マケドニア出身。マケドニア人には珍しい見事なプラチナブロンドの髪を持つ。天性の才気をもって超難関と呼ばれる王立学校参謀学科に１５歳でトップ合格し、神童と持てはやされる。ワーレンの街にいたときマルスの厚遇を受け、軍師として従軍。王立学校の同期生であったカチュアと再会する。

マケドニア出身。姉パオラ、妹エストと共に王立学校国軍学科に優秀な成績で入学し、秀才美人三姉妹と謳われる。同期生のルーシと知り合い、その歯に衣着せない言動に戸惑いながらも惹かれてゆく。ミネルバ王女の股肱の臣として暗黒戦争に参戦。ワーレンでルーシと再会する。

マケドニア王国第一王女。ミシェイルの次妹。ドルーア帝国に従属した兄に妹マリアを捕らえられ、やむなく帝国に随従。帝国にその武勇を買われ、征北将軍としてアカネイア大陸を席巻することになる。そんな荒んだ彼女の心を支えつづけてきたのは、ある人物の一通の書簡であった。

アリティアの王子で、アカネイア連合解放軍盟主。
亡父とは正反対の温厚な性格で一見頼りないが、意志が強く、強大なカリスマ性で捲土重来を賭け決起。ワーレンの街で噂に名高い隠士ルーシを三顧の礼で迎えることになる。

オレルアン王弟・大公。亡命してきたアカネイアのニーナ王女を擁し、最初に反ドルーアの幟旗を掲げた勇者であり、『草原狼』の異名をとる。ワーレンの戦いで苦戦する解放軍に遺賢ルーシを薦めるが、２０歳の若者と知り愕然失望する。