あの星を見上げれば

午前2時眠れず窓の外見上げてみれば
満天の星
とても静かな夜の世界まるでおとぎ話の
主人公のよう
二人出逢った秋も冬の星座が輝いていた
オリオンの三ツ星
肩寄せ見つめながら
ささやかな幸せを語っていたね

君を愛したい深く愛したい
とわに輝やかせようと誓う
年月(とき)が過ぎても哀しい神話の
ヒロインにはしない きっと

喧嘩をして家を飛び出し河原道を
彷徨ってみれば
涙でにじんだ星の瞬き
「素直になれ」と優しく語ってくれた
僕はいつもひとりで
生きてきたわけじゃない
そうだ 君がいたから星に願いを
泣きたくなったらそっと呟こう

君を抱きしめたいこの胸に
ずっとずっと離さない
東の空が白み星たちが隠れた頃
つまらないプライドは消えてゆくはずさ

きっと誰もが同じ空の下で
悩みを抱えて支え合い生きてゆく
glittering stars

君を愛したい深く愛したい
とわに輝やかせようと誓う
年月(とき)が過ぎても哀しい神話の
ヒロインにはしない きっと

だから名づけようあの星に
僕らの人生(みち)を

PN.高原夜空としての恋愛詩文第1弾となった作。
10月頃だったか、深夜勤務の帰路車の窓から見上げた星空に、冬の星座であるオリオン座が高く上っていました。元々、星は好きなもので何か感動したのを覚えています。これはその余韻に駆られて書き上げたものですが、星に願いをなどというロマンチックな心境は今の私にはないですね(笑)
参考楽曲/JUST ONE(DEEN)