昔から、AthlonはPentiumに比べ、発熱量が多い言われています。 以前から使用しているAthlon800MHz(Slot A)も発熱量は相当なもので、冬は暖房器具になりそうでした。 今回、AthlonXP 2000+でパソコンを作ったのですが、使用しているケースには吸気用のファンがなく、排気のみ(CPUのそばと、一番下のPCIボードのところにシロッコファンを設置)で冷やしていたのですが、ケース背面からは相当の温風が出てきます。(これから寒くなると暖房器具の代わりになりますが^O^?) そこで、思い切って、余っている9cmファンの活用をと思い、ケースの側面(CPUの近く)に穴をあけて吸気ファンを付けることにしました。
昔、ラジオを作ったりしていた私は、アルミ板に真空管の穴をあけるなどの工作をしていましたので、その応用が利きます。(いわゆる、昔取った杵柄でしょうか?)薄い鉄板ですが以外に硬く、昔使用した工具が役に立ちました。
まず、位置決めをしてからドリル(昔は手動でしたが、現在は電気ドリル)で必要なところに穴をあけ、リーマ(*1)、シャーシーパンチ(*2)で、くり抜き、ディスクグラインダで切断、研磨してファンの取り付け穴をあけました。
仕上がりは、あまりきれいなものではありませんが、ほこり取りのフィルターを付けることで、見栄えはなかなかのものです。
さて、吸気ファンの取り付け効果ですが、取り付け前のデータを取っていないため正確なことは言えませんが、ファンを取り付けてスーパーπ 204万桁を計算させたところ、所要時間は2分45秒、スタート時40℃であったCPU温度が、計算終了時49℃でした。通常、数分間CPUに110%負荷をかけることは、あまり無いと思いますので、通常使用時は50℃程度で収まるものと考えています。また、背面ファンからは若干暖かい程度の排気しかありませんでした。 常識に考えても、吸気するところが無いというのは異常です。これで正常になったと思います。
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