ホンダS-MX改良奮闘記
私は、同じ車でも少し変化をもたせることによって、自分だけの車にしてきました。
 今、所有しているグロリアもフロントグリルをわざわざマイナーチェンジ前のものに交換して、自己満足に陥っています。
 S-MXもアイライン、社外製のフォグランプを着けるなど、若干の変化をもたせていますが、あまり極端な改造というのはしていません。
 しかしながら、息子が免許を取得し、S-MXに乗り出してから、少しずつドレスアップ?をするようになりました。

 1. 若者風に変わりつつあるS-MX     

 わが愛車ホンダS−MXは発売日に実車がなくやむなくカタログ購入した程、非常に気に入った車ですが、購入後まもなく、私がさらにかっこよく?したいと思い、RAYBRICのフォグランプを取り付けました。
 また、アイラインはどうしてもほしかったのですが、塗装済みがなく5店程カーショップを回って探しました。
 さらに、ヘッドライト点灯時に、信号などで止まると自動減光するヘッドライトコントローラ(ULTRA 永井電子梶jも組み込んであります。
 これらは私が取り付けたものです。
 
 このS−MXが息子に占領されてから、カーオーディオのみならず、いろいろと改造を考えているようです。
 ホイールのインチアップ、幅広タイヤ、ダウンサス、マフラーさらにエアロパーツの交換などを考えているようですが、そこまでは小遣いが貯まっていないため、小遣いで買える小物に手を出しています。
   @ポジションランプをブルーのLEDランプに交換。 
   Aルームランプをブルーランプに交換。 
   B前後ナンバープレートにブルーのナンバープレートカバーを取付。
   Cナンバーステーの取付
   Dリアのコンビネーションランプにカバーを取付
 などです。

S-MXのフロンとまわり
あまり目立ちませんが、それなりにこだわっているS-MX
できるだけ長く付き合っていくつもりです。


 フロントはこの程度でよい。次はりアです。息子がリアのコンビネーションランプカバーをYahooオークションで見つけ、安く購入しました。しかし、塗装はしてないため、自分でする必要があります。個人でボデーと同色に塗装することは難しいのでカーボン調のフィルムを張ることにしました。ところが、フィルムはカーショップでは10p当たり500円位していました。
カバーの長さは90p位あるため、フィルムだけで4,500円もかかります。そこで、ホームセンターで見てみると内装専用というのであれば半額以下で売られています。どこが違うのか見てみるとフィルムの伸びが違うようです。
 すなわち、カーショップで販売しているのは、非常に伸びやすく複雑な形状のところにもきれいに張りやすい素材のようです。内装専用というのは伸びにくい材質であるため、その分安いようです。価格には勝てませんし、カバーの形状も平坦ですので安いものでもよいだろうとホームセンターで購入しました。実際に張ってみながらヘアードライヤーで暖めていると結構伸びます。ランプが見える穴の部分をドライヤーで延ばしながら手が熱くてかなわないくらいに暖めて折り込むときれいに仕上げることができました。
カーショップの高価なフィルムであればもっと簡単かもしれませんが。


S-MXのリア フィルムを張ったコンビネーションランプ部の拡大写真
  コンビネーションランプにカバーを装着

少し気泡ができましたが、比較的きれいに仕上げることができました。
数日してから見ると暑さのせいでフィルムが伸びたのかもしれませんが
気泡も消えてしまい、プロのような仕上がりになっており自信がつきました。
プロになれるかも
鏡のように仕上がった!!

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 2 省エネ化 ?

自動車は、主たる燃料はガソリンですが、エンジンを駆動するためには電気が必要です。また、最近の自動車は、エンジン制御、パワーウィンドウ、カーオーディオなどすべてに電気エネルギーを使用しています。
 当然のことですが、この電気エネルギーはバッテリーです。特にエンジンをかけるときは相当の電力を必要とするため、電気配線は非常に太い電線が使用されています。ラジオをはじめとする電気で動作している機器には使用する電力に応じた電線がいたるところに張り巡らされています。しかしながら、バッテリーのマイナス(−)側は、銅線一本でボディーにアースを取っているだけです。
 そこで、充分な電力を安定して供給するためにはアースを十分に取ることが必要との考えから、一本のアース線では不十分であり、そのためにアースを張り巡らせることによって、接地抵抗を減らすことができ、その結果として省エネ、パワーアップなどの効果があると言われています。これがアーシングです。
 
