オーディオと私
 
 オーディオ、今はコンポですが、私のオーディオの趣味は余り自慢できるものではありません。きっかけは、アマチュア無線を始めた頃から、やはり先輩たちの間で自作のオーディオアンプを作り、大きなスピーカーを購入し、レコードを如何に自分が満足できる音を出すかと競い合っていました。それをまねして始めたのですが、アンプは自作できますが、レコードプレイヤーとスピーカーは購入せざるを得ませんでした。
 当然お金のない私ですが、初めてもらったボーナスをもって、大阪の日本橋に行き、コーラルのスピーカーとスピーカーボックス、プレーヤーを購入しました。ボーナスを全額使っても足らず、両親に怒られたことを覚えています。
 その後、ラックス(LUX)が初めて販売したトランジスターアンプSQ505を月賦で購入し、それを20年以上使用していました。オーディオ機器は、十年ほど前にダイアトーンのスピーカーに変えたままでした。
 ところが、数年前に、友人が持っていたあこがれのタンノイのスピーカーが古くなり、エッジが破れてきたので、処分すると言ったので、それを譲ってもらいました。
 25年位前に購入した物であり、修理ができるか不安でしたが、インターネットで探したところ、山形県鶴岡市に修理してくれる会社があることがわかり、早速、修理してもらいました。(決して安くはなかったですが。)
 その結果、元通りになり、現在、元気にタンノイの音を出しています。
 ラックスのアンプも30年も使用しているため、ボリュームがおかしくなっていますが、今も音は鳴ります。レストアできる物ならしたいと思っていますが。
 また、アンプも友人が使用していたクオードのアンプを譲り受け、メインで使用しています。
 オーディオ機器は、小遣いを貯めて、一新したいと思っている今日このごろです。

 平成16年5月16日
    昔、購入し現役を退いていたオーディオ機器を現役復活させ、オーディオセットをリニューアル?して、
     ”オーディオと私 Ver.2”を掲載しました。

 使用機器
私の愛用しているオーディオ機器です。テレビは1988年に約25万円ほど投入して購入したソニーのプロフィールスター29インチ(この当時でもサラウンド機能が付いていました。)ですが、そろそろ壊れそうです。
 
 主要機器リスト

   アンプ:LUX SQ505、QUAD405
   スピーカー:タンノイ ランカスタ(スピーカーユニット HPD385)、ダイアトーン DS-800Z
   その他:3ヘッドカセットデッキ、マイクロ精機のベルトドライブのターンテーブル、
      同じくマイクロ精機のロングアーム、グレースF8(カートリッジ)など
 
  SACDデッキの購入
2003年5月30日 SACDデッキを購入しました。

 今まで使用してきたパイオニアのCDデッキが動作不良になり、使用に耐えられなくなりました。
 オーディオを聞く時間は少ないのですが、聞くことが出来ないとわかると無性に聞きたくなるものです。
 そこで、Pentium4 3.0GHzマシンを製作しようと貯めていた小遣いを叩いてCDデッキを買い換えることにしました。

 最近はSonyとPHILIPSが共同開発したスーパーオーディオCD(SACD)が話題になっています。これは、今までのCDは、再生領域が0〜20KHzと20KHz以上の音はカットされていますが、SACDの場合、CDではなく、DVDを使用することにより100KHz位まで録音されています。すなわち、昔のレコードに近い録音がされているようです。

 そこで、せっかく購入するのであれば、SACDデッキをと思い、インターネットでSony、LUXMAN、DENONなどのオーディオメーカーのホームページで探しましたが、最近のCDデッキは殆ど現代風のコンポスタイルのものが多く、オーディオ用というとびっくりするか価格のものしかありません。
私は、LUXMANが好きで、一番最初に購入したオーディオアンプもLUXでしたが、今のLUXMANのデッキは安いものでも40万円もします。とても手が出ません。そこで、Sonyをと思い調べてみると、SCD-XE6(定価56,000円、実勢価格35,000円程度)というのが手ごろな価格なのですが、ちょっと安っぽいかなと思い、その上を見るとSCD-XA333ESというデッキですが、定価137,000円と2倍以上のものしかありません。実勢価格を調べてみると92,000円位とそれでも高いですよね。
どうしようかと、悩んだのですが、一度買えば当分使用できますので、安いものを買って、いつまでも後悔するのはいやですから、思い切ってSCD-XA333ESに決めました。
宝くじでも当たればSCD-1(500,000円)やLUXMANが理想なのですが、そう甘くはないですよね。^O^
 
 さて、SCD-XA333ESを注文してから、CDショップを覗いてみたのですが、SACDは置いてありませんでした。困ったことです。せっかく高音質の音楽が聞けると期待しているのに、ソフトがなければ何の意味もないですよ。ところが、週末に運良く名古屋へ買い物に出かける機会が出来たので、JR高島屋内のCD・DVDショップで聞いたところ、クラッシック、ジャズ、ポップスなどが50タイトル程あると言うことで、聞き比べの実験をするのに1番よく知っている新世界を1枚だけ購入しました。でも、3,500円ほどしますので何枚も買えないです。これからが問題です。この近くで買えないと通販に頼らざるを得ませんから。

 さて、SCD-XA333ESは今はやりの5.1CH出力がメインとなっており、私が使いたい2CH(いわゆるステレオ録音)は付け足しみたいなものです。1番高いSCD-1はなぜか2CH出力しかありません。やはり、私のように昔の使い方をする人間には高いものを買えと言うことでしょうか?

