太陽光発電


太陽光発電所設置1年の実績


 2013年10月にガレージの熱対策の一環として5KWのソーラーパネルをガレージの屋根に設置して早や1年が経過しました。
 そこで、1年間の太陽光発電による発電量について報告します。



(1) 設置後1年間の気象状況について

  太陽光発電の発電には当然のことですが日射量の多さに大きな影響を受けます。また、太陽光パネルはあまり暑くなると効率が落ちると言われていることから気温にも発電量が左右されるようです。
 そこで、気象庁が公表している気象データから2013年10月から2014年9月までの1年間の津地方気象台が津市で観測された日射量、気及び、降水量の平年値との差を比較してみました。
 その結果、気温は2013年夏の猛暑の名残か10月は平年値より2℃も平均気温が高かったようですが、その後平年値より下がりました。が、2014年に入ってからは7月までは、また、平年値より高かったものの8月以降は涼しい日が続いているようです。
 肝心の日射量は降水量が平年より8%近く多かったにもかかわらず、日照時間は平年より3%増です。降水量が多かったにもかかわらず、日射量も僅かですが多かったということは、短い時間に多くの雨が降ったということでしょう。
 この気象状況が発電量にどのように影響しているのかは、設置1年しかたっていませんのでわかりません。ただ、太陽パネルにたくさんの日光が届けば発電量が増えるということは間違いないでしょう。
 





(2) 木本太陽光発電所の発電結果
 このような過去1年間の気象状況の中で、月別の発電量と売電量(ほとんど自家消費はしていません。発電実績を見ると2014年5月の発電量が飛びぬけて多かったです。日照時間も最も多かったので日照量と発電量が比例しているのがはっきりわかります。相関係数は0.9以上あるのではないでしょうか。
 さて、この1年間で約6,300kwhを発電しました。そのうち、自家消費量を除く5,250kwhを中部電力に販売したとの結果になりました。
 



 1日の発電賞を見ると季節によって日ノ出、日の入り時間が違うことから発電開始、終了時刻は季節により変わりますが、安定した快晴のような天気の時は下図左のようにきれいな山形に発電しています。右の図は1日中晴れ間のなかった曇りの日の観測値です。
 私のガレージは南東に向いていることから、もう少し南向きであれば夕方の発電時刻が伸びるのではないかと思います。

好天に恵まれた日の発電パターン 一日中曇っていた日の発電パターン




(3) 太陽光発電パネルの汚れ?      
 雨が降ると必ず自動車に砂ぼこり、黒っぽい汚れが付きます。汚れるためマイカーを洗車する楽しみができるのですが。
 太陽光発電パネルはどうなのでしょう?
 太陽光パネルの汚れによる発電ロスなどのことは、パネルメーカーのコマーシャルなどにも出てきませんし、パネルの掃除の必要性などもあまり聞きません。したがって、パネルの汚れが発電効率に影響がないということでしょう。
 私家の太陽光パネルも設置してから1年を経過しました。屋根に上ってパネルの汚れ具合を確認しました。
 太陽パネルは1枚1m角ぐらいのサイズですが、その周囲に1㎜程度の枠がついています。その枠の低いところに黄砂のような砂おこりがたまっていました。
 このガレージの折板屋根は傾斜角度が10°もありません。そのために雨が降った時にすぐに流れ落ちず、この1㎜のところに誇りとともに残ってしまうのではないかと思っています。一般的な屋根勾配であれば、このような心配もないかと思います。

画像をクリックすると拡大表示して、詳しく見ることができます。

パネルの低いところににたまっているほこり。 30枚すべてのぱねるに同じようにたまっています。


 このほこりはパネルにこびり付いておらず、指で簡単にとることができました。ほこりはこの1辺だけでそこ以外のパネル面は指でこすってもほとんど手につくほどの誇りはありませんでした。
 1年でたまったほこりはこの程度でしたので安心しました。

画像をクリックすると拡大表示して、詳しく見ることができます。

たまったほこりを指でふき取った後 ふき取って指についたほこり。黄砂のように細かい。


 しかしいくら少ないと思っても何年も放置すればほこりも固まってしまうと掃除するのが大変ですので、来年の春になったらほこりを拭こうと思っています。問題は、パネルの周囲は良いのですが、中心部分はどうすればよいのでしょうか。モップでは届きません。時期が来るまでに方法を考えよう。

さびなどは見受けられませんので一安心です。 でもパネル掃除の方法が課題!!


このページのトップへ


 ソーラー発電所の設置に戻る
  

 
トップページへ戻る