飯田山・常楽寺   Vol.1


常楽寺
古く、平安末期に建立されたといわれている天台宗のお寺

  
今にも崩れそうな急な石段を登ると山門があり両側には仁王像がたっています
(山門への石段は「乱れ積法」という珍しい積み方だそうです)


本  堂

  
本堂を横からみたところ      鐘突き堂
海老紅梁など寺社建築の匠の技が伺える


この日は土曜日でしたが訪れる人もなく
静かな境内に聞こえるのは鳥のさえずりだけでした。

 
登山道入り口にある溜池と色とりどりのアジサイの花

   
破損のはげしい昔からある一丁石仏

江戸時代中期、飯田山参道には(現在のサントリービール公園付近まで)
一丁毎に石仏が置かれていました。(一丁は約百九メートル、三十三仏)
常楽寺信者の人達が先祖の供養と祈願の報恩塔として建立したものと思わ
れます。それが明治初期の廃仏棄釈により壊されたり、長い間に破損した
りして益城町新屋敷から本堂までの間、僅かに六体だけとなりました。

   
今では登山愛好者や信者らが復元、平成の一丁石仏として、故事にならい
本堂から十四仏を益城町新屋敷の登山口まで一丁おきに置いてあります。
登山口から行くと常楽寺本堂まで十四丁、十三丁、十二丁、・ ・ ・ 
と道しるべのように続きます。

 熊本再発見トップページ 

飯田山Vol.1 御 船