ソニーのSCD−XA333ES SACDデッキです。

 視聴結果ですが、普通のCD録音を聴いて、SACD録音を聴くと明らかにダイナミックレンジも広く、すぐに違いがわかりました。SACDを聴くと、CDはもの足らない感じになります。これから、SACDを集めることになりそうです。ただし、SACDはまだまだジャンルが狭く、当分はクラッシック中心にならざる得ないと思っていますが、中島みゆきとか井上陽水などのアルバムが出てくるのが楽しみです。

【参考】(SACD添付資料から引用)

・SuperAudioCDについて

  SuperAudioCDはソニーとフィリップスがCDで培ったノウハウと最先端の技術を結集して共同開発した新世代のオーディオディスクです。音楽の感動を余すところなく伝えるために、録音周波数帯域を100kHzまでも拡張し、ダイナミックレンジも120dB(可聴帯域内
)以上と大幅に拡げました。これは信号の記録再生変換行程が非常にシンプルなDSD(Direct Stream Digital)と呼ばれる新しい記録方式を開発・採用することで達成しました。

・DSD(DirectStreamDigital)について
 DSDはアナログ音楽信号をデジタルシグマ変調器で高速1ビントのデジタル信号に変換し直接記録する方式です。従来のCDなどに用いられているPCM方式に比べ64倍もの細かさで信号の波をパルスの疎密波として記録し、再生時も複雑な波形再構築の作業がなくシンプルで自然な音楽信号が再現できます。このアナログ信号に近いデジタル記録方式が音楽の空気感までも伝えることができる秘密なのです。

SuperAudioCDマルチチャンネル(サラウンド)について
 SuperAudioCDマルチチャンネルは、マルチチャンネルに対応したスーパーオーディオCDプレーヤーと複数のチャンネル出力を持つパワーアンプ、複数のスピーカーシステムという構成で再生を行います。
 このスピーカーの配置は、前方3チャンネル、後方2チャンネルの5チャンネルを基本としています。残る1チャンネルはLFE(低音域専用チャンネル)として用意されています。LFEスピーカーは、音の定位に関しては無指向である低音域を受け持つため、その配置についてはとくに規定はされていません。部屋の条件に合わせて自由に設置することが可能です。

【独り言・・私の雑学です】  

その1 CDの普及からSACDの時代へ


 レコードからCDに変わってきて15年近くなるのではないでしょうか。
 CDは直径12cmというコンパクトながら、LPレコード(38cm)両面分の音楽を録音できることから急速に発達し、いつの間にか、レコードというものが殆ど消えてしまった時期がありました。最近は一部の使用用途に復活してきたようですが、これは音楽を聴くためにではなく、遊び道具として出ているように思います。非常にシビアな録音されたレコードを強制的に逆回転させるなど、私から見れば邪道としか思えません。(年寄りの独り言です。気にしないで下さい。)
  CDは650MB〜800MB(特殊なもので800MBのものもありますが、この辺のパソコンショップでは売っていないと思います。)と容量が決まっているため、普通の人が聴くのに差し支えのないことが出来る上限と考えられる20KHzでカットしたPCM(Pulse Code Modulation)録音により、1枚のCDへの収録曲数を稼いでいます。
 また、パソコンとの相性が非常によいということが猛烈に普及した原因かもしれません。
 
 従って、オーディオ通の中にはCDはレコード盤の代わりにはならないとCDを使わず、今でもレコードしか使用しない方も多数見えるようです。
 私もそれに近く、車で聴く程度であれば気になりませんが、レコード盤の代わりには、と思っていました?
 でも、SACDであれば満足できるのかなと思うようになりつつあります。近いうちにレコードと比べてみようと思っています。


その2 音(音楽)とα波について

 
少し前のテレビ番組で、CDとレコードとで人間の脳に変化があるかという実験を見たことがあります。
 同じ音楽をCDを聴いたときとレコードを聴いたときとで、どのような変化があるかというものです。
 結果としては、レコードの方がα波が多く出て、リラックスできると言うことでした。その要因としては、先ほども書いたように高音域の再生に原因があるとのことです。すなわち、CDは20KHzでそれ以上の音はカットするなどの加工をしてPCMというデジタル録音しているのに対し、レコードは特にそのような高度の技術は使っておらず、基本的にはマイクで集音した音ををレコードにそのまま録音するというアナログ録音との違いにあるようです。
 人間の耳は、音として聞こえない音域でもちゃんと聞こえているようです。
 その結果、α波が多く出てくるようです。人間てすばらしいですね!!

参考です?
 脳 波
 (雑誌から引用)
 脳波とは、その時の精神の状態(焦りや緊張や安静)を表し、それを数値として表したものです。通常の生活ではα波とβ波が混在しています。
 人間が目を閉じ安静にしリラックスしているときや、一つのことに集中しているときに大きくなるのがα波です。
逆にβ波は脳が活動をしているときに大きくなります。
 ちなみに他の脳波として、θ(シータ)波は睡眠時に大きくなり、γ波(ガンマ)は深睡眠時に大きくなります。つまり、α波が出ているからリラックスしているのではなく、リラックスしているからこそα波が出ているのです。
 心の状態を平静にすることにより、α波が発生し、副交感神経が優位な状態になっていることを表すわけです。自分の心の状態がα波という形で脳波に現れているのです。

と、言うことらしいです。まちがっていたら、ごめんなさい。 教えて下さい。


最近のオーディについては、”オーディオと私 Ver.2” をご覧下さい。 
 
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