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三日(尾道→広島)
千光寺公園の中を下り始めたところで雨が降り出す。千光寺に着いたところで本降りになって来た。ちょうど居合わせた寺の人が千光寺と尾道の風水について荒俣宏ばりに色々と蘊蓄を披露してくれた。しばらく雨宿りしていたが,すぐにはやみそうもないので,少し小降りになってきたところで,再び下り始めた。今では山手の家に住んでいた金持ちが引っ越してしまって空き家が多い。途中でまた大降りになってきて,傘はさしていたが,びしょぬれになりながら駅前のアーケードまで辿り着いた。散策も出来ないので,すぐに汽車に乗って広島まで行く事にする。山陽線のどんこうに乗るのは,二人とも初体験。途中から晴れてきたので,そのまま宮島口まで乗って,宮島に行く事にした。台風で壊れて,社殿は修理中で入れないとの事だが,連休でも有り,人出は多かった。宮島口に着く頃には,すっかり天気は回復し,濡れた衣服もほぼ乾いた。外国人の観光客が目立つ。紅葉には,いささか早い。 |
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宮島口から広電で,紙屋町まで行き,そこからリーガロイヤルホテル広島へ向かった。アメニティも良く,良いホテルとは思ったが,残念ながら,期待していたプールは別料金で,結構高いので諦めた。残念。外国のホテルでは宿泊客は無料なのがほとんどなのに。エレベータの中でそのプールのある階で広島県知事が乗ってきた。乗り合わせたホテルの従業員の話では,休日でプライベートに来ていたのだそうだ。会員なのか?それとも。
まだ,早い時間だったので,平和記念公園と広島城に歩いて行ってきた。ホテルの位置は,丁度その両者の中間地点にある。平和記念資料館の展示は以前とはだいぶ雰囲気が変わっていた。原爆使用の責任を問う記載は減っており,悲惨さの展示の度合いも,昔に比べると少なくなっているようだ。極めて日本的とは言いながら,水に流してしまって良いのか?戦後60年を経過し,どのように語り伝えていくのか,考えさせられた。
残念ながら時間が遅かったので広島城の天守閣には入れなかった。台風の爪痕か,公園の折れた木の片付けがまだ終わっていなかった。
夕食は町に出て,広島のお好み焼きなるものを食べる。東京のものとは,ましてや「もんじゃ」とはだいぶ違っている。珍しく,またうまかった。 |
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四日(帰京)
ホテル隣のそごうの一階にあるカフェで朝食をとる。昨日,平和記念館とか行っていたので,ゆっくりと過ごし,2階のバスターミナルから空港へ向かう。確かに広島の旅には,このホテルは非常に良い位置に建っている。天候も良く,スムーズに帰宅することが出来た。 |
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