1.家庭菜園の始まり

 私が65歳でサラリーマン生活にピリオドを打った頃、以前から近くにある姉の畑が一部しか使用させておらず草畑になっていた。同じ頃、中学校の同級生の友人も退職して、両親が高齢になったために農業はやめていた大きな畑で大規模家庭菜園を始めていた。
 働いている時は職種も違い会うことはほとんどなく、年賀状のやり取りもしていなかったが、会えば毎日会ったいるような気の合う友人だ。 退職して久しぶりの会った時に姉の畑を見てこのままでは勿体ないと耕運機を持って来て耕してくれると言われて、草を刈り石灰などを入れて耕運機で耕してもらって15坪程の畑地ができた。これが私の家庭菜園の始まりだ。私は作物を作ることは全く興味はなかったのだが、友人にそこまでされるとやらざるを得なくなった。

・約8年前に整地して畑らしくなった(約15坪)。マウスを画像の上に持ってくると5月中旬の様子に変わります。
玉ねぎ、ジャガイモ、大根などの収穫前なので雑然としています。


・私は有機肥料、牛糞たい肥などは使うが消毒はしないし殺虫剤なども使わずに害虫がついたらあきらめるというやり方で栽培している。別に有機農法にこだわっているのではなく、単にめんどくさいだけのことである。 
 玉ねぎ1つ作るのも難しい。初めて玉ねぎの苗を100本植えた年は、苗がどんどん枯れていき収穫できたのは20個ほどだった。
 2023年は大きく形の良い玉ねぎが90個ほど取れた。過去最高の出来だが、なぜこんなにできたのか原因は不明だ。来年もできる保証はない。

 洗濯竿に吊るした玉ねぎ(2023年5月中旬収穫)
 


2. 管理機(小型耕運機)をゲット

 毎年、筍を取らしてもらう友人と会った時に私が家庭菜園をしていると言ったところ、数回しか使っていないけれど動かない小型耕運機が あるので修理する気があればくれると言われ、それではと同級生の友人の軽トラで取りに行った。
 持って帰ってきて試しにガソリンを入れてみようかと少し入れてスターターを回したら、何と一発でエンジン始動。トラックから降ろして 畑で動かしてみると全く正常に動いた。何とラッキーなことだ。
 この管理機が手に入ったことで肥料を入れたり畝を作ったりとクワやスコップの数百倍作業が楽になり柔らかい良い土ができるようになった。 一度使ったらとても手作業はバカらしくてできない。本当に友人に感謝!
 今はこれがなければ畑はする気がないと思うようになった。

3. 畑が増えた

  以前から私の家の南隣の土地が売りに出ていたが、5年ほど前に諸事情があり日照権を確保する多目的で私の手に入った。
  特に利用する予定は全くないのだが、古い家が建っているので物置として利用している。その1部に3坪ほどの空き地があり草畑と化して  いた。
  そこで、このまま放置しているのもいかがかなと思い、奮起一転して草を刈り、たくさんの瓦のかけらや小石を拾って耕運機で何度も槌  を起こして何とか作物が出来そうな畑にした。
  この粘土質の畑でキュウリ、ナス、ピーマン、オクラ、トマトなどを栽培して、それなりに収穫できるようになってきた。

・開拓した坪畑(約3坪)3m程の畝が4畝。家内が花壇がほしいというので奥に0.5坪ほどブロックで囲って花壇にした。

4. またまた、畑が増えた

  2年ほど前に姉の家の奥にある土地を買ったとのこと。公道に面していなくて家を建てられない袋小路の土地で姉の家の土地と地続きなので 買ったようだ。
  この土地で以前の持ち主が少し作物を作っていたが荒れ地であった。
  この土地も放置しておくと草畑になってしまうので、50坪ほどの土地だが近所に邪魔になるところと中心に約30坪弱を畑にしてみようと半年かかりでがれき、小石、邪魔な木な どを拾って管理機で土起こしをしながらなんとか畝を作れるようになった。拾い集めたがれきなどは土嚢袋20個ほどになり埋め立てごみの収集日に少しづつ出して処分した。
 ただ土地が低く土が少なかったが、友人の畑のところに家を建てるということで畑の土が大量に出てきた。そこでその土をこれまた土嚢袋に詰めて運んできた。述べ、00袋位の土を持ってきた。見た目には増えた感じがしない。が、増えたことは間違いない。
 それから牛糞たい肥、石灰などを入れてベースの土造りに管理機が活躍した。とても人力ではできないことだ。
 畑として使えるようになったと思って、昨年、トウモロコシ、里芋、サツマイモ、スイカ、カボチャを植えてみた。
槌が固くサツマイモは無理かなと思っていたが、収穫したところまずまずの出来で槌を柔らかくして植えれば使えそうなことが分かった。
 今年もいろいろな作物を植えて土の改良をしていこう。

2022年から土地の半分強を畑に開拓して試験栽培




5. 第3農園に作業小屋を設置

 第3農園で使用する鍬、鋤などの置き場がなかったが、組み立て式物置が1個余ってきたので第3農園の隅に置いた。
 しかし、鍬などは使った後どうしても土がつくので物置の中に入れるのは嫌だったので、横に単管パイプとポリカ波板で小屋を作った。
 簡単なものだが、結構高いものについたが、これで少々の雨が降っても安心だ。

出来上がった物置とパイプ小屋
  ポリカ波板屋根の端が家のフェンスに当たるくらいのところになってしまったので、雨受けトユを付けないとフェンス内に入ってしまうために雨受けは必要だ。そこで、波板に手などが当たらないように塩ビの雨トユの一部をカットして波板に挟んだ雨受けを作った。大雨が降れば入ってしまうが普通の雨なら大丈夫だろうと思っている。
       


昨年末にたい肥などを入れて耕した。ぼつぼつ草が生えてきた。(2024年3月撮影)
 

 この畑にはスイカ、メロン、サツマイモなどツルが伸びて場所を取る作物を植えることにしている。




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