CAST INTRODUCE

(名前:誕生日(聖陽歴)/物語当初の年齢/身長(cm)/体重(kg)/出身地)
アルファ
1801年女神の月35日/19歳/167cm/55kg/ローアン大陸・トルキステル村
はるか南の大陸・ローアンの小さな村の少年。
優しく穏和な性格で、どこかトロい面も見受けられるが、小さな頃から一流の剣士になりたいという大きな夢を見ていた。剣術に関しては幼なじみであり、親友であるカムルに一歩引けを取るが、敏捷さにかけては、アルファの右に出る者はいない。ただし、小さな子供や老人など、弱者に対しては優しいが、自分より強い人物に対してはライバル意識をもって接するので、同年の友人は少ない。向上心が強く努力家でもある。幼なじみで親友であるシュリスや、双子の妹のような元気の有り余る女性を苦手とする。守ってあげたいタイプの女の子には逆らえない。責任感が強いので、年上二人(シュリス・カムル)の面倒見は実の親以上か。

カムル
1796年大神の月28日/23歳/181cm/75kg/ローアン大陸・トルキステル村
アルファやシュリスと同じローアン大陸のトルキステル村の出身。
体つきはそれほどがっちりしているわけではないが、素手での戦いもお手の物の戦士であり、村一番の力持ちと評されている。その天性の剣術で「天才」の名をほしいままにしている。しかも、味音痴なので何でも食べる。
本人はキザに振る舞おうとするが、根がお調子者なので、失笑を買うことが多い。駄洒落で一人ウケ一人ボケ一人突っ込みをする。この有様なので親しい友人はいない。顔は二枚目の部類に入るが、キャラとしては三枚目である。オプチミスト。ただ、純粋な少年の心を持ち、人の痛み苦しみを、まるで自分のことのように感じることが出来る優しき男。照れ屋なところがあるため、きれいな女性の前に出ると、得意のボケも発揮されない。

シュリス
1798年海神の月10日/21歳/156cm/44kg/ローアン大陸・トルキステル村
ローアン大陸の小村トルキステルの出身で、アルファ・カムルの幼なじみであり、大親友である。
は虫類以外の小動物が好きであり、実家には犬や猫を始め、コアラや手乗り猿まで飼っている。レシュカリアを旅をしているうちに潜在能力である魔法に目覚め、魔道士として攻撃・回復魔法を得手とする。
年齢のわりには童顔・幼児体型であり本人は非常にそれを気にしているので、本人の目の前で「ガキ」などと言うのは禁忌に触れる。雷と暗闇が苦手だが、アルファに対しては姉(保護者)として振る舞うため、彼の前ではなかなか弱いところは見せようとしない。意地っ張りで気が強く、喧嘩っ早いところがある。お喋りでわがままな元気な女性。次にどんな行動をするか予測出来ないくらいの即断即決即実行派。感情的になりやすい。

イリアス
生年不詳/年齢不詳/185cm/66kg/東シュリア王国・シアンの町?
外見は26歳くらいか。老師ジェノアに養育された魔道士だが、剣術・弓術の腕もかなりの達人という稀にみる魔法剣士である。ポーカーフェイスで無口。弟エリオスと二人暮らしで、自分のことを語りたがらない謎多き人物である。
しかし、何だかんだと、カムルのギャグの突っ込みをしてしまい、最終的にはいいお笑いコンビ。
完全にカムルに感化されて性格まで変わってしまうことになる実は非常におもしろい二枚目かもしれない。ベジタリアンなのでシュリスに「うさぎさん」と呼ばれる羽目にもなるという、本人の意思とは裏腹なパーティ生活を送ることになる。性格的にはかなりのマイナス思考派。物事を悪い方へ考える癖がついてしまっている。その由縁は何かがあったのかはわからないが・・・

汝恒蘭
じょこうらん
1632年不死鳥の月33日/188歳/147cm/22kg/白燕王国・国都モルドム
白エルフの王国「白燕」の名家の長女。人間齢にして23歳くらい。エルフらしい超小柄な人物。彼女の父は、有能な貴族であったが、不遇であった。
しかし、実力者である軍務卿・嶺聖宗家(れいぜい・そうか)から漢姓である「汝」姓を与えられ、白燕貴族の上席に置かれたために、彼女の一族は嶺聖家に恩義を感じている。対青国の情報収集のためにスパイとしてグローザムに派遣されるが、その美しさゆえ目立ってしまう。物静かで怒ることはほとんどないが実は情熱家。シュリス・アルファのよい相談相手。穏やかながらも意志の強さで苦難を乗り越えられるシンの強い女性である。