 以前から私の友人がアーシングをすることによって燃費の向上、エンジンパワーアップ、カーオーディオのノイズ低減など、非常に効果があると聞かされていました。
 しかし、私のはとても信じがたかったのですが、息子もアーシングの効果は大きいと言い出しました。
 最近、インターネットのオークションでいろいろな車種に応じたアーシングキットが販売されています。わが愛車、S−MXは8年目に入っており、少し手入れも必要かと思い、矢島無線の即決アーシングキットを購入しました。単に、低抵抗のケーブルに圧着端子が付いているだけですので、ちょっと高かったかと思っています。

アーシングを施したS-MXのエンジンルーム
アーシングを行ったS−MXのエンジンルーム 
(写真の撮り方がうまいのかエンジンルームがきれいに見えます。)

 さて、配線完了。 エンジン始動  しばらく、エンジンをふかしたり、アイドリングで状態を確認。
 ふむ。 気のせいか? アイドリングが安定した? 
 効果は、しばらく走行して見ないとわかりません。お楽しみ
!!


 あとでわかったことですが、DIYショップに行ったら、購入したアーシングキットのケーブルと同じケーブルが、アーシングケーブルと言う名称で約400円/mで売られていました。圧着端子はいくら金メッキでも1個50円くらいではないでしょうか?
 圧着ペンチを持っていない人は、ペンチを購入(圧着ペンチは5,000円位すると思います。)してまではと思いますが、私は大昔?から持っていますので、必要な長さのケーブルを製作することは簡単です。
 従って、S−MXで効果が確認できれば、グロリア、パルサーにも自作で付けてみようと思っています。

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 3.カーオーディオ改造

 そのー1 オーディオセットの交換
 息子が車の免許を取得し、私が、休日に釣り、買い物などに使用しているホンダS−MXに乗って楽しんでいます。
 しかし、車のオーディオの音が悪いといって、ツイーター、サブウーハーを付けると言い出しました。このS-MXは購入時ラジオもついていなかったため、それなりのカーステレオ、CDチェンジャーなどを購入して付けてあり増す。息子は自分が乗せてもらっている時は自分の好きなCDを聴く程度で文句は言わなかったのですが、自分で運転できるようになると、文句を言うようになったのです。
 そこで、カーステレオ本体もCD・MDステレオ(Sony WX-S2000  以前から使用しているCDチェンジャーコントロール可能)に交換し、ダッシュボードにツイーターを増設しました。サブウーハーは、口径が大きい程低音が出やすいのは当たり前ですが、場所を取り荷物が積めなくなります。そこで、リヤシートの隙間に入るコンパクトなサブウーハー(KENWOOD KFC―WX1)を取り付けました。
それにより、今はやりのドン・ドンと体に響く低音?が出るようになりました。私も含め家族はうるさいと言いますが、本人は満足し、運転中うるさいくらいの音を出して喜んでいます。しかし、うまくセッティング(カットオフ周波数、アウトプットレベル)すると私が聴いてもそれなりに前よりいいような気がしました。
 
 なお、このような作業を行うにあたっては、ダッシュボードパネル、内装材の取り外し方などはデーラーではずし方を聞いてから行わないと固定ピンなどを折ってしまうことがありますので、自信の無い方はカーショップなどに任せるのが賢明かと思います。
 私の場合、昔から車をいじくっていますので、何とか感でしていますが、最近の車はねじ止めではないので、プラスチック製のピンを折ってしまわないか心配しながらも、エイやとかなり無理やりしています。失敗したら部品を買えばと割り切っています。
            
購入したオーディオセット
ケンウッドのサブウーハーWX-2000
CD・MDデッキ
Sony WX-S2000
サブウーハー
KENWOOD KSC-WX1
ツイーター
  KENWOOD KFC-ST1×2セット

 改造後のS-MX



一新したS-MXのダッシュボード


ツイーター取り付け部拡大図
(左Aピラー部)
一新したSーMXのダッシュボード周り ツイーター取り付け部拡大図
(右Aピラー部)








