笑顔、輝いて
誰もが足早になってゆく夕暮れの街
時間(とき)がゆっくりと流れる
ただこの光景(ばしょ)が
窓辺に広がる都会最後の森に
静かに粉雪が舞う
君は寂しそうに見ていた
何もできない自分がくやしくて
ただ街並みに逆らっていた
見つめてその無邪気な仕草
愛おしくてたまらない
ひたむきな君を乗せて旅立とう
笑顔輝いているから
季節外れのクリスマスケーキ君と二人で
哀しくなるほど抱きしめた小さな想い出
切なく燃えた僕の最後の恋が
雪と一緒に融けてゆく
風が僕を優しく包む
君の澄んだ瞳が忘れられない
思い出すと胸が苦しくなる
見つけてその小さなペンダント
君と僕のささやかな
物語確かにそこにあったから
僕たちは今ここにいる
見つめてその無邪気な仕草
愛おしくてたまらない
ひたむきな君を乗せて旅立とう
笑顔輝いているから
ひたむきな君を乗せて旅立とう
笑顔輝いているから
同級生2(杉本桜子)
自分の心根の弱さを理解してくれる異性はきっといるだろうなどと、どこか自分自身に対する甘えというものが残っていた時期に、このキャラクタに照らし合わせて書き上げていた感があります。多分、現実はこの様な理想とは全く違うものなのでしょう。勿論、私は理想と現実を混合させてはいませんが。