この旅の空から~from the end of 20th century~

移り過ぎてゆく季節を
むなしく感じてた
たった一度きりの人生も
夢の失ったまま

誰に言われても僕は僕らしく
ありのまま信じた道を
歩き出したい

 きっと辛く悲しい時も
 無くした夢を諦めちゃだめと
 遠く離れた街で君のこと
 支えてるよ

 旅は続く今日この瞬間(とき)も
 空は青くどこまでも遠い
 微笑む君の写真を胸に抱いた
 この旅の空から

100年前も同じこの道
歩いた人がいるならば
きっと今の僕と同じ
思いを抱いていたのかな

雨の日や風の日は心を休めて
光あふれた明日に
向かう希望にして

 現在(いま)は先が見えない闇に
 つまずき倒れ泣きそうな胸を
 君はひとりじゃないと抱きしめて
 安らかに

 旅は続く今日この瞬間(とき)も
 誰もがきっと孤独な旅人
 だから人は優しさを分けられる
 愛を感じて

そして今日から未来へ繋ぐ夢
出逢いと別離(わかれ)
思いを100年後に伝えてゆく

 きっと辛く悲しい時も
 無くした夢を諦めちゃだめと
 遠く離れた街で君のこと
 支えてるよ

 旅は続く今日この瞬間(とき)も
 空は青くどこまでも遠い
 微笑む君の写真を胸に抱いた
 この旅の空から

20世紀の終わりにひとつ、僕から20世紀に対し別離の言葉としてこの時代に贈る歌詞として創作。ミレニアムには独白編として、1900年代に別れを告げる意味で掲載しているが、新世紀に向かう意味で、私としては旅人の心境で書いてみたいと思った。
夢を失ってしまっては人は生きては行けない。叶わない夢はない。ただ君自身が夢に立ち向かってゆく勇気。本当に挫折したとき、側にいてくれる人を忘れてはいけない。21世紀、あなたやあなたの子孫にとって、夢の溢れる100年間にして下さい。では、皆さんよいお年を……。
参考楽曲/未来飛行(徳永英明)