夏の終わりに
思い起こせば遠い夏の日
セピア色に染まる記憶の中で
青い海と白い砂浜
輝く波間に溶けた夢
現在(いま)はあの日のように
見知らぬことは何もかも無くなったけど
夏の終わりは寂しくて
遠ざかる青春に
さよなら言いそびれた
二人だけの秘密の
場所に独りたたずみ
雲に君の面影を見る
永遠という言葉だけが
明日に向かう標(しるべ)
君が好きだったあの曲を流して
約束を交わしたこの道走ろう
夜空を見上げひときわきらめく
あの星はそう…君だね
あれから二年の月日が流れ過ぎても
瞳閉じれば浮かぶ微笑み
誰よりも愛していた
ひとつひとつの仕種が
想い出に刻み込まれ
夏の終わりに訪れる
誰もいない海辺で
君と二人で遊ぼう
夏の終わりのこのひとときを
永久(とわ)に忘れはしない
夏の終わりは寂しくて
遠ざかる青春に
さよなら言いそびれた
二人だけの秘密の
場所に独りたたずみ
雲に君の面影を見る
永遠という言葉だけが
明日に向かう標(しるべ)