ツイーター取り付け部拡大図
(左Cピラー部)
当初、邪魔にならないようにKSC-WX1をリアシートの
下に置いてみた。


とりあえず完成 !!!
 リアに取り付けたツイータの効果のほどはわからない。
息子が後ろにもツイータを付けるとかっこいいといって
購入してきたものです。
ツイーター取り付け部拡大図
(右Cピラー部)

 そのー2 サブウーハーの交換
 話は前後しますが、サブウーハーはないよりあったほうが良いことがわかり、グロリアにも付けようと購入したKENWOOD−SW910をS-MXに取り付けました。取り付けたといっても単においてあるだけですが。
 荷物が多いときはコネクターさえ抜けば簡単に取り外すことができて便利です?

             
カーゴルームに置いたウーハー
荷物を載せるときは邪魔になりそう
KENWOOD KSC-SW910
大きさの割りに重量は7kg程ある

 さて、音はというと、さすがに、口径が大きいこと、ボックス容量も大きいこともあり、素直で、自然な低音は出ます。
 始めに付けたKENWOOD KSC-WX1とはぜんぜん違います。やはり、スピーカーは昔ながらの構造が良いと実感できました。ただ、自動車のように限られた空間の有効利用を考えれば、コンパクト化はやむ終えないと思いますが。


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 4.その他の改造

そのー1 エアクリーナーの交換
 Yahooオークションでエアクリーナーを購入しました。ただ、エンジンが高回転の時は純正品より吸気抵抗が少なくなりレスポンスはよくなると思いますが、低回転域ではトルク不足になるような気がします。このような影響はマニュアルミッション車でなければ実感できないと思いますので、燃費などを考えればこのような改造は逆効果出はないかと思います。


純正のエアクリーナーを交換エンジンルームが、さっぱりした。

 そのー2 ヘッドライトの自動減光装置の設置
 夜間、ヘッドライト点灯時、信号などで停止すると、ヘッドライトをライトスイッチで消している人がいますが、それを自動的に行ってくれるアイテムです。以前、Y31型GLORIAに付けていた(永井電子(株)(ULUTRA)製)のですが、現在乗っているY34型グロリアにはオプション設定されており、購入時に付けたため本品が余ってきたため、S-MXに移植しました。

 そのー3 プラグとハイテンションコードの交換
 プラグは車検の時に交換しているのですが、8万km以上走行したことからハイテンションコードもそろそろ換え時です。また、純正のエアクリーナーがなくなり如何にもシリンダーヘッドが汚く、みすぼらしく見えます。そこで、燃費向上の意味も込め、NGKのパワーケーブルと同じくNGKのイリジウムプラグに交換しました。ブルーのパワーケーブルはアーシングケーブルと一体化し、見栄えがずいぶんよくなりました。また、これらの交換により、エンジンの吹き上がりがよくなったとともに、アイドリングも非常に安定したと思います。燃費については、しばらく計測してみたいと思っています。


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 5.サスペンションの交換
 ・第1弾
 息子が免許がない時からS-MXの車高が高すぎてかっこ悪いといっていました。
 そこで、息子が乗るようになってから、得意のYahooオークションで評判のよいR*SRのダウンサスの中古を見つけ、6,000円で購入し、サスの交換をしました。
 このS-MXはローダウン仕様といって元々スポーティーな車種なのですが、ダウンサスに交換したところ、約50mm程度とタイヤがフェンダーぎりぎりまで下がりました。
確かに見た感じはよいのですが、サスが柔らかすぎてわずかな段差でも突き上げがあり、後席に乗っていると悪酔いしそうになります。
ダンパーとの相性の問題があるようですが、まあ、6,000円の投資では我慢はやむ終えないでしょう。


 ・第2弾
 2005年2月、春休みに帰ってきた息子が、サスが柔らすぎて高速走行が不安定になった、さらにもっと車高を下げたいといい、車高調整サスペンションに換えなければといい、Yahooオークションで格安の車高調整サスペンションを購入しました。
                    (新品の割に値段がべらぼうに安かった?これが失敗の始まり)

