∬ ぶつぶつひとりごと ∬
遅筆の私、やっとのことで「遠い思い出~From Dragon Quest V~」の原本部分を脚色完了! 振り返ってみましょう。
ウゲッ! 脚色部分だけで16話か! ずいぶんダラダラ長引かせたものよなぁ……(滝汗) しかもオイオイ、ずいぶん中途半端じゃねえか。
なんて、ううっ……。これで終わらせるならば、ずいぶん楽なんだけどね。書かにゃならんでしょう、鷹嶺 昊としてのオリジナル。その後の主フロ。
まだ書くか! いい加減にドラクエ4の方に手をかけてくれ。いいじゃん別に。ただの趣味だし(笑)開き直りかよ……。精根尽きたぜまったくなぁ。
★今も廃れることはない、文字通りの不朽の名作
石長直輝(いわながなおき:当時)が描いた原本「愛は胸の中に~Love is in my heart~」の脚色、つまりオリジナルは以上、16話で終了となるわけですけれど、何となく自分でもこの後の続きや、全話を通じた穴埋めが未完な様な気がするので、空色の宿 空色亭~INN
nostalgia~、鷹嶺 昊としてのオリジナルエピローグを2,3話程度、掲載したいと思っております。「やっと終わったか、読ませてもらったよ!」 などとお見捨てなさらずに(笑)
それはともかくとして、今回このドラクエ5の小説を書くに当たって色々と当時からの資料(ドラクエ本)を漁りに漁ってみたわけですけれど、やっぱり面白いものは面白いものですよね。
考えてみれば、オリジナル発売から既に11年。主人公の奥さんが石化から解除されて丁度1年です(一説)。私は当時高校生でしたが、何かあっという間というか、それほど昔のような気がしないんですよね。ビアンカもフローラも、やはり私の中では今でも輝き続けている美少女に他なりませんし、ドラクエ5のファンならば、きっと同じではないでしょうか。不朽の名作とはよく言いますが、ドラクエ5は、その文字に最もふさわしい作品であると、確信して止みません。そうでなければ、創作意欲が今なお廃れないなんて事はあり得ないと思いますしね(笑)下手くそな文章は除いて^_^;
★フローラ・ビアンカ……二人との関係
この小説の土台は、主フロ(主人公×フローラ)のカップリングという設定で進められているわけですが、ビアンカとも関係を持ってしまった主人公に腹立たしさを禁じ得ない読者もいたことでしょう。これはある意味タブーであることでしょうし、裏切りであることでしょう。
しかし、私としては現実こういった状況下に置かれた男としての主人公に置き換えた時、主人公を美化して愛した人の貞操を意地でも守り抜くという美談はあり得ないと考えるんです。もしも僕だったら、自分を愛してくれる二人に美辞麗句のひとつも言って諦めさせるか、想いに応えてあげるか。口べたなので自分だったら後者を選ぶでしょう。二人の人を同時に愛することは出来ないというのは、本気で人を愛することの出来ない(していない)人間の言うざれ言であると、僕はそう思っているのです。
人を好きになれば、抱きたくなる。肌のぬくもりを直接感じ、ひとつになりたくなる。それはむしろ自然の摂理ではないだろうか。片言の正論を並び立ててそれを拒絶してゆけば、人はきっと大切なものを失ってゆくのではないかと。今の世の中は、それの積み重ねがここまで人の心を冷たく、無表情にさせてしまったのかも知れません。自己弁護をするわけではありませんが、主人公が例え正統派のビアンカ、もしくはこの小説のようにフローラと結ばれる結果となっても、二人と愛し合うことは決して非人道的な事ではないと思っています。そうでなければ、本編における、あの選択の場面はあるはずがないですからね(笑)うーん……自己防衛……
当小説は、稲垣潤一さんのアルバム「LOVE BALLAD COLLECTION」より、トラック1「サンクチュアリ」、トラック10「P.S.抱きしめたい」をフィーチャーしております。聴いてみた人はいるでしょうかね(笑) 特に、第16話におけるサンクチュアリは、我ながら良く書けていたと思いますし、ゲーム本編での場面と重ねても、これ以上にないほどピッタリなゴスペルソングじゃないかと思っております。著作権上、音楽ファイル載せられないのが痛いですが、機会があったら、レンタルビデオショップ等でCDを見つけて聴いてみて下さい。納得いただけると思いますし、さらにイメージが膨らむこと必定です。 |