あとがき

今頃書いた理由
ようやく脚色が終了しました。続きを待って下さった方(いるかなぁ?)、お待たせいたしました。
なぜ今頃ドラクエ5などと・・・と思っている方も少なくないと思います。
理由は簡単です。机の引き出しを整理していたら、ずっと前に書いていたドラクエ5の文章が出てきたからです。
原本のタイトルは「愛は胸の中に~Love is in my heart~」というものだった。(南こうせつの歌にもあるなあ、このタイトル)
どうもドラクエ5はビアンカと結婚するために最初から伏線が張られているから、結婚イベントも大概ビアンカを選んでしまうのが現状でした。
人気を見てもやっぱりビアンカが圧倒的で、フローラって、いまいち押しが足りないキャラクタですよね?
思い出すと僕も物好きでして、じゃあフローラを選ぶ時って、主人公はどんな気持ちなんだろうって、夜寝るときも考えたものです。
考えれば文章にしたくなるのが悪い癖でしてすぐにワープロの前に座って原文を殴り書き。
ビアンカと結ばれる伏線を破って行くのが苦労しました。はっきり言って、この文章は強引です。
男であるし、ましてや恋愛経験のない僕が女性心理をわかるはずないと思いながら理想(自己世界)のままキーを打つ。
脚色したとき、原文はほとんど残っていません。一通り読み直してからそれを基に想像して書きました。

DEEN「君の心に帰りたい」

僕が小説を書くときはイメージするときに歌を聴きますが、この小説の場合はDEENの「君の心に帰りたい」という歌です。
この曲と詞を、失恋するビアンカに重ねようとしたもので、歌詞に似た表現は第三部の後半に出しています。(歌詞の引用が出来ないのが残念!)
第三部を読むとき一度、この曲を聴いてから読んでみてくださると、みそラーメンにおろしニンニクをまぜるがごとく(?)、味が引き立つと思います(多分)。
この小説とは全く関係なくとも、純粋にバラード好きな方なら一聴の価値ありです。とても切なくていい曲です。

頭の中が混乱状態

不適切な表現は全部に言えることですが、特に第三部は全くといっていいほど訳の分からない文章になってしまいました。
ドラクエファンの方(特にビアンカ・フローラファンの方)、深くお詫び申し上げます。
頭が回らないまま書き進めてしまったので、理解できない部分がありましたら、何なりとおっしゃって下さい。
皆さんのお言葉すべてを「金石の言」と受け止め、今後の僕の小説書きの貴重な参考とさせていただきます。

1998, 2/7