久遠の記憶

どこかしか懐かしき風を受けて
君と歩いて行く道に…
幾千の季(とき)の中 目の前には
あの頃の僕らがいた

沈む夕陽に涙を浮かべて
一人きりの夜を怖れていたね
悲しいくらい愛し合うために
輪廻の螺旋を昇り続けている

どこかしか懐かしき風を受けて
君と歩いて来た道に…
幾千の季(とき)の中 振り向いたら
笑顔あふれる僕らがいた

疑う心 微塵も無かったら
悲しい因果は 巡らなかった
この生命尽きても信じつづけたら
神の宿命(さだめ)を恨んでいたかな

沈む夕陽に涙を浮かべて
一人きりの夜を怖れていたね
悲しいくらい愛し合うために
輪廻の螺旋を昇り続けている

流れて行く雲に見る面影
君と結ばれたあの日に…

この胸のざわめき 瞳閉じれば
久遠の記憶 よみがえる

シネマティックノベル 『久遠の絆 再臨詔』
生まれ変わってもあなたと巡りあいたいという強い想いが、輪廻転生となるのだろうか。この作品は、記紀伝承に基づく日本神話の色合いを強くしながらも、愛すること、愛されることの大切さを伝えてくれている。
参考楽曲/追憶 (徳永英明)