小冊子を作りました

メロディーをクチずさめれば
30分でトランペットが吹ける

ヤマハ・イージートランペット EZ-TP体験記

 YouTubeを見ていたら変わったトランペットで歌謡曲を演奏する方の映像を拝聴した。年配の方で、初めて半年ほどらしい。
そこで私も挑戦してみようと思い立った。トランペットの経験は皆無、楽譜も読めないが、ビデオに励まされて、何とかなると楽観的に考えた。初心者の体験を記載する。

2020年12月25日 DVD制作
     カラオケDVD
 サンプルは、「MORE」   データ量を少なくするたっめ画像は静止画です。音楽は半分です。MicrosoftEDGEを利用されている方は自動再生がOffされません。

 2020年自粛中に練習した電子トランペットで収録した音楽をDVD化した。納得してはいないが、実力としてはこれまでだろう。収録曲は、MORE、アドロ、スターダスト、思い出のサンフランシスコ、慕情、知りたくないの、枯葉、君といつまでも、
これが青春だ、街の灯り、カスバの女、見上げてごらん夜の星を、海は恋してる、思い出の渚、若者たち、硝子のジョニー、
星に祈りを、熱き心に、琵琶湖周航の歌、夜明けの歌

2020年9月12日 電子トランペット
 毎日練習していて気が付いたことがある。トランペットは発する声の大きさ・強弱に対応していないのである。小さくな声でも、大きな声でも変換されたトランペットの音の大きさは変わらない。よって大きな声で音を出す必要は全くない。適度な発声で十分なのである。本物のトランペットもそうなのか。小さな音のトランペット音や大きな音のトランペット音はあまり聞かないな。

2020年8月19日 こんなもんだった!
 コロナで自宅軟禁が続いている。時間が沢山あるので、電子トランペットの練習に励んでいる。16曲のカラオケを作った。運指を表す自己流のリストを作るのが一苦労である。楽譜が読めないから、あてずっぽでメロディーをトレースしてTAB譜?を作る。これが結構大変だが、TAB譜がないとどうにもならない。また運指を暗記できないから、必ずカラオケにTAB譜を表示しなければ演奏ができない。そんなことで、カラオケにTAB譜をつけてDVDを製作し、DVDを再生して、画面を見ながら演奏の練習をしている。

 電子トランペットは自分の発生する音程をトランペットの音色に変化する装置である。よって演奏者の声がトランペットのメロディーとして出力される。そこで最大の欠点があらわになった。製造・販売終了したのも、この問題を解決できないかったと推察する。
 その最大の欠点は、演奏者が発声する音程が、正確であることを前提にしている。許容差はあり、完ぺきではなくても目標とする音階が出力されるように設計はされているが。私のような素人は、音出し、声を出す音声の立ち上がり時にどうしても音程が外れた音が含まれている。そのた偽音が瞬間発声られる。これでは澄んだトランペットの音にならない。演奏の所々で「ギッ」といった感じの音が現れる。そのため、きれいなメロディーができないことがある。一見するとトランペットの演奏だが、なじんでくるとどうしても、違和感がぬぐえない不満が出る。これが欠点である。

 カラオケは、「モア」「硝子のジョニー」「カスバの女」「アドロ」「引潮」「琵琶湖周航の歌」「これが青春だ」「思い出の渚」
「見上げてごらん夜の星を」「この広い野原いっぱい」「若者たち」「星に祈りを」「君といつまでも」「街の灯り」「空港」
「夜空のトランペット」である。








ヤマハの㏋より                          EZ-TP
          電子エンターテインメント楽器/2004年

         


 トランペットが吹けなくても、声の音程・音量を使ってトランペット音が出せ、誰でも簡単に演奏できる“歌う! トランペット人の「声」をマウスピースから吹き込むことでその音程と音量を感知し、トランペットの音として出力することにより、トランペットをまったく吹いたことがない人でも、簡単に演奏ができる。
また、内蔵の音源を利用してバック伴奏付きの演奏を楽しむこともできる。







※ 購入について
 アマゾンで検索すると、なんと21万円でした。「何で」と思い調べると、すでに生産終了していてプレミヤがついている。メルカリでは、中古で2から3万円程度である。そこでAmazonの中古を見たら、いわくあり品が2.6万円出ていた。説明では電池収容部分の接触が悪く、電池では動作しないとのことであった。自宅でしか使わないので、問題なしで、購入した。配達されたのを見たら、電池でちゃんと動作したではないか。やはり、実態は電池で使用することはない。


※ 何にもわからない
 箱を開ける。現品はトランペットに似て非なるものであった。プラスチック製の黒のボディーは、何か安さを感じる。トランペットなんて触ったこともないが。
 付属のACパックを差し込んで音を鳴らしてみる。使い方は簡単で、説明書を読めばすぐに、デモ演奏を聴くことができた。
なるほど、音色はトランペットである。素人には十分である。音色は22種類も設定できる。トロンボーン、フルートetc.。
自分で演奏するにも、何も考えずに、光るLEDのバルブを抑えればそれでよいモードがあるので、とっかかかりはOK。

 でもLEDを見ているだけでは進歩がない。自分で演奏してみなければ!
そこでいよいよ演奏に挑戦するが、ドレミファが分からないことが前提である。、説明書によると、トランペットはバルブが三つしかないので、音階を表現するには、EZ-TPの口元で、所望の音程の音を声に出し、なおかつ3バルブを所定の組み合わせで押さえなければならない。これは本物のトランペットの音出しも同様な方法らしい。
しかし、しかし、ドレミファとバルブの運指が全く記憶できない。これでは演奏どころではない。そこで説明書に添付してあった楽譜集に、楽譜に1、12、13、123などギターのTAB譜のような、音符に対してバルブの組み合わせを表示する方法を利用することにした。歌詞に、TABを記載して練習するようにした。知っている楽曲ならメロディーは分かるので音符はいらいないから!

トランペットの音階はこのように表現されている。

これを使って入手した楽譜に運指を記載する。それと歌詞を合わせて映像化した
データをつくる。

以下はNETで購入した楽譜の一部である。

   
 この楽譜に間違いはないだろうが、正直にTAB譜に変換して演奏しても
カラオケとキーが合わないことがある。


 もう一つ重要なこと!
楽曲のキーの設定が重要になる。EZ-TPは「B♭」「C」「E♭」「F」のキーが表現できるとある。そこで、利用するカラオケのキーをこれに合わせなければならない。YouTubeで頂いたカラオケからMP3でオーディオを抽出して、ソフトでキーを再設定して、EZ-TPで表現できるキーに作り直す。そうやってできた「琵琶湖周航の歌」は以下だ。

   

 この情報をモニターに写して、目で見ながらバルブを抑え、声を出すのである。

 こんな方法で「星に祈りを」作って練習した。
 

 


 同様の手法で
 見上げてごらん夜の星を
 若者たち
 街の灯り
 君といつまでも
 MORE
 引き潮
 この広い野原いっぱい
 夜空のトランペット
 空港{テレサテン}
 琵琶湖周航の歌
 星に祈りを


 数曲作ってみて感じたことは、楽譜通りのTAB譜ではうまくいかないことがあった。
最終的には、手探りでTAB譜を作ったこともあった。