パソコン ベンチマークテスト
Pentium VS Athlon   どちらがコスト・パフォーマンスに優れているか?

 雑誌などによると、AthlonはPenitumより早いと言われていますが、自分の目で確認したいと、私が今まで使用してきたCPUの比較テストを掲載しました。PentiumとAthlon、導入の参考にしてください。 
 私個人的にはPentium系を好んで使用していますが、息子がAthlon好きなため、比較テストが出来るようになりました。
 Athlonは昔のSlotA時代の800MHzしか使ったことがないため、本当かどうか実感できませんでしたが、Athlon XP2000+マシンを製作したのを機会に、ベンチマークテストが行えるようになりました。

 テストには、もっとも基本的な性能が計測できる”HDBENCHVer3.30”を使用しています。このベンチマークソフトは、ずいぶん前から公開されており、私のようなシロウトでもわかりやすいソフトです。
 また、実際に負荷をかけて計測するために、”スーパーπ”でも計測しました。これは、東京大学の金田教授がコンピュータの演算速度を比較できやすいように公開されているソフトで、いわゆる円周率(π)を一定の桁数計算することに要する時間を計測するプログラムです。
 パソコンの性能を計測するソフトは、いろいろ出ていますが、テストに時間がかかること、結果の分析が私では難しいこと、私の目的がCPUの性能比較であることから、この2種類のソフトでテストしました。
 パソコン購入の際の参考にして頂ければ幸いです。



2008.03.01 PentiumⅣ3.0GHz(HT)プロセッサのテスト結果を追加!!
2003.11.29 PentiumM1.6GHzを追加
2003.12.末 Athlon XP 2800+を購入
2004.02 Athlon XP 2800+を3000+にオーバークロック
2004.12.末 PentiumⅣ 2.53GHzを2.78GHzにオーバークロック
2008.03.01 PentiumⅣ2.53GHzを乗せていたASUS P4V800-XにYahooオークションで購入したPentiumⅣ3.0GHz(ハイパースレッド対応)を載せ替えました。全く支障なくすんなり稼働し、おもしろくない?
  ベンチマークテスト結果

テスト結果一覧

CPU HDBENCH スーパーπ
整数演算 浮動小数点演算 104万桁 419万桁 838万桁
PentiumⅢ
800EBMHz
36,055 35,915 02分50秒 14分20秒 31分15秒
PentiumⅣ
1.5GHz
38,291 62,155 01分48秒 08分36秒 18分38秒
PentiumⅣ
2.53GHz
59,096 99,300 01分05秒 05分33秒 12分18秒
PentiumⅣ
2.78GHz
63,021 105,839 01分05秒 05分24秒 11分58秒
PentiumⅣ
3.0GHz(HT)
151,145 172,907   53秒 04分26秒 10分01秒
⑤` Pentium
i7 920
781,004 804,020 14秒 1分12秒 2分41秒
SONY VAIO PCG-Z1V/P 72,546 72,915 01分10秒 05分53秒 13分00秒
Athlon
800MHz
32,077 38,766 03分43秒 22分02秒 50分41秒
Athlon xp
2000+
71,113 86,484 01分13秒 05分58秒 13分10秒
Athlon xp
2800+
88,602 107,860 01分19秒 06分06秒 14分01秒
Athlon xp
3000+
93,535 113,473    59秒 04分48秒 11分01秒
Celeron
1.2GHz
55,813 55,032 02分25秒 12分29秒 27分39秒

 テストしたパソコンの概要
①PentiumⅢ 800MHz : マザーボード AOpen AX-34 PRO、メモリー 512MB
②PentiumⅣ 1.5GHz : マザーボード ASUS P4T-E、メモリー RIMM 512MB
③PentiumⅣ 2.53GHz : マザーボード ECS P4VXAD+、メモリーDDR SDRAM PC2800 768MB
④PentiumⅣ 2.78GHz : マザーボード ASUS P4V800-X、メモリーDDR SDRAM PC3200 1GB
EPentiumⅣ 3.0GHz : マザーボード ASUS P4V800-X、メモリーDDR SDRAM PC3200 1GB
    Pentium i7 920(2.67GHz):マザーボードGIGABYTE EX58-UD4、メモリー8GB
⑥SONY VAIO PCG-Z1V/P (PentiumM 1.6GHz、メモリー521MB)
⑦Athlon 800MHz : マザーボード EPOX EP-7KXA、メモリー 256MB
⑧AthlonXP 2000+ : マザーボード AOpen AK77-333、メモリー PC2800 RDRAM 512MB
⑨AthlonXP 2800+ : マザーボード GIGABYTE GA-7VAXP、メモリー PC2800 RDRAM 512MB
⑩AthlonXP 3000+ :2800+をオーバークロック(166MHz→175MHz)により3000+ 他は⑦と同じ
⑪Celeron 1.2GHz: マザーボード AOpen AX34ProⅡ(Cuppermine→Tualatin下駄使用)、メモリー 512MB
テスト結果と評価
 
AMDは、最近、AthlonXP○○○○+とネーミングしています。実際のクロック周波数はAthlonXP2000+の場合、133MHz×12.5倍=1,662MHzですが、AMDは実クロックよりも性能がPentiumよりすぐれているとして、このような表現に変えたのです。
 私が最近までメインに使用していたPentiumⅣ1.5GHz(クロックを若干上げてあるため、実際は1,620MHzで動作している。)と比べると、クロックは殆ど変わりませんがテスト結果は明らかな差がありました。
 Athlonは発熱量が大きいという難点がありますが、それを割り引いてもコストパフォーマンスは非常に高いと思います。AMDがあえて○○○○+と表現している自信が納得できました。SlotAの時代とずいぶん変わったものです。

さらに、最近、製作したPentiumⅣ2.53GHzマシンの計測結果は、AthlonXP2000+と比べ、目に見える違いはないように思います。スーパーπの838万桁で52秒の差(これは非常に大きな差ではありますが、インターネットや一般的に使用する表計算程度では時間の差の実感は出ないと思います。)がありますが、CPUの価格差
          PentiumⅣ2.53GHz : AthlonXP2000+ ≒ 2.5 : 1 (2003年3月中旬現在)
を考えると普通の使用状況ではAthlonXP2000+の方が明らかにコストパフォーマンスは高いと言うことがわかりました。

 昨年、Athlon XP 2800+を3000+にオーバークロックしましたが、2005年1月現在、2800+は15,000円程度、3000+が20,000円程度で販売されています。ベンチマークテスト結果を見ていただければわかるとおり、コストを考えれば、2800+を購入するのがもっともコストパフォーマンスに優れているのではないかと思います。

 
2008/03/01 さすがに、時代遅れになったsoket478のPentiumⅣですが、3.0GHzのHTとなると非常に早いことが確認できました。
     最新CPUは想像がつきません。早く作りたい
!!


      
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