登場人物紹介

リュカ -Luca-

幼い頃、亡き父パパスに連れられて旅をしていた。十年余の苛酷な運命を経て、サラボナでフローラと巡り逢う。運命が定めたようにフローラとの結婚に進む中、幼馴染みのビアンカと再会。二人の美少女の間で身も心も激しく揺り動いた末、フローラを選択する。「愛するビアンカ以上にフローラを愛している」。フローラへの愛を確かなものにするために、フローラと共に旅立つ決意をすることになる。
正名リュケイロム・エル・シ・グランヴァニア英傑王(東洋史書謚号、壮賢王・泰和帝)

フローラ -Flora-

富豪・サラボナ太守ルドマンの愛娘。妙齢とともに、花婿を迎えるために修道院から還俗。あるきっかけで、サラボナを訪れたリュカと運命的な出逢いを果たす。ひと目でリュカに惹かれ、あふれる想いを堪えてきた。ビアンカとも出会いリュカとビアンカの間で身も心も激しく揺り動く。リュカに「ビアンカ以上に、愛している」と告白され結婚。リュカの言葉を信じ、夫とともに旅立つ決意をする。淑やかな雰囲気を持つが、裡に激しい情熱を秘め、一途に、直向きにリュカに尽くし、愛する美しい女性。


ルドマン -Rudman-

天空八勇士の一人、トルネコの末孫。サラボナの富豪・太守。フローラの父親。
妙齢を迎えた愛娘に婿を迎えようと還俗させる。天空の勇者を捜し求めるためにサラボナを訪れたリュカを認め、一方愛娘とビアンカとの間で揺れるリュカを強く誨諭した、清廉厳格の名士。フローラの旅立ちには反対だったが、強い意志に押され認める。
リュカの良き理解者であり、サラボナにあって、常に愛娘の身を深く案じるひとりの父親である。グランヴァニア海西公。

アイシス -Aisis-

テルパドール王国女王。天空八勇士の末孫。天空の兜を守護する。
清廉高潔な絶世の美女で、人の心を読む能力を備える。ただ一度だけ、かつて来国したリュカの父パパスに想いを寄せていたことがある。リュカの心を読み知り、自らの思いも重ねてリュカに道を諭す。

ヘンリー -Henry-

ラインハット王国第一王子・枢密卿。デール王の異母兄。幼い頃、数奇な運命に翻弄され、リュカと共に10余年の間、苛酷な運命を共にしたため、リュカとは金石の交わりで結ばれている。ビアンカとフローラの間で揺らぐリュカの支えとなり、二人の美女に対しても歯に衣を着せぬ忠言で覚悟を決めさせた。ただし、妻のマリアには惚れた弱み、頭が上がらない。

マリア -Maria-

数奇な運命からリュカ、ヘンリーと苛酷な運命を共にした。清楚可憐な美しい女性。修道院で修学していた時にヘンリーの求婚を受けてその伴侶となった。環境が変わってもその優しい性格は全く変わることなくヘンリーに尽くし、愛する。似通った境遇のフローラの気持ちをこよなく理解し、本当の姉妹のような関係になって行く。


レックス -Rex-

レキス・ラム・ド・グランヴァニア。リュカとフローラの間に生まれた双子の兄。グランヴァニア王子、伝説の勇者。生後間もなく両親と離散、侍従サンチョと共に、八年の間両親を捜していた。そのためか、いささかマザコン気がある。ただ自分の背負う運命の大きさにまっすぐに向き合う、健気な少年。英雄王。

タバサ -Tabasa-

トゥヴォンナ・マリーヌ・シ・グランヴァニア。リュカとフローラの間に生まれた、双子の妹。グランヴァニア王女。兄やサンチョと共に八年の間両親を捜し続ける。兄レックスをこよなく慕い、また少々ファザコン気がある。母親似の美女の卵。


ルキナス -Ruxinus-

約千年前の魔族擾乱期に八勇者の一人ジプシー・ロマ族の姉妹を庇護した若き貴族・アンディス=ディアス卿の末裔。ルラフェン安定侯を務める。伝宝・銀のタロットを今に伝えるが、テルパドール王家に奉還するべくリュカたちに託す。

クラリス -Claris-

ポートセルミのトップスター。テルパドール王国出身で、その家祖は八勇者の一人ジプシー・ロマ族の踊り娘であるとされる。
ポートセルミに辿りついたリュカと友人関係にあり、リュカが異性として気遣うことのない、数少ない一人である。

オデュロン -ODuron-

通称はオジロン(Oziron)。パパスの実弟にしてグランヴァニア安寧王・代王。兄流亡後のグランヴァニア至上位を代わって受け継ぐも、正式な即位はしないでいる。権臣・執政卿セイシェルの国政壟断に異を唱えられない凡庸な君主だったが、そこへリュカが帰還してくる。前代王・後代王。

ドリス -Doris-

安寧王オデュロンの第一女で、リュカの従兄妹。美人だが男勝りの性格。心無しにも王族に生まれたことを嗟嘆しているが、リュカと出会ってからは心境が変化する。内心リュカに想いを寄せ、その一方でレックス・タバサ兄妹の良き姉としての道を歩む。

セイシェル -Seychell-

グランヴァニア王国の権臣。執政卿。パパス王流亡後に台頭し、安寧王オデュロンを祭り上げて実権を握る。リュカがグランヴァニアに帰還し、オデュロンが譲位の意向を示すと、これを阻止せんと奸計を巡らす。


イブール -Evool-

邪教の教主。世界を闇に誘う魔界の王ミルド・ラースの尖兵としてセントベレス大神殿に君臨。

ラマダ -Lamada-

イブールの臣の巨人族。人間に化け、邪教の指揮を執っている。信者たちの事実上の党首。

ミルドラース -Milldlars-

暗黒魔界の王。元々は人間だったとされるが、神をも超える存在を目指すという絶大な邪心が自らを暗黒魔界の王にさせた。やがて、リュカ一族と対決することになる。


ピエール -Pierre-

スライムナイト。魔物使いとしてのリュカにとって古参の仲間の一人。モンスターのまとめ役。

マーリン -Marlin-

魔法使い。リュカ古参の仲間の一人。魔族に関する知識に溢れたパーティの知嚢的存在。

スラりん -Surarin-

スライム。リュカが魔物使いとして初めて仲間に加えたモンスター。子供のような言動、ムードメーカー。

メッキー -Mecky-

キメラ。神速の翼を持ち、卓越した測量技能でリュカ達の旅の羅針盤的存在。フローラが少し苦手な様子。

シーザー -Caesar-

グレイトドラゴン。マスタードラゴンの密命で魔界の藩屏として、ミルドラースを監視する役を担っている。

サーラ -Sala-

メッサーラ。寡黙沈静な魔族の武将。リュカに降ってからは、リュナン・ラファの守護に全霊を傾ける。


ウィート -Wheat-

宿の主人。懇切丁寧な対応で評判が良い。

声のイメージ / 161616番獲得者・ムーン&ウィートさん

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