REST TALK No.1
方々から色々と反感を食らいそうな小説だと自負しているんですね。ほとぼりが冷めた頃でも、結構この手の二次創作って固定層がいるからある意味ケンカを売っているようなもの(まあ、買ってくれる奇特な人がいるかどうかは別として)。
「P.S.抱きしめたい」は、結局「主フロ」というジャンルにも、「主ビア」というジャンルにも当てはまらず、主フロに以て行くためにビアンカを失恋させた、フローラを悲しませたという厳しい批判を下されたリーダーが多かったんさ。
実際そうだったわけで、フィーチャーした稲垣さんの「P.S.抱きしめたい」が失恋曲なので、これで主フロを描くのは無謀だった。幸福を目指す主フロのフィーチャーがマイナーじゃあ話にならない。必然的に主ビア色に近い失恋話になっちまった。逆に考えれば、ビアンカやフローラをこんな目に遭っても良いですか? というタカミネの挑戦的な小説としてみれば、小泉純一郎じゃなけど「人生いろいろ、小説いろいろ」とばかりに開き直れるものでもあるのですがね。
このPray~ひとつになる絆~では、そんな反省を踏まえて……というか、なまじ穴の修復が大変すぎる前作をどこまで穴埋めできるかが当面の課題な訳だが、終わってみれば「なんだ、全然だめじゃん」と言うこともあり得るんよ。続篇だと何だと言ってるが、「P.S.抱きしめたい」とはまた違う物語だと思ってくれている方が良いかも知れない。結構、こじつけあるし、イメージしている声優が前作とは違うからな(笑)
イメージというと、ドラゴンクエストファンの方は持っているだろうか。今はおそらく無いギャグ王コミックスのドラクエ1Pコミック劇場の第10巻。
この中で、かの大作・天空物語の作者、幸宮チノ氏が寄稿していた「Other Side」というタイトルの主フロネタ。主人公がフローラにお化け退治をしようと誘う話なのだが、これが個人的に不思議とかなり好き。幸宮氏の絵柄、ストーリーと共にタカミネは大いに参考になっておるのだす。
ええ、さすがにこりゃあ18禁小説なんで、まんま幸宮絵で想像して読めなんて言えませんがね。まあ、ベタベタまったりのラブラブなとこなんかで勘弁してくれやですな。幸宮さん、ゴメンナサイ。
ほんで、タカミネにとっては事実上2作目となる18禁小説なんですが、正直これ18禁にする必要あんの? と言われそうな感じなんですよね。
「P.S.抱きしめたい」の元ネタとなったサラボナの結婚イベントのような緊迫感はないし、前作以上にまったりとしてるし。理由のひとつをあしざまに言えば、前作が18禁だったから、続篇的ならわざわざ全年齢にしなくても18禁が良いだろう。ということ(爆)
ええ、第一話でいきなりおっぱじめて仕舞うわけですが、この主人公、書いてる自分でもす巻きにしたくなりますねえ。と言うか、何となくシチュエーションがワンパターン。勉強不足、資料不足がたたる、たたる……。考えてみれば、ネットに溢れる成年向き小説の方がはるかに描写がすごいのだ(あたりまえ)。もともと不得意気味なジャンルの無謀な導入。ああ、皆さん誤解しないで下さい。これは必要なんです。夫婦としての当たり前な営みなんです。えーっと、タカミネ自身の経験値については……ノーコメント。まあ、色々あんのよ(大謎)
今後の展開……どうだろ、あるんだろうか。あるんだろうな。主人公の格を下げてゆくイベントが(笑)
正直、タカミネは浮気性なんです。ぶっちゃけ主フロ派でも、主ビア派でもありません。ええ、簡単に言えば両方好きです。今はこうして主フロ色の小説書いてるからフローラLOVE(死語?)なんですけど、仮に他サイトへ進呈するような短篇を書くならばどちらかというと主ビア色の方が書きやすいことは確か。
ええ、でもですだ。それじゃつまんねえですから少数派とされる主フロ色になってしまうんですね。タカミネはかなり偏屈なので王道路線は進みたくないのですな。反体制・反政府思想ですから(関係ない)。
まあ、そんなこんなでイスラム教が羨ましいとちらりと思ったことがあるタカミネは放っておいて、続きを構想しまひょな。関係ないですけど、幸宮チノさんもそう、神崎りゅう子さんやあずき・まめおさん、藤田佳子さん等々、女性作家の絵柄は丁寧で美しくてよろしゅうおますな。タイジャン、魔神は祭り上げますけど(ドラゴンクエスト4コマ漫画劇場より)。
それではまた次回……。
参院選の最中、梅雨も蒸し暑き体力を維持せんとやる気のない タカミネ コウ 2004/6/29