休憩小話

桧月彩花…その永久の姿を伝えてゆきたいと思う、引き込まれるストーリー
つまらねーと思いながらも読んで下さっている皆さん、ありがとう。
『メモリーズオフ』という作品は、下は13歳、上は44歳男性(笑)まで、男女問わずにプレイをお勧めする名作。失恋の痛みにもがいている人、過去の想い出を忘れられない人を始めとして、しっとりとした感動を与えてくれる、言うならば『優しい物語』でしょう。派手さが一切なく、主人公の失った恋人・桧月彩花をベースとして坦々と流れてゆく。BGMも終始、落ち着く。
この作品は、作品自体がすでに完成されているので、私ごときが二次創作などをするのは烏滸がましいのだが、なぜかベースとなっている桧月彩花の話に急速に引き込まれ、書き物の血が騒いでやまなかったという訳なのだ。
『追憶』,『JUST ONE』 プレイした人にはなおお奨め、しない人も一聴の価値あり
私が書いている他の作品を読んでくれている人は気がついてくれただろうか……。この小説は他小説ほど、ト書きなどの描写を少なくしている。
メモリーズオフが阿保剛氏のBGMをもって感情移入に拍車を掛けているように、この小説もイメージソングをもって、読者のイメージを膨らませたいと思っている。
今回のメモリーズオフの小説においては、徳永英明の『追憶』、DEENの『JUST ONE』を基本ベースにしている。両曲とも染み入るようなバラードで、私的には主人公である三上智也が、今坂唯笑(メインヒロイン)とのトゥルーエンドを迎えた時に、彩花に馳せる思いを歌いつつ、唯笑と二人で歩き出す未来……と言った心境にぴったりとマッチしているように感じたわけである。
この小説のイメージソングは、そんな切なくも美しい物語を凝縮させたような二曲。本文中の表現も、二曲に準じている部分が多いので、聴くのと聴かないのとでは、格別面白さが違うと思います、多分(笑)
要するに、『遠い思い出~from Dragon Quest V~』,『SMILE AGAIN~君の笑顔を守りたい~』と並ぶ、イメージソングの魔力小説(そこまで言うと言い過ぎかも知れない〔笑〕)
まあ、両者に興味がなかったり、聴かなくても良いとは思いますけど、淡泊で味気のない流れとなるかも知れません。
なお、二曲ともシングルとしてリリースされています。アルバムならばDEENの『need' love』、徳永英明の『remind』に収録されています。
私は決して、徳ちゃんやDEENの回し者じゃあありません(笑)
彩花のエンディング(BE)後という想定
この小説は、今坂唯笑(メインヒロイン)のハッピーエンドを除いて感銘を受けた、彩花とのエンディング(=バッドエンディング)その10年後という設定として書き進めている。
だからといって、音羽かおる、双海詩音、伊吹みなも、霧島小夜美に入れ込んでいる人にはお勧めできない言うわけではないのだが、今回はとりあえず、この4人のヒロインには出演は控えていただく。ファンはお許しあれ。
Wednesday, August 16, 2000  Kou Takamine.