マイ オリジナルGLORIA

 Y34型グロリアは、リアのデザインは気に入っていましたが、フロントは私からみると非常にかっこ悪く見え、購入する気は全くなかったのですが、ほかによい車もないため、やむなく購入した経緯があります。 そのため、購入時に幅広タイヤを履かせることで、我慢していましたが、もう少し何とかならないか、少しでもスポーティーさを出せないかと改良を行いました。
 自動車の価格はどんどん値上がりしており、グロリアも前のY31型の時は上のグレードが買えた価格では最低のグレードしか手に入りません。
 従って、予算が十分確保できない私には当然一番下のグレードになってしまいました。ただ、この車はグレードが低くてもカーナビゲーション、TV、ハンズフリー電話機能など必要な装備はすべてついており、装備は満足しています。その分、ホイールは鉄製で、アルミホイールはオプションとなっています。これは、純正アルミでは気に入らない私にとってはありがたいことです。そのオプション代で、18インチのローブロータイヤを購入することができた訳ですから。

 
フロントグリルの改造については、新たなページを追加しました。興味のある方はこちらをご覧下さい。

1.購入時のY34型グロリア      

 納車時にアルミホイールとタイヤの交換、すべてのエンブレムをはずしてもらい、ちょっと見た目にはグロリアとはわからなくなってしまいました。
 また、フロントグリルに付いている大きな”NISSAN”のマークは品がないので、Y31型グロリアに付いていたグロリアのマークに交換して一目でグロリアとわかるようにしました。

Y34グロリア アルミホイールが気に入っています。 納車前に、はずせるエンブレムを取ってしまいました。ディーラーもびっくりでした。
ホイルとタイヤを交換
ホイル:Work RYVER 18in F8.5JJ R9JJ
タイヤ:フロント235−40、リア265−35


 リアのエンブレムをすべてはずした。
車に興味のない人にはメーカーもわからない。
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 2.ダウンサスペンションに交換

次は、購入時から気になっていた最低地上高を下げ、車全体のバランスをととのえることです。
 購入時に、オプション設定で通常より20〜30mm車高を下げるサスペンションキットがあり、せっかく幅広タイヤを履かすのにノーマルでは車高が高すぎると思っていたのですが、20万円もするため、とても手が出ませんでした。
 しかし、息子がS-MXにダウンサスペンションを組み込んだことから、購入時から気になっていた思いに火がついた次第です。S-MXは約50mm程度下げると見た目もよく、それほど乗り心地も悪くなりませんが、グロリアの場合、50mmも下げるとタイヤハウスの中にタイヤが入り込み、超若者のような地面を這っているような車になってしまいます。とてもそこまではできませんので、20〜30mm下げることにしました。車高を下げるといっても一番お金のかからないノーマルより少し短いサスペンションに交換するだけです。本当はショックアブソーバーも交換するとよいと思いますが、そこまで手が出ないのでサスのみの交換です。

ノーマル(サスの交換前)
フロントフェンダーとタイヤの隙間
リアフェンダとタイヤの隙間

ダウンサス組み込み後
フロントフェンダーとタイヤの隙間
  約30mm下がった。
リアフェンダとタイヤの隙間
リヤは25mm下がっている。

 サスペンションの交換前後を比較すると、もともと背高のっぽのように見えていたのが、30mm程度車高が下がっただけで、ずいぶん安定感が増しました。乗り心地はというと、当然車高を下げたので若干のごつごつ感はありますが、購入当初からローブローの幅広タイヤに変えてあったのでノーマルの状態はわかりませんが、サスペンションを交換したことによる影響はほとんど感じられません。
 車全体の見た目のバランスがよくなりましたので、納得しました。
 次はショックがへたった時に車高調を組み込もうと思っています。


 3.グロリアのドレスアップ最終章

私のグロリアの改良は、これで終了です。後はエアロパーツの装着がありますが、それはあまり好きではないので付けません。
 世界に一台しかないグロリアが完成したと思っています。私のような年齢でグロリアのような車(おじさん車)をこのようにして乗っている人はいないと思いますから。 自己満足したい単なる物好きですね。

 ところで、日産自動車はサニーという名車の名前をなくしたと思ったら、次はセドリック、グロリアの名前もなくしてしまいました。どういう考えでなくしたのか理解できません。サニーは私が高校生の時に車名を一般募集して応募の中から”太陽のような”イメージから付けられた「サニー」に決定したと記憶しています。
 以来、私も2台サニーに乗りましたが、カローラのように80点主義の車ではなく、個性の強いよい車だったと思っています。40年近く続いたサニーをなくす理由はどこにあるのでしょうか?