ジュラーダル
1501年狩人の月20日/318歳/161cm/42kg/青国・国都グローザム
黒エルフの王国「青(せい)」の近衛大将軍。人間齢にして33歳前後。
文武・魔法に優れ、清廉潔白な青国随一の名将。両親は城下の貧乏猟師だったが、大帝グルペスにその才能を買われて出仕。わずか3年で近衛府の大将軍に異例の抜擢を受ける。六種七国の大戦中において白燕・瞑との交戦で、その緻密な用兵術、洗練された魔法戦術によって数々の大功を挙げ、皇室の一門であるレイファを妻に迎える。レイファとの間に嫡男ヴァーダルが誕生するが、プライドが高い妻は、ジュラーダルの経歴を蔑視し、当初から夫婦関係は冷え切っている。その関係は、ほぼ仮面夫婦という言葉にぴったりである。

多勢 頼輝
たせ らいき
1791年獅子の月24日/29/187/72/東シュリア・夏河藩
東シュリア王国の街でレシュカリア唯一の漢名領地・夏河(かが)藩の守護で、東シュリア朝廷の近衛中将軍。聖帝四天王の一人・神剣士アンリの直系の末裔。アンリの七代の孫ライアンが、聖シュリア王朝の第12代・佑帝から、多勢姓を下賜されたレシュカリア三大漢姓家の一。代々、王室の藩屏として重要拠点である夏河を統治している。
聖陽歴1816年の父頼尚(らいしょう)没後、多勢家第43代を継承。若いながら清廉で、最愛の妻が夭折した後はどんな女性をも遠ざけるという強かな面を持つようになった。『平和ぼけ』した朝廷の堕落を憂慮し、信頼する実弟頼理とともに女王レアを補佐。国境五関に突然出現した奇岩を、魔神召喚の兆候と察知し、弟と二人で魔神召喚の黒幕を突きとめるために奮起する。

ファルシス
1795年飛竜の月1日/25歳/178cm/70kg/ラリツィナ王国・国都ウイラム
レシュカリア東南の王国・ラリツィナの第5代国主。追号は平文帝。六種七国乱立の火蓋を切ったファルス王の直系の玄孫。
聖シュリア王朝を断絶に追い込んだことから、ラリツィナ王室は代々肩身の狭い思いをしてきたという。しかし、ファルシスは国王らしからぬ気さくな人柄で、基本的には戦争を好まない平和主義者である。人を疑うことが苦手で、誰とでも快く面会をするので重臣達の心は休まない。東シュリア王国の女王レアに恋し、まるで少年のようにアプローチしている。大華国王アンセルムとはレアを巡る恋敵であるが、良き理解者でもある。また、白燕王カサーラ・瞑主ギャルシアとは先祖以来のつき合い。国民からの愛称は「平民王」。彼自身、この呼び名が特に気に入っている。

レア
1795年火竜の月32日/24歳/164cm/46kg/東シュリア王国・聖都ラシンヴァニア
レシュカリア最初の統一王朝聖シュリア王国を打ち立てた聖帝ミカエルの末裔。
東シュリア王国を建国した元帝コナンの玄孫で、第7代国主。六種七国乱立後では初めての女王。
大陸随一の美貌で知られ、抜きん出た内政手腕で王国の安定を築き上げた才色兼備・稀世の名君でもある。しかし、宰相以下重臣たちは無能なため、有能な重臣である夏河守護・多勢頼輝兄弟に支えられて自ら執政する。
他国の君主から多くのアプローチを受けるが見向きもしようとしない。だが、根はとても一途であるという。その結婚相手には多勢頼輝が有力と言われているが、当の本人にその気があるか、また他に好きな人がいるかどうかは不明である。

レグテチス
生年不詳/30代~40代?/192cm/75kg/レシュカリア大陸
レシュカリア大陸出身の剣術家で『剣聖』と呼ばれる。何らかの事情でレシュカリア大陸を離れ、諸大陸を放浪している、謎多き人物。
レシュカリアのはるか南、ローアン大陸を訪れたときに剣術家を目指すアルファという少年の師としてトルキステル村に滞在。アルファの天性の剣才と潜在する能力を察知したレグテチスは、アルファにレシュカリアへ行くことを勧める。そしてアルファが旅立ちを決意した頃、レグテチスは航海士トルフェンに言伝を頼み、一人忽然と姿を消した。

ミカエル
魔神デムウスのもと混沌としていたレシュカリア大陸を創世以来初めて統一し、法と秩序を確立させた国家の始祖。ラシンヴァニアに都を構えて聖シュリア統一王朝を開闢し、聖帝・聖主と呼ばれる。
辺境の島バルコに生まれ、卓越した魔法技術と人望によって神剣士アンリ、光魔道士マリア、大僧正フュステル、聖弓士エリオンのいわゆる聖帝四天王を従えて魔神デムウスを討伐。大英雄王としてレシュカリアの全民族から崇敬されつづけ、今でもその威光は衰えることがないほどである。