2024年「かえるフォト川柳」&「感動賞」の入賞作品の発表
第15回 「かえるフォト川柳」
・金賞(1点)
川柳は 我振りかえる 記録なり 東京都八王子市 島立隆男さん
今年「かえるフォト川柳」は、15回目という節目の実施でした。人間の年齢で言えば中学校の卒業です。
1年1年コツコツとよくここまで続けてこられました。
熊谷館長の熱意と、応募される皆さんのいてくださるおかげですね。
この15年間を振り返ると、多くの金賞作品の句とさまざまなカエルの写真が思い浮かびます。
川柳の積み重ねは、人生やコンクールのあゆみの記録であると言えましょう。
この金賞作品の写真は、川柳の創作ノートでしょうか。
日頃の継続した作句活動がしのばれます。
惜しむらくは写真のカエルが天然ではなく、あり合わせの人工物であること。
あっ! でも句の中に「振りかえる」があったか!(審査委員長 山口真一)
・銀賞(2点)
背で語る オヤジの消えた スマホの世 静岡県静岡市 海瀬安紀子さん
狭いほど ワクワクしちゃう 秘密基地 神奈川県茅ケ崎市 野村昌弘さん
1句目。昭和の時代のような「オヤジ」の権威が失墜し、たとえ寡黙でも背で語るオヤジが消えたことを、背面を見せるカエルの姿に重ねています。
海瀬さんは「かえるフォト川柳」入賞の常連です。句だけでも独立できそうですね。
ただ、「オヤジの背」と対比されるのが、なぜ「スマホの世」なのでしょう。写真からも読み取れないのがちょっと残念でした。
2句目。「秘密基地」は、男の子なら必ずや小さい頃に戸外でやった遊びに出てきたはず。
空き地の土管も公園のジャングルジムも、子どもの想像力が秘密基地へと変えました。
作者の野村氏も「カエルフォト川柳」入賞の常連です。
秘密基地といってもカエルの場合、何を思って身を隠すのでしょうか。
えっ? それこそ人間には「秘密」だって⁉ (審査委員長 山口真一)
ご応募、誠にありがとうございました。金賞には「シナノスイート10㎏」を、銀賞には、「シナノスイート5㎏」をお届けします。
2025年の応募締め切りは、9月30日です。メールもしくはFBでご応募願います。写真のサイズは大きすぎないようご配意願います。
(カエル館 熊谷聖秀 caeru@m.speedia.jp)
感動賞の入賞作品
ご協力ありがとうございました。この6点以外にも沢山の感動写真がありましたが、6点に絞らせて頂きましたことお許し願いたいと思います。
入賞作品のモデルの皆さん(Dの場合は撮影者)には、信州りんご「シナノスイート」をお届けします。
住所をお知らせ頂いてない方は、至急お知らせ願います。
お知らせ頂く のが10月20日以降になりますと、「シナノスイート」以外のりんごになることをご了承願います。
補足ですが、Fはカエル館内に侵入したアオダイショウを捕まえて館外に出していただいた時の写真です。
次回の「感動賞」は、2025年9月30日が締め切りになります。写真はメール・FB・郵送等でカエル館にお届け願います。
メールの場合、写真のサイズは大き過ぎないよう ご配意願います。(カエル館 熊谷聖秀 caeru@m.speedia.jp)
根羽村観光協会企画製作 山口真一著・山根一郎監修 「茶臼山パワースポットの謎」 一兎舎発行
完売しています