 セドリック、グロリアはもっと歴史がある車です。セドリックといえば日産、グロリアといえば知っている人は知っているプリンスのフラッグシップカーです。その由緒ある名前をなぜ捨てる必要があったのか日産自動車は説明していません。確かにクラウンのようには売れていませんので、日産にとってはこだわる必要がなかったのかもしれませんが、私にとっては寂しい限りです。
 結果的に私のY34型グロリアが最終になってしまいました。いろいろ改良して完成した私の”
マイ・オリジナル・グロリア”は動かなくなるまで大事に乗ってやろうと思うようになっています。
        
完成したマイグロリア  見た目にはおとなしく仕上がった。年相応?
  
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 4.グロリアのオーディオ改造  

そのー1 ツイーターの増設
このグロリアはフロントスピーカーを市販のものに交換して、この程度だろうと自己満足していたのですが、サブウーハー、ツイータを増設したS−MXと聞き比べると確かに、高域、低域とも不足していることがわかりました。
 グロリアのグレードの高い車種にはホログラフィックサウンドシステムという7個のスピーカー(前後のドアに4個のスピーカー、左右のAピラーにツイーター、リヤシートの奥にサブウーハーの計7個)のオーディオシステムを搭載していますが、お金のない私のグロリアは一番グレードが低いため、ドアに4個のスピーカーが付いているのみです。そこで、グロリアにもツイーターとサブウーハーを追加することにしました。
 ニッサンのサービスに行って作業マニュアルを見せてもらうと、Aピラー内にツイーターの取り付けコネクターが、また、トランクルームの内張の中にはサブウーハーの接続コネクターが出ていることがわかりました。ただ、生きているかはわかりません。
 テストしてみる価値はあると思い、まず、ツイーターの増設をすることにしました。見栄えを考えると純正のツイーターとツイーター取り付け穴の開いたAピラーを購入するのがいいのですが、Aピラー1個が1万円位します。また、純正のスピーカーはいかにも安物? そこで、格好よりも性能を重視することにして、Aピラーに穴を開けてADDZESTのSRH290(スピーカーの向きが調整でき、クロスオーバー周波数が5kHzと高く3ポジションアッテネータが付いていて、その割に価格が安い。)をつけてみました。既設のコネクターにつなぐとちゃんと音が出ます。また、音質はと言うと中々のものです。耳に近い位置にツイーターが付いたことから、今まで殆ど聞こえなかった高域がきれいに聞こえるようになりました。成功です。

 
   

   
左右のAピラーに付けたADDZEST SRH290ツイーター。
取り付け角度に苦労しました。メッキが安っぽいと思いますが。

そのー2 サブウーハーの増設
 次は、サブウーハーの取り付けです。
 トランクルームの内張をはずし、純正コネクターに電源、コントロール信号などが来ているかテスターで測定してみるとこれもOKです。
ただ、オーディオ信号が来ているかは不明でしたが、ツイーターのことから判断すると大丈夫だろうと安易に判断し、サブウーハーを購入することにしました。
 純正のサブウーハーはリアトレイに取り付けるようになっているのですが、これも純正では面白くない。
 カーショップで探したところ、KENWOODのKSC−SW910という価格の割に口径の大きいスピーカーが付いていること、本体が大きくボックス容量が比較的大きいことから場所はとるが低域は出やすいだろうと判断し、トランクに転がしておけばじゃまにはならないだろうと購入に踏み切りました。
 段取りはできましたので、さっそく結線をして鳴らしてみると結構重低音が出ます。これならOKとトランクをしめて運転席に座ってみると、まったく低音が聞こえない? おかしい。 トランク内では十分な音が出ているのに。リアシートをはずしてみるとシートとトランクルームの間は頑丈な鉄板で完全に仕切られていました。よくよく考えてみると、この車は室内を静かにするために防音構造がしっかりしているのです。高級車?アイデアは良かったが、結果は失敗!! どうしたものか? 室内にウーハーを持ってくる方法はないか?
 いろいろ考えましたが、KSC-SW910を室内に置けば簡単なことですが、じゃまになるだけです。思案したあげく、リアシートの埋め込み式アームレストの収納部のサイズを測ってみると、S-MXに取り付けたKENWOODのKFC―WX1がぴったり収まることが判明しました。実際に入れてみると隙間なく、無理なく入ります。 これしかない!!

