春を待つ季節~lovers version~
降りそそぐ強い陽射しを浴びて
君と出逢った緑の並木道
立ちのぼる陽炎に揺れて
見慣れてる景色に溶けた
鮮やかな夏の日の夕立ちに
二人雨に濡れながら笑った
これからも僕はずっと君を
守ってゆきたい
風が秋を感じる頃
僕らは春を待つ
心に芽生えた恋を
大切に育むから
並木を彩ってゆく季節に...
澄みわたる空が眩しい秋
手をつなぐまるで絵画のよう
紅葉の帳の中を歩く
僕たちが誰よりもしあわせ
冷たい風に震える君の肩を
そっと抱き寄せて微笑む
これだけは誰にも譲れない
世界でひとつさ
白い便りが届く頃
僕らは夏を待つ
心に咲いた花に
新しい名前をつけるから
銀色に包まれてゆく季節に...
ときには喧嘩もしたよね
口も利かなかったよね
すれ違う道もあるけれど
信じて手を取り合って...
春の息吹薫る頃
僕らは秋を待つ
心の中の草原に
彩りをあたえてくれるから
そして季節に溶けてゆく
かけがえのない思い出を
心に深く刻んで
君と歩いてゆきたい
僕らはいつまでも
春を待つ季節さ
あの日初めて出逢った並木道を
今でも君と寄り添いながら...