CAST INTRODUCE

ロイド=アーヴィング

十八歳。ドワーフの名工・ダイクに養育された剣士で、実はユグドラシルを総領とするクルシスの天使・クラトスの息子。幼馴染みの神子コレットを守るために旅立ち、数多くの仲間を得、その強い心でクルシスとユグドラシルの野望を粉砕。かつてコレットと約束していたエクスフィア回収のための再びの旅立ちの日を迎える。
度重なるコレットの遭難を自らの力で救い出し、親密になって行くが、本人はコレットに対しては幼馴染み以上という感情の自覚はなく、それは奥手と言うには過ぎるかも知れない。

コレット=ブルーネル

十七歳。ロイドの幼馴染み。世界再生の神子の使命を帯びて自ら危難の道を歩んだ、ドジだが健気な少女。しかし、そのドジが数多くの幸運を招いている。クルシスやレネゲードらの権謀術数に翻弄されながらも、堅牢な意志を持ってユグドラシルらの野望を打ち破り、その決戦を目前にロイドと交わした新たな旅立ちの約束の日を迎える。
数えきれない受難をロイドによって救われてゆくうちに、ロイドに対する感情が恋であることを知るが、当人は全く気づく様子もなく、旅を共にしているうちに次第にその心が翳ってゆく。

ジーニアス=セイジ

十三歳。イセリアの学校教師リフィルの弟で、ロイドやコレットの学友であり親友。秀才の呼び声が高い。後に狭間の種族・ハーフエルフとしての身に嘖まれることになるが、ロイド達の篤い信愛によって救われ、ユグドラシルの野望粉砕に活躍。
テセアラの王都メルトキオで知り合ったプレセアに一目惚れ。旅の最中、都度彼女にそれなりなアプローチを重ねるが、これと言った手応えはないまま、戦いが終わる。姉・リフィルとハーフエルフ安住の地を求めて旅立ちを決意。再びロイドらと共に旅立つ。テセアラのアルタミラでプレセアと再会を果たすのだが……。

プレセア=コンバティール

クルシスの野望に巻き込まれた妹アリシアを失い、自らもエクスフィアの実験体にされ成長が止まった影響で、身体年齢は十三歳だが、実年齢は29歳という不遇の少女だった。華奢な身体に似合わない強靱な体力で戦斧を揮ってユグドラシルの野望を破砕。戦後、リーガルの創設したレザレノ社のテセアラ復興事業に参加している。アルタミラでジーニアスと再会。しかし、彼女は素直にジーニアスに向き合えない……。それは決してジーニアスが嫌いという理由ではなかった……。


ゼロス=ワイルダー

二十三歳。美しい女性達は全て自分に惚れるためにあるなどと、超ナルシストな面もあるが、どこか憎めない反面、テセアラのマナの神子という宿命から、クルシスの手先となってロイド達に接近、道を誤りかけた傾奇者だった。ロイドやその仲間たちの厚い信頼に次第に絆されてロイドに心酔。ユグドラシルとの決戦前に、ロイド達をわざと裏切り、コレットを拉致する苦肉の策を立てた。戦後しいなたちからそれを弱みにからかわれる。テセアラを訪れたコレットの悩みをその慧眼で看破。ロイドに知恵を貸すのだが……。

藤林 しいな

二十歳。かつてコレットらの命を狙っていた暗殺者だったが、その実ミズホの民に伝わる伊賀栗流伝承者でもあり、安倍晴明法術のひとつ「式神」を扱えるほどの世界稀有の召還符術士である。ロイドの理想に惹かれた副頭領の宣旨を受けてロイドの盟友となり、九精霊を随えてシルヴァラント・テセアラのために情熱を燃やした。ロイドに想いを寄せつつも気の強さが禍してか伝えられぬままミズホの民のために尽力。ゼロスとは喧嘩仲間(?)な関係。そんな平穏な中でロイド達と再び再会する。

リフィル=セイジ

二十四歳。ジーニアスの姉でロイドの学問の師。ハーフエルフだったが、ロイドの篤い愛に救われる。ハーフエルフ安住の地を求めて、イセリアを旅立つことを決意。ロイドとコレットとともに、それほど遠くないうちに別々になる旅に出ることになる。プレセアに寄せる想いに苦しみ出す弟の姿に、リフィルもまた心を痛める。

リーガル=ブライアン

三十四歳。過去の因縁から当初は敵として立ちはだかり、やがて唯一無二の盟友となった手枷の戦士。その正体は大財閥・レザレノグループの会長。気骨あふれ、清廉潔白の士として名を馳せている。プレセアの妹・アリシアと道ならぬ恋仲になっていたが、エクスフィア実験の犠牲となったアリシアを自らの手で斬る大業を背負い続けていた。戦後、わだかまりをなくしたリーガルはプレセアとともにテセアラ復興の仕事に没頭している。


ショコラ

港町パルマコスタ、商家パルマツールズの主人・カカオの一人娘。ディザイアンに楯突いたために数奇な運命を辿る。ロイド達に救出されたが、祖母マーブルの一件で因縁を引く。その一方で、ロイドに寄せる想いに葛藤する日々を送っている。

藤林 保興(やすおき) (太賀(たいが)

ミズホの民の副頭領・上忍。昏睡状態の総領・藤林毬栗保豊(ふじばやしいがぐりやすとよ)に代わってミズホを統括する頭領の一人。しいなにミズホの民の命運を託し、テセアラ・シルヴァラントの救済の道を切り開いた名士。しいなに次期総領の期待を寄せつつ、ゼロスとの仲を期待している節がある。

百地(ももち) 守保(もりやす) ((くちなわ)

先代頭領・藤林毬栗保豊の息子でしいなとは幼なじみ。百地保高(やすたか)(おろち))の弟。しいながヴォルトとの契約に失敗しミズホの里を危機に陥れたことを怨みに思っていた。しいなとの雌雄を決する闘いに破れて離郷。しいなの心にコリンと並ぶ影を落としている存在。

 キミとともに~愛のかたち~ 声のイメージ出演