            
KENWOOD KSC-WX1 アームレスト収納部に収まったKSC-WX1
 リアアームレスト収納部に収まったKENWOOD KFC―WX1はスピーカーの口径が小さく、ボデーもコンパクトなだけに低域は今一歩で決して満足ではありませんが、無いよりは全体的にバランスが取れた音になったと思っています。まあ、こんなものでしょう。
 また、グロリア用にと購入したKENWOODのKSC−SW910をS−MXで鳴らしてみるとびっくりするくらい濁りのないすっきりした重低音で車自体が振動するような感じになりました。息子はこちらのほうがよいと入れ替えに大賛成です。ただ、荷物を載せるときは大いに邪魔になりそうですが。


そのー3 サブウーハーの交換
 サブウーハーの効果が今一気に入らないと思っていながら、Yahooオークションを見ているとSonyの”
XS−AW5X”というサブウーハーを見つけました。
 早速購入。(購入に際して、アクシデントがありましたが、これに関してはまたの機会に。)
 このサブウーハーは20cmのスピーカーを使用しているので、当然、効果はあるはずという先入観で購入しました。
 サイズもちょうど良くリアシートのアームレストにちょうど収まりました。

            
      
グロリアのりやシートに収まったソニーのサブウーハー
SONY XS-AW5X グロリアのリアシートに収まった
Sony XS-AW5Xサブウーハー

格好はなかなか迫力あると思うのですが?)

さて、ウーハーの威力は?
期待したほどではなかったです。
残 念!!
 各メーカーは、このようなコンパクトなサイズで、30Hzくらいから再生できるようにいろいろ工夫されていますが、物理的に考えても無理があるのは当然ですので、ある程度割り切らないと無理だということが良くわかりました。 その気になれば、純正サブウーハーのようにリヤトレイに大型ウーハーを取り付ければ良いのですが、今後の課題にします。
 ただ、グロリアのオーディオ機器は一般規格となっているDINに準拠していないため、各メーカーから販売されている最新型のオーディオ機器を設置できないのは残念です。
 まあ、このような車に乗る人は標準状態で使用されるという前提で作られていると思います。
 この車を購入した私が間違っているのでしょう。


その4 グロリア オーディオ改造最終章 (またまたウーハーの交換)
 SONY XS−AW5Xは、コンパクトサブウーハーとしてはそれなりの効果がありましたが、やはり、どこか無理をしているようで満足はできませんでした。やはり、リヤトレイにトランクルームから普通のウーハーを取り付けるのがもっとも効果的だと思い思案していましたが、ある日、Yahooオークションを見ていたら、Sony XM-2165GTXというMax330w×2、BTL接続でピークパワーが1000Wというとてつもなく大パワーの2チャンネルアンプが新品で格安の価格で販売されていました。迷わず飛びつき、落札、購入してしまいました。 
BTL接続でピークパワー出力1,000WというSONYのXM−2165GTXビッグパワーアンプ    

SONY XM-2165GTX 
主な仕様:
●アンプ定格出力:165W×2/400W×1 
●ローパスフィルター:50Hz〜300Hz/-12dB/oct
●ローブースト(40Hz/0〜+10dB)
●入力感度:0.3〜6V
●周波数特性:5Hz〜50kHz
●SN比:100dB
■消費電流:42A(定格出力時)
■外形寸法:幅約387×高さ約55×奥行き約260mm
■質量:約4.0kg

