FE外伝小説・休日~夏の日のグラにて~
Inspiration Song

休日~夏の日のグラにて~をお読み下さった皆さんに感謝申し上げます。ここに挙げる14曲は、この作品を構想するに当たって、僕がインスピレーションを得た曲です。
アーティストはほぼ固定されていますが、ファンである方もない方も、一度お聴きになってみて下さい。なるほどと思うかも知れません(?)

SONG Artiste Inspiration Notes
1 君がいない夏
作詞:小松未歩
作曲:小松未歩
DEEN
『12nd SINGLE』
この小説の初期構想段階から取り入れていた楽曲。
最初、舞台設定の“夏”と言うことと、主人公カチュアの心境を表した楽曲として想定していたが、何故か対象が、脇役だったルーシに移っていった。結果、ルーシが完全主役に変更
2 夏の日の中
作詞:山根康広
作曲:山根康広
山根康広
『THE MARK』
永遠の約束よりしばらく後になってからインスピレーションを得た山根バラード。
川辺でのルーシとカチュアの回想シーンで取り入れている。また、終章2のルーシとカチュアのシーンの執筆時でも、バックミュージックとして流しながら書きつづっている。
3 愛しき日々
作詞:小椋佳
作曲:堀内孝雄
堀内孝雄
『NEW BEST』
終章1におけるカミュ戦死の場面、船出などグルニア滅亡の哀愁漂う場面に使った、名曲。
この曲を聴いて、年末時代劇「白虎隊」の場面が脳裏に過ぎり、その悲壮な雰囲気を捉えることができた。
4 遠い空で
作詞:小松未歩
作曲:吉江一男/小松未歩
DEEN
『14nd SINGLE』
この小説は大半が川辺での回想シーン。当初は小説自体3話から5話程度の短編だったはずだが、この楽曲が発表されてから思い出話の構想が彷彿とし、結局長編になってしまった原因はこの曲である。回想シーンの中断時、ルーシとカチュアが会話するときにバックに流していた。
5 あの時の中で僕らは
作詞:浅岡雄也
作曲:浅岡雄也
FIELD OF VIEW
『SINGLES COLLECTION+6』
結局、ルーシの気持ちはミネルバにあったという完全に初期構想の思惑からかけ離れてしまった当小説。ルーシとミネルバとのやりとりを考える上で、FIELD OF VIEWのこの楽曲を導入。12話、17話でのルーシとミネルバのシーンで使った。ヘッドホンを当て、目を閉じて何度もじっくり口ずさんだ。イメージ的には「夕暮れ」を思わせる。
6 寂しさは秋の色
作詞:上杉昇
作曲:栗林誠一郎
WANDS
『WANDS BEST』
終章2の最初、カチュアがルーシを訪ねて連れ出す場面で使用。
直接聴いていた訳ではないが、ふと脳裏に過ぎった曲がこれである。多分、「秋」というフレーズから、思い出したのだろう。
7 LOVE IS ALL
作詞:徳永英明
作曲:徳永英明
徳永英明
『INTRO II』
徳永バラードでベスト5(僕自身の)に入るこの曲は、最終回にて起用。
ルーシとミネルバの、互いの思いの丈を歌で表現してみようと思っていたところ、これが最も適当だと思った。
8 日曜日
作詞:池森秀一
作曲:池森秀一
DEEN
『SINGLE ひとりじゃない C/W』
穏やかな休日という雰囲気を掴むために導入。川辺の回想シーンでの構想の際に、「穏やかな陽気に自分の気持ちに素直になる」という心理を自分なりに推測したのだが、この曲を導入する以前に比べてスムーズに想像することが出来た。
9 青い空に出逢えた
作詞:小松未歩
作曲:小松未歩
小松未歩
『謎』
当小説のインスピレーションソング唯一の女性シンガー。
ゆったりとした感じの曲で、もちろん登場女性キャラクタに当てはめて構想。しかし、やはり話の展開や女性心理については苦労させられている。
10
あなたを愛したいくつかの理由
作詞:さだまさし
作曲:さだまさし
さだまさし
『SINGLES COLLECTION 6』
ルーシとミネルバの関係を見つめ直すときに参考にした、さだまさしのデュエット曲。
男性歌詞の部分と女性歌詞の部分がルーシとミネルバの心境をよく表現していた。基本的に、さだ氏の歌のファンでもある私がたまたま聴いていたこの曲にインスパイアを受けたものである。
11 突然
作詞:坂井泉水
作曲:織田哲郎
FIELD OF VIEW
『FIELD OF VIEW I』
回想シーンのルーシとカチュアとのデート場面で使用した。と、言ってもデートの場面は本文ではト書きで済まされていたが、本来は詳細な描写にするはずだった。だが、ルーシがカチュアにキスを迫るという大切な(?)伏線の方を張りたかったので、泣く泣く割愛。これによってミネルバが台頭して行くことになってしまった。
12 Balance
作詞:徳永英明
作曲:徳永英明
徳永英明
『bless』
軽快なリズムのこの祝福歌は、最終回前半のルーシとミネルバ、カチュア達のほのぼのとしたシーンを構想する際に起用。
国の復興を目指すルーシ・ミネルバ・三姉妹らのひたむきさと、愛の力を表現するのになかなか合う曲がなかった中で、この曲はまさにぴったり一致したので驚いている。一聴の価値ありです。
13 優しい陽射し
作詞:尾崎豊
作曲:尾崎豊
尾崎 豊
『CONFESSION FOR EXIST』
今回のFE外伝小説において、尾崎音楽から参考となった楽曲がこれ。
初期設定ではキャラクタ達の深層心理を考察する上で取り入れ、全体としてインストゥメンタルとしてバックに常に流れている想定。物語全体に強い影響をもたらしてくれた。
14 永遠の約束
作詞:山根康広
作曲:山根康広
山根康広
『THE MARK』
「君がいない夏」とともに、初期構想段階から取り入れていた山根ポップス。この小説の全体的のテーマ要素がこの歌詞にあり、大いにインスピレーションを得ている。
特に最終回の場面構想におけるこの楽曲の位置は重要だった。