僕がいる
見慣れた並木道 まだ寒くて
吹き抜ける風に 春を感じない
どんなにか 待ち焦がれただろう
季節外れに咲く 一輪の花
君が受けてきた傷は とても深くて
多分僕なんか 役にたたない
せめて今 出来ることあるならば
闇に小さな火を灯そう
悲しまないでね
僕がそこにいる
いつか笑ってくれるはず
だから
無理はしないでね
君らしくゆけばいい
手を握ろう
出会った日に
春を匂わせる風が
吹いていたから
桜舞う公園の片隅で
立ち枯れた小さな樹まるで私のよう
そう呟いた君の横顔に
勇気分けてあげよう
淋しくなんかない
僕がそこにいる
だから信じてくれないか
いつか
本当の笑顔を
取り戻すために
ずっとそばに
力あわせて
どんな苦難も
乗り越えてみせるよ
愛することが優しさなんだ
いつまでも…
みつめている