 次に、ウーハーですが、トランクルームのリアトレイの下には、燃料タンクがあり、余りゆとりがありません。
また、車の中の工作をするには リヤシートをはずし、内装材をすべてはがす必要があります。この作業も以前の車と違い、ほとんどの内装材がプラスチック製のピンで留めてあるだけですので、慣れれば簡単なものです。初めての場合は、ピンを折ってしまうこともありますので、慎重に注意して行うことを薦めます。
 さて、20cmウーハーであれば純正用の取り付け穴がそのまま使用できますが、25cmを付けようとすると自由度がなく、自動的に場所が決まってしまいました。それでも、リアトレイパネルにはいくつもの凹凸があり、かなり無理をしてドリルで取付穴を開けて取り付けました。

             
狭いところでの作業は大変です。ドリルもまともに使えなく無理な姿勢での作業。筋肉痛になりました。

   
室内から見た状況。人によってはこのまま見えるようにしておく?
リアトレイに収まったウーハー
燃料タンクとの隙間が2cm位しかない。
リアトレイの上部から
 とりあえず、設置完了。
 アンプとウーハー、電源(始めはヒューズボックスからとっていましたが、電源の安定性、容量を考え、バッテリーから直接供給に切り替えました。)などの配線をして、エンジンをかけて鳴らしてみると、”ギャー”と言うびっくりする音がした途端、アンプの電源ランプが消えてしまいました。そう、ヒューズが飛んでしまったのです。私の仕事では配線の間違いは絶対無いはずですが? なぜでしょう。原因は不明です。気を取り直して、ヒューズを交換。再度、電源ON、するとKENWOOD KFC―WX1やSONY XS-AW5Xなどのコンパクトサブウーハーとはまったく比較できない車を揺さぶるほどの重低音が出ました。成功です。
 動作確認ができたので次にリヤトレイカバーのスピーカー部分をくりぬき、以前使用していた空気清浄機の上蓋をリヤトレイパネルに取付、いかにも空気清浄機が付いているように見せかけて目立たなくしました。(人によっては見せることを楽しむ方も見えますが。)


前の車につけてあった空気清浄機のカバーを流用。見た目にはウーハーが付いているとはわからない。
トランクルームの奥に取り付けたアンプ
なかなか迫力があります。 
満足!!
リアトレイを見てもウーハーが付けてあるとはわからない。
我ながら、うまくできました
^O^

 すべての作業が完了し、アンプのカットオフ周波数や入力レベルなどのレベル調整を行います。
 私の場合、できるだけ自然な音を好んでいますので、あまり低域を強調したくないのですが、車と言う騒音の部屋では少し低域のレベルは高めにしたほうが良いようです。
さあ、完成!!
これでグロリアのオーディオ改造は終了しました。
 これで、グロリアのオーディオ改造は完了しました。
 しかし、ここまで来るためにサブウーハーは4コも購入したわけですが、余ってきた
KENWOOD KFC―WX1はというと、いつの間にか我が家の車となったニッサン パルサーに付けました。この車には純正のカーステレオにフロントドアに2個のスピーカーしか付いていませんでしたが、余っていたスピーカーをリヤトレイに付けて4スピーカーにして、カーゴルームの奥にこのサブウーハーを追加しました。それなりに効果を発揮しています。それでもSONY XS−AW5Xが余ってしまい、無駄になってしまいました。
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 カーオーディオ考
 
本来、オーディオは静かな部屋でじっくり聴くものであり、自動車のように騒音の真っ只中で音楽を聴くということは、邪道だと思いますが、運転しながら音楽を楽しむのは快適なものです。
 今まで乗ってきた車にもオーディオ用スピーカーを付けたりして、楽しんでいましたので、今回の一連のオーディオ機器の交換作業は楽しめました。
 ただ、あまりのめりこむと大変な出費になります。今回もほどほどにしないとと思っていましたが私にとっては多大な無駄な出費に後悔しています。
 
最近、発売されている車にはスピーカーを14個もつけたオーディオシステムが搭載されているのを見ますが、この演奏者のピアノ、バイオリンの音が云々と思いながら運転はできません。何のためにこのような高価なオーディオシステムを採用するのか私にはメーカーの意図がわかりません。もし、お分かりの方が見えたらお教えください。
 
 
今後も、いろいろお金をかけない?バージョンアップを図って行きたいと思っています。
 2011年3月、グロリアをグロリアに変えました!! ごらんあれ 

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