 また、タイヤもスタッドレスからノーマルに交換する必要があることから、知っているタイヤショップへ購入したサスを持ち込み、タイヤは元々はいていたものをつけようと思っていたのですが、そのタイヤショップに18inの格好のよいアルミホイールが置いてあり、タイヤとセットで格安にしてくれるというので、ついつい、タイヤとアルミホイールも交換することにしました。
 さて、オークションで購入した車高調を組み込んでもらい、18inホイールを取り付け、車高がどれくらい下がるのか期待してジャッキを降ろしました。結果は、フロントはずいぶん下がったのですが、リアはノーマル時と全く変わらず、つんのめりのような格好になってしまいました。車高をどれだけ調整しても変わりません。
 ショップの方も原因がわからないということで、原因を車高調のメーカーに問い合わせてみることで、とりあえず、無理矢理リアを下げてその日の作業は終了しました。このままでは、リアのショックは全く働かず、タイヤ(これもホイールを18inにしたため、タイヤも18inの40タイヤにしたことからタイヤでのショック吸収は半減している。)による吸収能力も大きく損なわれたおかげで、少しの段差でも直接ボデーに突き上げてくるため、とても走ることができません。
 とりあえず、地面を這うようなスピードで家に帰り、メーカーのH.Pで電話番号を探し、電話しましたが相手はでません。やむ終えず、メールを送り、返答を待つことにしました。ところが、他のサイトでみると、そのメーカーが数日前に倒産したとの記事を発見し、格安だった原因がわかりました。
 このままでは、リアのショックは全く働かず、とても走ることができない。
 そこで、タイヤショップに相談し、一番よい解決策を考えてもらうことにしました。その結果、フロントは車庫調をそのまま使用し、リヤはカヤバのスポーツショックアブソーバーに前に購入したR*SRのダウンサスを2巻き程カットするという荒技を行うことになりました。結果が心配でしたが、プロが考えてくれたことですので、任せました。
 できあがった結果はというと、タイヤハウスいっぱいまで下がり、見た目はばっちりです。肝心の走行性能はというと、乗り心地はずいぶん改善され、我慢できる乗り心地になりました。段差を気にすることもなくなりました。とはいっても、ノーマルの状態からすると相当乗り心地は悪くなってしまいましたが。まあ、私が乗るのではなく、息子が乗るのですから、本人が納得すればよいでしょう。春休みも終わり、学校に戻っていきましたが、高速道路も問題なく走行できたといっていますので、とりあえずうまくしてもらったとタイヤショップも方に感謝しています。
 ただ、今回も大きな
安物買いの銭失いでした。
 すなわち、
   @中古のダウンサス購入費+交換料
   A倒産したメーカーの車高調整サスペンション購入費+交換料+アライメント費用
   Bカヤバのショック購入費+交換料+アライメント費用
と初めからプロに任せれば交換料とアライメント費用は1回で済んだものを交換料2回分、アライメント調整費用1回分がまるまる無駄になり、さらに、車庫調のリアも無駄、カヤバのショック購入費は余分な出費とどれだけ無駄をしたかわかりません。
この無駄なお金は誰が出すの?
 自分でわからないことはプロに任せるべきであるということを息子も私も実感し、勉強になりました。
                                       
   
S-MXローダウン使用のローダウンの完成系

 6.追伸
 
 5月の連休に息子が帰ってきて、カーナビが壊れたという。
 S-MXに搭載しているカーナビは6年ほど前に購入したSONYのCDナビで、ずいぶん前に生産中止になっています。そこで、カーショップに相談したところ、修理の見積もりをとれるというので、お願いをした。1週間ほどして返ってきた答えは修理費約8万円とのことでした。8万円も修理費に出すくらいならDVDかHDナビの新品を購入した方がよい。
 そこで、またまた、Yahooオークションの登場です。モニター、TVユニットが完全に互換性のあるナビ本体を探したところ、DVDタイプのナビ本体に2004年版の地図ソフトがついて30,000円即決というのを見つけ、その場で落札しました。数日で届いたナビは非常にきれいで配線は今のものをそのまま使用可能でした。早速、取り付け。最新とはいえませんが、CDとは明らかに情報量の多いDVDナビに変身しました。地図ソフトだけでも20,000円以上することを考えれば安かったと思っています。
 オークションはうまく活用できれば、すばらしいと実感した次第です。ただ、車高調整サスのような失敗もありますが。

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