1994年執筆 統一戦記最終回記念特別小説
※注:緑の名前の人物は、ゲーム・ロイヤルブラッドに登場した実在のキャラクター。
水色の名前の人物は、オリジナルのキャラクターです。
スレテート家 | ライル家 | ランカシア国王家 | その他貴族 |
テュードリア家 | |
エアドリック |
27歳。イシュメリア大陸最南端にあるペンザンス領の盗賊テューダ一家の若頭。テュードリア家を興し、南方に優勢を誇っているフェリアス家を急襲して、大陸に彗星の如く現れる。アウトロー達を従え、大陸席巻の野心に燃える。しかし、その生い立ちは謎のままである |
フェリア | 16歳。盗賊テューダ一家の頭領シルフロマンの一人娘で、褐色肌の美少女。男勝りで剣術や馬術は相当なもの。 父からエアドリックの嫁になれと言われているが、何故かエアドリックとは相容れない。 |
フュノー | 26歳。フェリアス家に滅ぼされたトルディン家当主ジョスリンの嫡男。 トルディン家滅亡後捕虜となっていたが、エアドリックに救出され、やがてその右腕となる。知勇に秀で、テュードリア家の戦争には常に先陣を切る働きをする。姉メルティナとは生き別れ。 |
シルフロマン | 50歳。盗賊テューダ一家の頭領。フェリアの父親。豪快な性格で大食漢。エアドリックも「親父」と呼んでいる。弱き者から奪わず、人を殺さずと言う生粋の義賊で、悪徳商人や奢侈貴族たちから怖れ恨まれている。 エアドリックに惚れ込み、娘を嫁がせようとするなど、エアドリックのために力を尽くしてくれる。 |
ブライデリ | 58歳。国王家の重臣だったが、フェリアス家を滅ぼしたエアドリックの噂を聞きつけ、即行で王家を裏切る。 王家や他貴族たちの内情に詳しく、エアドリックの懐刀として暗躍することになる。 |
アンソニー | 19歳。テューダ一家の盗賊。エアドリックを兄貴と慕う。陽気な性格でよくヘマをするが憎めない少年。たびたび男勝りのフェリアから小突かれるが、実は彼女に恋しているという噂がある。 エアドリックの旗揚げ以降、諜報活動に大活躍することになる。 |
ホップス | 12歳。テューダ一家の最年少盗賊。アンソニーの弟分だが、「おつとめ」の才能はアンソニーよりも上手。 エアドリックを兄貴と慕いつづけ、フェリアにも姉のようになついている。 後に諜報部隊としてアンソニーといいコンビになる。 |
スレテート家 | |
ティリアン |
45歳。イシュメリア王国の大司教だったのだが、王冠戦争が始まると、突然王家を離脱し、カンブリアに独立。しかし、エランやレッドワルトといった有力反乱貴族の度重なる攻撃によって西に敗走をつづけ、辺南の地リンディニス・アトレバテスを支配するも、その命運は黄昏てゆく。 |
アニス |
18歳。スレテート家当主ティリアンの娘。知将サーディックの妹。 花を愛し、鳥と戯れることを好む可憐な美少女だったが、斜陽のスレテート家にあって家臣の役割を強いられる羽目になる。従弟ガルフォードに恋している。 |
サーディック |
23歳。スレテート家当主ティリアンの嫡男。沈着冷静で知謀に優れた美男子で、斜陽のスレテート家をよく支えつづける。 彗星の如く現れたエアドリックと、やがて対戦することになるのだが・・・ |
ガルフォード |
17歳。ティリアンの甥。サーディック・アニスの従弟。王家の追求を逃れてティリアンの元に逃れる途中行き倒れていたところをアニスに救われる。そして、彼女が自分に恋心を抱いていることに思い悩む。 家臣のいないスレテート家にあって、リンディニスの太守に命じられることになるのだが・・・ |
国王(ランカシア)家 | |
エセルレッド |
55歳。イシュメリア王国国王。 高潔で清廉な明君だったのだが、6年前に突如豹変し、忠臣たちの財産を没収、追放する。王冠ロイヤルブラッドを掲げて有力貴族たちの領土を次々に攻撃し、イシュメリア大乱の元凶となる。 |
アヴェール | 24歳。エセルレッドの第一王女。五年前に狂君と化した父を糺すために、神竜パスハから啓示を受け、王冠ロイヤル・ブラッドから六つの宝石魔術師を解放した張本人。そのことで父の怒りを買い、王城ロンディウムの高塔に幽閉され、勇者の到来をひたむきに待ちつづけている。 |
セフィス | 49歳。国王家直轄領セルシーの領土執事。正義感が強く、エセルレッド王の豹変に困惑しつつも、その命に従う。 妻は早世したが、息子二人ともに優秀であり、それが自慢。 |
エルス | 20歳。セフィスの長男。容貌魁偉で剣術・槍術に優れ、16歳で近衛騎士隊員になった程である。 義心にあふれ、父とともに沈みゆく国王家に忠実に仕える。 エセルレッド王に捕らえられた王女アヴェールの身を案じる若き勇士である。 |
