風のように~剣士オグマに贈る詩(うた)~
絶え間なく降り注ぐ夏の日差しの中
不意に出逢ったある日の午後
その優しい微笑みが
なぜか不器用に見えた
名前も告げないあなたに惹かれて行く
不思議な気持ち
まるで風のように通り過ぎて行く
あなたの背中に映したときめき
いつかまた会える日を約束したなら
どこか遠い街で私のことを見守っている
まるで雲のように形のない恋
青空の下でそっと見上げてた
この一瞬のぬくもりを支えにするなら
きっと忘れないで
あなたの中の思い出を
あてもなく去って行く
まるで風のように
夏の夜の短い夢
いつまでも覚めないで欲しい
まるで星のように届かない想い
枕濡らした切ない夜
あなたが傍にいた季節が
過ぎ去って行くなら
二度と逢えぬあなたを
深く心に刻んで
二度と逢えぬあなたを
深く心に刻んで