通り過ぎてゆく思い出が尽きず
君だけを見つめていた日々に別れを…
明日を誓い合い心をひとつにしてた
だけどもろすぎたね僕らの絆

なぜだろうこんなに僕の心は
不思議なくらい青空広がる
曇りひとつなくカラカラに渇かせる
悲しいはずだよ君を失うことが…

おたがい「この人しかいない…」と
寂しさ寄せ合って
押しよせる現実にただ逃げていた…
勇気を出して立ち向かう君はそう
僕から離れる道を選んだ…

なぜだろうこんなに僕の心は
悲しいはずなのに涙が出ない
渇いた大地に潤いをもたらす雨雲
どしゃ降りの雨を僕にもたらしてくれ

ただ一度でいい
心を沈めるような激しい雨を…

なぜだろうこんなに僕の心は
不思議なくらい青空広がる
曇りひとつなく想い出を輝かせる
消えることのない心に残るシルエット

ただ一度でいい
全てを流してくれる雨が欲しくて…

男は強くて涙を人前で見せるものではない。そんな美学があります。しかし、そんなに男も女も決して強い生き物ではないと思います。夢や恋に破れたとき、人間ですから悲しくなって泣きたくなるのは当然のことです。この詩文は、泣きたくて仕方がないのに自分自身の強がりで涙さえ流せない。自身の経験を元に心のもどかしさを表現しています。
参考楽曲／Guilty～消えることのない罪～（ＤＥＥＮ）