アリム | 17歳。セフィスの次男。温厚で柔弱そうな風貌とは裏腹に、弓を取れば百発百中の腕前を持つ。 父や兄とともに直轄領セルシーを反乱貴族たちの脅威から守り抜く。 フェリアス家を電光石火に滅ぼしたエアドリックと、一度会ってみたいと心に抱く。 |
ジェフリー |
25歳。王女アヴェールの友人で、叛臣として処刑された近衛騎士隊長・グリフィスの腹心だった。 「王女を助けるためには、どんなことでもする」とエセルレッドに懇願し、反乱貴族たちの最前線に派遣される。エアドリックとも交戦するが・・・ |
ヒューバード |
26歳。王女アヴェールの幼なじみで、近衛騎士隊からカンティベリの領主を務める。 ジェフリーとは両翼と称され、王冠ロイヤルブラッドがエセルレッドの手元に戻すことが出来れば、王女を救うことが出来ると信じ、反乱貴族と戦うことになる。 |
エルフォルド |
23歳。エセルレッドの庶子で、王女アヴェールの異母弟。温厚で頭脳明晰。目立つことを好まない。彼を含めて4人の子供がいるエセルレッド王だったが、父に従順な王子は彼ただ一人であった。それゆえに数奇な運命に左右されることになる。 |
ゲオルグ |
47歳。イシュメリア王国宰相。 無能の狂君と化したエセルレッドの嬖倖を受け、悪政の限りを尽くす。 エセルレッドの妹アグレイアと愛人関係になり、斜陽の国王家を牛耳り贅沢三昧に明け暮れる。 |
ブランシェ家 | |
エラン |
32歳。イシュメリア王国の武官筆頭・ブランシェ家の次男で現当主。「ロイヤルブラッド」の本主人公。王冠戦争初期に宿敵ライル家当主レッドワルトと共にエセルレッドに追放され反旗を翻した。優秀な家臣を従え、日の出の勢いで国王家を圧倒。イシュメリア平定の最有力候補である。 |
メルティナ | 28歳。トルディン家当主ジョスリンの娘で、フュノーの実姉。 トルディン家滅亡後、弟と生き別れてエランに引き取られる。政才に優れ、容姿も美しい。 エランの相談役兼寵姫として愛されるも、弟の安否を常に気遣っている。 |
カル |
34歳。ブランシェ家の長男でエランの実兄。穏和な性格で、ブランシェ家の執事を務める。 性急で、血気に逸りがちな弟をよく諫めつづけている。 新興勢力となったエアドリックとは平和の道を歩もうとしているのだが・・・ |
ラルゴス | 26歳。ブランシェ家の参謀・アルゴルの息子。父引退後にブランシェ家軍師の任につく。エランのためならば手段を選ばない策を弄する稀代の策謀家で、味方からも怖れられている。エアドリックの台頭を煙たがり、エアドリックに対し、数多くの計略を仕掛ける。 |
ペンドラゴン |
28歳。ブランシェ家の三男で、エランの弟。武勇は兄をも凌ぐ才能を発揮するが、野心が高く、当主になれなかったことを恨みつづけている。 やがて兄との確執が修羅場を迎えることになるのだが・・・ |
ライル家 | |
レッドワルト |
30歳。イシュメリア王国文官筆頭・ライル家当主。ブランシェ家とは宿怨関係。王冠戦争勃発時にエランと共に追放されエセルレッドに反旗を翻し、北方をエランと二分する勢力となる。 優秀な家臣団を誇るが、エアドリックという新興勢力の台頭に気が気でなくなる。 |
ガラリア |
26歳。レッドワルトの妹で、近衛騎士隊中佐として活躍した武人。精悍怜悧な美貌を持ち、家臣から慕われる。 王冠戦争中期に兄に懇願してキャメロン領主となり、対エラン戦に活躍。 新興勢力エアドリックに興味を示し、南征軍の副将に抜擢させることになる。 |
ウルフスタン |
32歳。レッドワルトの従兄で、猛勇を誇る驍将。エランとの戦いにおいて、その勇猛な将を数多く討ち取る。 沈着冷静で、兵略にも通じライル家の大将軍として、武の要となっている。 やがて南征軍総大将として出陣することになる。 |
アンディス | 19歳。アイランド辺境島の若き戦士。 モンスターを自在に操る魔物使いとしてレッドワルトに招聘されて、妹ルチア共にライル家に仕える。 神出鬼没の操魔戦術は、敵味方共に怖れられることになる。 |
ルチア | 17歳。アンディスの妹。 兄と同じくモンスターを自在に操ることの出来る女戦士として、レッドワルトに招聘される。 兄と組めばほぼ無敵の力を発揮する。 |
モードレッド |
28歳。狂王エセルレッドの庶長子。 父の威光を傘に領主の座に着いていたが、肉親の情を感じず、ライル家の侵攻の際には、あっさりと父を裏切ってライル家についた。人間的に欠陥があり、ガラリアに対し歪んだ愛情を抱いている。 |
その他 | |
リアラッハ |
ディアス家当主。元国王家近衛兵隊長。 王冠戦争末期に突然国王家を裏切って独立を果たす。その際にブランシェ家のアルクイン・スウェインを倒したため、エランの仇敵となり、窮地に立たされる。 |
ライアス |
フェリアス家当主イリウスの息子。 フェリアス家がエアドリックに滅ぼされた後、行方を眩ましていたが、リアラッハの元に現れて独立劇の黒幕となったことから、エランの仇敵となる。 |