつまでも幸せでいて
僕は願っている...
見知らぬ国星空を見上げていると
思い出す懐かしい君が
届かない手紙書くこの3年の出来事は
風の祈り
悔いはしないさ僕の思いは
空を駆け抜けていつか届くだろう
君の住む街へ
風の祈りははるか彼方へ
途絶えることはない
絆は褪せない僕の便りを
待っている人がいるから
あの日君が見せた涙の理由(わけ)
今頃になって解ったよ
「二度と戻れないかもしれない」と言った
僕が浅はかだった
風の祈りは遠く離れた君と僕をつなぐ
遙かな旅路を吹き抜けてゆく
愛を感じながら
風の祈りははるか彼方へ
途絶えることはない
絆は褪せない僕の帰りを
待っている人がいるから
必ず 帰るから...
それを最後として、愛する人と別れ、旅立って行く旅人たち。どんなに遠く離れていても、愛する人との心はひとつでありたいと願うものなのかも知れません。見知らぬ国を吹き抜けて行く風は、あの人の住む街にきっと届くだろうと願いを込めて、旅人は果てしない道を歩いて行く...